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台湾南投県の[渓頭(シートー)]という広大な森林公園
優しい人に出会って
初めての公園を楽しく散策できた話
一昨年の夏、台湾特産の竹の子[緑竹]の美味しい時期に、その名も竹山という所に旅をしました。
温泉で知り合った方の妹さんがこの近くで民宿をしており、土地の料理がとても美味しいと、すでにその民宿に泊まった経験のある別な友人のお勧めから始まったことでした。
台湾の西側の台中市の手前の南投県鹿谷郷という所で、宜蘭からは車で高速道路を使って4時間くらいで行くことができます。
さすが[竹山]という地名だけあって、道路脇や宿の前にも美しい竹林が広がります。
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レストランを併設していて、ここの料理がとても美味しいと友人のお勧め。
着いた日は、ゆっくりと料理を堪能。
この旅の目的の新鮮な竹の子がメインの料理を楽しみました。
夏は台湾特産の[緑竹]がとても美味しい時期なのです。
日本では竹の子は春の訪れの代表のような食べ物ですが、台湾では、夏の時期のこの緑竹が一番の人気の竹の子のようです。
季節になると、市場にも採れたての緑竹が並び、買い求めると、その場で包丁で皮を剥いてくれます。
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先の方に細くギュッと尖った形。
白い切り口が見えているように、
空洞がなくぎっしり詰まった竹の子
小吃屋さん(小料理を出す食堂という感じ)などでもこの時期になると[竹の子のサラダ]がおすすめで出てきます。
緑竹は孟宗竹などのように中に空洞はなく中身がギッシリ詰まっていて、サクサクと歯ざわりが良く、アクが少ないのも特徴の美味しい竹の子です。
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(台湾の人たちの人気な食べ方)
(お皿に緑竹の穂先が
飾られるのもお決まり❣️)
茹でた竹の子を3cm角くらいに
切ったものにたっぷりの
台湾の甘いマヨネーズ
私にはマヨネーズが多すぎて😅
翌日はマヨネーズは別添えでお願いしました。
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泡菜はキムチの台湾版
酸味が効いてとても美味しい
(この料理は竹の子料理ではないですがとても美味しかったのでおまけの写真)
緑竹は、最近は九州の方でも少し生産されるようになり、夏の竹の子として知られてきているようですが、まだ希少品のようですね。
緑竹のことは、またの機会に書きたいと思います。
美味しい料理を食べて満足したところで、、。
さて、明日は何処へ?と言うことに。
このすぐ近くに、有名な[渓頭]という人気の公園があることを知り、翌日の予定が決定。
何しろ一人行動なので(連れは全く歩き回ることに興味がないので、何処へ行っても私は一人で歩き回ります)自由気ままの旅です。
ここからが今日の本題❣️
翌朝は宿を8時頃に出て、10分ほどで[渓頭]の入り口あたりと思われる所で車から降ろしてもらいました。
何人かの人たちが向かっている方に歩いてみると、
公園入り口にたどり着くまでの辺りは[妖怪村]という土産屋さんや飲食店などが並んでいます。
ゲゲゲの鬼太郎のような人形?が迎え入れてくれます。
妖怪村を通って公園入り口に到着。
これまで、台湾の何か所もの遊歩道などに行きましたが、何時も台湾の友人たちと一緒で、私は後について回るだけの気楽なものでしたが、今回は初めて一人で見知らぬ所を歩くのです。
ここの公園は入園料が必要です。
台湾では、高齢者は10元の保険料を支払うだけで入園料免除のところがほとんどです。
ところが今回は日本人の私一人、居留証を出しても、10元だけではダメでした😅
外国人だから通常料金をとのことのようです。
160元?だったかな、支払いました。
いつもは台湾の友人たちが、まとめて払っていたので私も台湾人の仲間入りをしていたのですね😅
入り口でもらった公園案内の地図を拡げて
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「さて、どこをどう歩こうか?」
かなり広いこの公園、入り口あたりから既に道が分かれているようなので、
全く決めかねて、悩んでいると、、
「何処に行きたいですか?」と、
日本語で声をかけてくださる方が‼️
私の困っている様子に
「もし良かったら、私もこれから歩くので一緒に歩きましょうか?」とおっしゃってくださったのです。
まさに、救いの女神が❣️という気持ちでした。
どれくらいの時間歩きたいのか尋ねられ、ここは、たくさんのコースがあるので時間に応じて決めると良いとのアドバイスです。
午前中を私に合わせて歩いてくださるというのです。嬉しい‼️
本当に助かりました。
若い頃に日本に住んだことがあるとのことで、日本語もお上手、道々おしゃべりをしながらなんとラッキーなことでしょう。
思いがけず、ほんとに嬉しいウォーキングになりました❣️
この公園は、とても人気の公園で台北あたりからもたくさんの人たちが毎日のようにやってくるのだそうです。
台中の駅から、シャトルバスが出ていて、高齢者などほとんどただのような料金らしく、みんなそれを利用してくるのだそうです。
(台湾は国民の健康づくりのための環境を整えるのにほんとに積極的です。
至る所にこんな図らいがあると感じます。)
ちなみに、私に声をかけてくださった陳さん(台湾は同姓の方が多いので、姓を書いたくらいではさっぱり特定できないので名前出しokですね😄)は、まだ高齢者仲間には入ってないかな、いや、ようやく?という感じの若々しい方です。
ウィークデーは毎日、南投から朝早いバスで出かけて来て1日公園内のお気に入りのコースを歩いているとのこと、週末は観光客も多いので休みにしているそうです。
本当に沢山の老老男女が三々五々グループを作って、また家族連れなどが楽しそうに歩いています。
陳さんとは毎日の顔馴染みさんたちも多いようで、元気の良い声がかかります。
皆さん、それぞれの体力に合わせて楽しみに通って来られるらしい。
あちらこちらに、休憩のコーナーや広場などがあって、まさに森林浴よろしく集っている人たちも沢山います。
陳さんは、この日は私に合わせて歩いてくださったのですが、普段は山の上の方まで登っているとのことで、軽快な足取り、かなり鍛えられています。
この公園は正式な名称は[渓頭自然教育園区]というもので、台湾大学の実験林場だそうです。
最初の案内図にも、たくさんの見どころが書かれていましたが、私は人気の見どころを3-4か所、結構な坂道を登り下りしながら歩き回りました。
(この日のウォーキング歩数は2万歩ほどでした。)
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孟宗竹で造られています
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まさに空中歩道
高さはビルの7階ほど220mの長さ
(公園のパンフレットより)
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陳さんのおかげで
たくさんの記念の写真も撮れました。
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海抜1800-2500mに分布
おかげで迷うこともなく、説明をしてもらいながら渓頭公園を堪能できたのでした❣️
自然豊かな中には小鳥や動物たちも沢山います。
来客の多いここの小鳥や、リス、猿たちはとても人馴れしているようです。
トップの小鳥の写真も私たちが座っているすぐ目の前にきて、切り株の上で楽しんでいる様子です♪
リスもすぐ近くまで寄って来ます。
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すぐ近くまで。
彼女が持参の果物を剥いてくれています。
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なんと!この時、彼女の背後からいつのまにか猿がやってきて、彼女の脇の袋をものすごい素早さで引き抜いて木に逃げました!
そして、木の上で悠々と果物を食べています。
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この日は昼過ぎまで、陳さんとおしゃべりも弾み、楽しく歩き回りました。
こんなにも親切な方に出会えて感謝感激❣️
ますます台湾が好きになりました!
そして、また素敵な友達が一人増え、LINE交換をしてお別れしました。
竹山は標高1000mを超えるとても快適な避暑地です。
公園での素敵な出会いの幸せ気分で、もう一泊することに。
近くには高山茶で有名な[杉林渓]もあり、美味しいお茶をいただいたり、
美味しい竹の子料理をもう一度堪能し、翌日は果物や野菜の豊富な南投の市場へ寄って、竹の子の塩漬けやマコモ、果物など沢山車に積んで帰りました。
あれから、もう2年が経とうとしています。なかなかお会いする機会も作れない状況になってしまっていますが、しっかりと交流は続いています。
一日も欠かさずLINEで挨拶を交わしています💗
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