CGR=NAR×LAI

基本的にはサトウキビの増産について考えています 現在の多収性理論は手植え,手刈りに基づ…

CGR=NAR×LAI

基本的にはサトウキビの増産について考えています 現在の多収性理論は手植え,手刈りに基づいているので 機械化した時の共通点・相違点が見つけられればなと日々悩んでいます なお,研究ノートの一部を公開する目的で始めたので公開された内容は頻繁に変わります.

記事一覧

これまで農林番号のついて品種30種類について記事にしてみました.日本で品種になったサトウキビは農林1号よりも前にも農林30号よりあとにもまだまだあるのですが一旦ここで一区切りして,投稿内容を推敲する作業に入ろうと思います.機会があれば,またいつか.

CGR=NAR×LAI
12日前
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Ni21からKN00-114まで

CGR=NAR×LAI
13日前
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サトウキビ KN00-114

農林30号 (母本:1903 父本:Mo-F)生い立ち  1999年に南アフリカで生まれ,2000年、種子島に播種された.1994年に系統名KN00-114と命名.鹿児島県で2012年,国際法に従…

CGR=NAR×LAI
2週間前
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サトウキビ Ni29

農林29号 (母本:RK87-81 父本:F172 )生い立ち  1994年に沖縄で産まれ,1996年に宮古島に播種された.1999年に系統名RK97-7020と命名された.2011年に品種登録され…

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2週間前
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サトウキビ Ni28

農林28号 (母本:RK87-81 父本:F172)生い立ち  1994年に沖縄で産まれ,1996年に宮古島に播種された.1999年に系統名RK96-6049と命名された.2011年に品種登録されNi…

CGR=NAR×LAI
2週間前
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サトウキビ Ni27

農林27号 (母本:NiF8 父本:RF79-247) 生い立ち  1995年で産まれ.1996年に種子島で播種された.1998年に系統名KR96-93と命名された.2009年に品種登録され,Ni27と…

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2週間前
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サトウキビ Ni26

農林26号 (母本:RK85-55 父本:RF79-247 )生い立ち  1994年に沖縄で産まれ,1995年に沖縄県に播種された.1998年に系統名RK95-1と命名された.2007年に品種登録さ…

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2週間前
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サトウキビ NiH25

農林25号 (母本:H73-6110 父本:NiF4 )生い立ち  1985年ハワイで産まれ,1986年に沖縄県に播種された.1988年に系統名RH86-410と命名された.2008年に品種登録されN…

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2週間前
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サトウキビ NiN24

農林24号 (母本:F167 父本:CP57-614)生い立ち  1990年に南アフリカで生まれ,1991年、種子島に播種された.1994年に系統名KN91-49と命名.鹿児島県で2007年に品種名Ni…

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2週間前
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サトウキビ Ni23

農林23号 (母本:NiF8 父本:Ni9)生い立ち  1994年石垣島で生まれ,1995年に徳之島で播種された.1998年に系統名KY96T-537と命名.鹿児島県で2005年に品種登録され,そ…

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3週間前
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サトウキビ Ni22

農林22号 (母本:KF89-66  父本:自然交配)生い立ち  1995年石垣島で生まれ,1996年に種子島で播種された。1998年に系統名RK96-189と命名。鹿児島県で2007年に品種登…

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3週間前
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サトウキビ Ni21

農林21号 (母本:NiF8 父本:Ni9)生い立ち  1993年宮古島で生まれ,1994年に同じく宮古島に播種された.1996年に系統名RK94-4035と命名.2005年に品種登録され品種名N…

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3週間前
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Ni11からNiTn20まで

CGR=NAR×LAI
3週間前
7

サトウキビ NiTn20

農林20号 (母本:NiF5 父本:NiF4)生い立ち  1990年,台湾で生まれ,1991年に徳之島で播種された.1994年に系統名KF92T-519と命名.当初は鹿児島で試験されていたが20…

CGR=NAR×LAI
3週間前
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サトウキビ NiTn19

農林19号 (母本:F172 父本:RF81-208)生い立ち  1993年台湾で産まれ.1994年に種子島で播種された.1997年に系統名KF93-T509と命名された.2004年に品種登録され,Ni…

CGR=NAR×LAI
3週間前
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サトウキビ NiTn18

農林18号 (母本:KF81-39 父本:ROC11)生い立ち  1990年台湾で産まれ.1991年に鹿児島で播種された.1994年に系統名KF92-93と命名された.2003年に品種登録され,その…

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3週間前
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これまで農林番号のついて品種30種類について記事にしてみました.日本で品種になったサトウキビは農林1号よりも前にも農林30号よりあとにもまだまだあるのですが一旦ここで一区切りして,投稿内容を推敲する作業に入ろうと思います.機会があれば,またいつか.

サトウキビ KN00-114

サトウキビ KN00-114

農林30号 (母本:1903 父本:Mo-F)生い立ち

 1999年に南アフリカで生まれ,2000年、種子島に播種された.1994年に系統名KN00-114と命名.鹿児島県で2012年,国際法に従い名称を変えずKN00-114として品種登録された.茎数型の早期高糖性品種である.脱葉性が良く,茎が長い.鹿児島県全域で栽培され長らく沖縄県では現地適応性試験が行われた地域で使われていた経緯があり、20

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サトウキビ Ni29

サトウキビ Ni29

農林29号 (母本:RK87-81 父本:F172 )生い立ち

 1994年に沖縄で産まれ,1996年に宮古島に播種された.1999年に系統名RK97-7020と命名された.2011年に品種登録されNi29となった.茎重型の早期高糖性品種.収穫が遅れると糖度が下がる傾向にある.耐倒伏性に優れる反面,折損被害は多い.実はNi28と親が同じで,系譜を見るとF172の戻し交雑になっている.

時代背景

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サトウキビ Ni28

サトウキビ Ni28

農林28号 (母本:RK87-81 父本:F172)生い立ち

 1994年に沖縄で産まれ,1996年に宮古島に播種された.1999年に系統名RK96-6049と命名された.2011年に品種登録されNi28となった.黒穂病に強い早期高糖性品種.茎数型で株出し多収性を持つ.葉色が初,期生育では黄色い.冬季に気温が下がると紫色になる.成長亀裂が多い弱点をもつ.系譜を見るとF172の戻し交雑になっている

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サトウキビ Ni27

サトウキビ Ni27

農林27号 (母本:NiF8 父本:RF79-247)

生い立ち

 1995年で産まれ.1996年に種子島で播種された.1998年に系統名KR96-93と命名された.2009年に品種登録され,Ni27と命名された.夏植え向きの茎重型品種で主に沖縄県の宮古島や八重山地域に栽培されている.これを書いている現時点ではNiF8を追い抜き,日本で最も多い品種である.実は台風に弱く,干ばつに弱く,黒穂にも

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サトウキビ Ni26

サトウキビ Ni26

農林26号 (母本:RK85-55 父本:RF79-247 )生い立ち

 1994年に沖縄で産まれ,1995年に沖縄県に播種された.1998年に系統名RK95-1と命名された.2007年に品種登録されNi26と命名された.鞘頭部が小さいために台風被害が発生しにくいとされている.発芽力が弱いのだが,一度根付いてしまえば芽が出るので茎数型の株出し多収性品種である.主に大東地方で栽培されている.秋収穫

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サトウキビ NiH25

サトウキビ NiH25

農林25号 (母本:H73-6110 父本:NiF4 )生い立ち

 1985年ハワイで産まれ,1986年に沖縄県に播種された.1988年に系統名RH86-410と命名された.2008年に品種登録されNiH25となった.日本で使われている唯一のハワイ生まれの品種である.夏植え用の茎重型品種.茎が長く倒伏する.特に肥沃な土地でその傾向が強い.糖度は高いが中晩性である.萌芽性が悪く株出しには向かないと

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サトウキビ NiN24

サトウキビ NiN24

農林24号 (母本:F167 父本:CP57-614)生い立ち

 1990年に南アフリカで生まれ,1991年、種子島に播種された.1994年に系統名KN91-49と命名.鹿児島県で2007年に品種名Ni24と命名された.品種登録は2009年であった.鹿児島県全域および沖縄の一部に普及された.茎重型だが株の萌芽性が良い「秋植え秋収穫」品種である.既存の品種よりも可製糖量が高いことが評価され、鹿児島

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サトウキビ Ni23

サトウキビ Ni23

農林23号 (母本:NiF8 父本:Ni9)生い立ち

 1994年石垣島で生まれ,1995年に徳之島で播種された.1998年に系統名KY96T-537と命名.鹿児島県で2005年に品種登録され,その翌年に品種名Ni23と命名された.鹿児島県全域および沖縄の一部に普及された.どちらかといえば茎数型品種だが,茎重が長く,1茎重が重くなることがある.台風による折損被害が多いとされている.最大の特徴は他

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サトウキビ Ni22

サトウキビ Ni22

農林22号 (母本:KF89-66  父本:自然交配)生い立ち

 1995年石垣島で生まれ,1996年に種子島で播種された。1998年に系統名RK96-189と命名。鹿児島県で2007年に品種登録され品種名Ni22された。その翌年には沖縄県でも奨励され両県でNiF8に代わる,とまでは言えないがそれなりに普及している.早期高糖性品種.茎数型でよくしなる茎を持つそして毛群が多いのが特徴.新植はやや細

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サトウキビ Ni21

サトウキビ Ni21

農林21号 (母本:NiF8 父本:Ni9)生い立ち

 1993年宮古島で生まれ,1994年に同じく宮古島に播種された.1996年に系統名RK94-4035と命名.2005年に品種登録され品種名Ni21された.NiF8とそれよりも優れているというNi9を親に持つ後代で初めて品種化された.芽子が大きく,突出しているのが特徴.茎重型で脱葉性が良く手刈りに向いているとされている.沖縄県久米島町で栽培さ

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サトウキビ NiTn20

サトウキビ NiTn20

農林20号 (母本:NiF5 父本:NiF4)生い立ち

 1990年,台湾で生まれ,1991年に徳之島で播種された.1994年に系統名KF92T-519と命名.当初は鹿児島で試験されていたが2004年に鹿児島県および沖縄県の奨励品種として登録された.品種登録された翌年,品種名NiTn20と命名された.萌芽性が良く生長が早い性質を買われ,主に低単収地域において12月収穫を意識して育種された経緯があ

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サトウキビ NiTn19

サトウキビ NiTn19

農林19号 (母本:F172 父本:RF81-208)生い立ち

 1993年台湾で産まれ.1994年に種子島で播種された.1997年に系統名KF93-T509と命名された.2004年に品種登録され,NiTn19と命名された.日本で作出されたサトウキビの中では珍しい,茎数型の晩生である.特に石垣で栽培された.早期高等品種に比べて糖度は若干落ちるが糖収量は高かったとされている.当初の目的は夏植えで茎

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サトウキビ NiTn18

サトウキビ NiTn18

農林18号 (母本:KF81-39 父本:ROC11)生い立ち

 1990年台湾で産まれ.1991年に鹿児島で播種された.1994年に系統名KF92-93と命名された.2003年に品種登録され,その翌年にNiTn18と命名された.典型的な茎数型であるが,極端に細いわけではない.低温発芽および萌芽性に優れた株出多収性品種である.一方で黒穂病に弱いという弱点を持つ.主に種子島で栽培された.

時代背

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