散歩とその周りの何か

社会に揉まれたアラサー達の遊び場。 基本散歩のお話とその周りの何かの遊びを徒然と残して…

散歩とその周りの何か

社会に揉まれたアラサー達の遊び場。 基本散歩のお話とその周りの何かの遊びを徒然と残していきます。

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はじめに

このnoteは社会に揉まれ、馴染み、それなりの営みを行ってきたアラサーたちによる遊び場である。 ただただこの遊び場に何かを貯めていくことで、「じいさんばあさんになっても酒の席にで楽しめるようなコンテンツ」を作っていきたい。 同じような気持ちの悩める社会人、これから悩むことになるかもしれない若者、過去に通った軌跡を懐かしんでくれるような先駆者。沢山の人々に僕らのお遊びを見てもらえたら、そんなに嬉しいことはないだろう。 僕たちの遊び場に貴重な時間を使って訪問してくれた貴方へ

    • 2024年夏番外編 ベルギー、オランダ

      僕の小学生のころを振り返ってみると、授業態度は悪かった。 ただそれは不真面目だった訳でもなく、付いていけなかった訳でもない。大体の課題が授業時間の三割以下で終わってしまうのだ。 残った時間で僕はいつも世界文学全集をぼぉっと読んでいた。そんな態度の少年にも関わらず、大好きだったのは「フランダースの犬」だった。 熱心にキッズステーションでフランダースの犬のアニメ版も観て、親に買ってもらった音楽プレーヤーにOP曲を録音してよく聞いていた。   こんな話をしているのは、僕が今「フ

      • 2024年9月東京散歩 ④銀座~豊洲

        「やっと人生が始まった気がするわ、最近。なんとなく仕事して金貰って、ゲームの新作楽しみに待ってればいいと、前は思ってたけど」 先日、会長の言った言葉に僕は形容しがたい気持ちになった。 婚約を決めた会長の言葉。数年前の自分だったらその意見に否定的だったと思う。ただ今は肯定的な気持ちと、その言葉に連帯感すら感じる。30歳間近はそういう年齢なのかもしれない……。   いや、違う。それはきっとアラサーだからではない。 どんな時期にも僕たちはそうしていた。 毎週の少年ジャンプについ

        • 2024年8月東京散歩 ③朝霞

          今月はメンバーの体調不良や長期休みが重なり、集まって散歩をすることが出来なかったために代わりに一人散歩の記録をここに残そうと思う。 ①ラーメンショップ朝霞店 散歩の前は恒例の腹ごしらえから始まる。 中に入りしばらく待っていると、味のついたネギが鎮座したラーメンが僕の目の前に置かれる。いつもは好きなものはすぐ食べてしまう方なのだが、ラーメンではチャーシューもこのネギも最後まで残る。やはりいくら麺が美味しいといえどもそれだけでは体験として直線的であると無意識に考えているのか

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          2024年7月東京散歩 ②池袋~西早稲田

          夕暮れ時の喧騒の中、私は池袋駅に立っていた。 足早に歩くサラリーマン、楽しそうな学生、普段オフィスにいる時間だが世の中の人々は想像より多くアフターファイブを楽しんでいるらしい。 私は一人で浸っていた。この喧騒を第三者的目線で観察しているという体験に。 いつだって心の中は中二病だ。肉体は老化しても心は若くいたい。こういうのをピーターパン症候群ともいうらしいが。。 第二回は2024年7月、池袋で始まった。 空模様が怪しい中でルーレットが止まった方向に歩き出す。 ①    鬼

          2024年7月東京散歩 ②池袋~西早稲田

          2024年6月 東京散歩 ①お茶の水~市ヶ谷

          僕たちは散歩が好きだ。だってお金がかからないし、健康的だし。 中高生の頃から「散歩同好会」を名乗って、ただ目的もなく歩いてきた。 ただ、月日は残酷にも僕たちを追い越すように進み続け、もう僕たちは来年30歳だ。 身体と時間は青少年の精神を瞬く間に追い越し、無機質に勤勉で有能な社会人になるべく日々を励んでいる。 ただ精神は心の檻で体育座りをしているほどお利口さんではない。 「ダラダラと散歩がしたい」 そんな欲求に苛まれ、僕たちは活動を再開することにした。 記念すべき

          2024年6月 東京散歩 ①お茶の水~市ヶ谷