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スーパー食堂烈伝#4

ラーメンか味噌汁か

スーパー食堂烈伝、4回目の今回は前橋市にある「松葉屋」を紹介したい。

店頭に掲示されている手書きのメニューから伝わってくる食堂レベルの高さ。

表記の揺れは気にしないのがマナー

さて、ランチの定食ではみそ汁か小ラーメンのどちらかを選ぶことができる(小ラーメンは+300円)

ラーメンもうまい。ラーメンもうまいのだが、僕はみそ汁のセットでご飯大盛りがお気に入りだ。
なぜかって、みそ汁がすこぶるうまいのだ。
よーく出汁の効いたみそ汁。これと最高の浸かり具合で出てくる白菜だけでも十分にご飯が進む。

もつ煮

もつ煮大国である群馬県。

もちろん松葉屋のメニューにもある。
僕はだいたいもつ煮を注文する。

味の染みた大根、見栄えも担当する人参、むちむちのこんにゃく。
松葉屋のもつ煮にはこれらが入っていない。具はもつのみ。

臭みが全くなく、旨みだけ残ったもつからは、丁寧な仕込みをしているのが容易に想像できる。

もつ100%

しょうがと少しの唐辛子が効いたピリ辛なもつ煮。
程よい辛さで食欲が刺激される。
本能に任せてご飯にぶっかけて食べれば、きっと思うはず。
「ご飯大盛りにしてよかった」と。

あたたかい


大きな水槽と中に泳ぐ数匹の熱帯魚、ホール担当の笑顔のかわいいおばあちゃん。
旅行が趣味なのか、冷蔵庫に貼られる大量のスーベニアマグネット。

店内は清潔感あふれ、水槽もいつだって綺麗だ。
しかし、所々に見られる装飾からはカオスを感じる。そこもまた面白くて大好きなお店のひとつである。


いつ行っても優しく出迎えてくれる、近所に住んでるみたいなおばあちゃん。

お店を出る時やけにぽかぽかするのは、しょうがの効いたもつ煮を食べたからってだけではない気がする。

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