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スーパー食堂烈伝#3

えびす食堂

スーパー食堂烈伝、第3回目の今回は渋川市にある「えびす食堂」を紹介したい。
ボリュームたっぷりで、ガテン系も食べ盛りも大満足できるお店だ。

黄色とピンクの外観が目を引く建物。
濁点を失った"び"が寂しそうにこちらを見ている。

本来は"えひす"ではなく"えびす"

スーパーおっちゃん烈伝

お昼時になるとバンやトラックが次々と停まり、12卓ある店内もほぼ満員となる。

しかし基本的にはホールをおっちゃん1人で回している(失礼を承知で、あえてこう呼ばせていただく。これが1番しっくりくるので)
このおっちゃんがすごくて、とにかく手際がいいのと動きが素早い。
実は2人いるんじゃないかと思わせるほど。

座席への案内からオーダー、配膳に下膳、お会計を全て1人でこなし、小鉢や味噌汁の準備まで行う。厨房のスタッフがホールに出てきたのを見たことはない。

入店と同時に「カツ丼」と言い放つ常連らしき人や注文時に代金を渡す人、仕事の合間などでとにかくせかせかしている人、こういった人たちにも柔軟に対応しつつ厨房からの「お願いします」の声にもしっかり反応する。

どんなに厳しいボールでも拾い、きちっとセッターにAパスをあげるリベロ。おっちゃんはそんな存在だと思っている。

米米米

もう一つ特筆すべき点がある。
それはご飯の量だ。普通盛りの他に

・中大盛り
・特大盛り

から選択でき、僕は前者しか頼んだことはないが、「中」で他のお店の特盛ぐらいありそうな盛り具合である。

特大盛りは怖くて頼めないが、どんな量のご飯が来るのか気になっている。いわゆるデカ盛りを謳っているわけではないが、推察するにそう呼ぶに相応しいブツが運ばれてくるだろう。

いつか、いつか特大盛りを食べてみたい。

かつ丼

厚く切ったロース肉には下味がしっかりついており、玉ねぎはよく煮込まれている。
揚げたてのかつを卵で閉じてしまうことに賛否両論あるかもしれないが、僕はしっとりの中にさくさくを見つけた瞬間が好きだ。

余談だがカツカレーもカレーはあとがけ派。

かつ丼(普通盛)


一卓に1つずつおっちゃんがピッチャーごと配る麦茶は、今日もキンキンに冷えている。

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