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合い言葉はミラクル クルクルクル(偶然のつくり方)

ひとに説明するのがむずかしいくらい「偶然」「たまたま」だという出来事や話がだいすきだ。

「運がいい」という話もまた、同じようにすきだ。

そしてわたしとあーちんは、運がいい。


運よく、何十倍の倍率の都民住宅に当選して、
運よく、格安の物件が見つかりお店をはじめ、
運よく、あーちんがほぼ日マンガ大賞で入賞した。(これは実力か。怒られるわ)


そして、はじめて飛び込んだほぼ日の事務所には、微妙な知り合いがたくさんいた。

微妙な、というのは、友達の友達(数人)、友達の彼女、友達の元カレ、あーちんの小学校のPTA、知り合いの元同僚、などだ。


それからもうひとり

ある日、家の近所で友達とごはんを食べていたら、となりのテーブルで、偶然、ほぼ日の社員のTさんが、同じくご友人とごはんを食べていた。

あとからご挨拶をしたら、そのときにごはんを食べていたのが、カメラマンの方で、翌日からTさんと一緒に写真展をするのだとおしえてくれた。

翌日、ちょうど会場が近かったし、あーちんと出かける用事もあったので、さっそく写真展におじゃました。

Tさんは不在だったけど、ゆっくりと写真をみて、帰りに、あーちんが芳名帳に名前を書いたのを何気なく覗いたら、わたしたちの名前の前に、わたしの地元の住所が書いてあったのが目に留まった。わー、これすごく近所、奇遇だなー。と思った。

帰宅してから、Tさんにご報告しようと連絡先をひらいたら、そこにTさんの(個人の)ブログのURLがあったので、仕事のほかにも書いているんだなー、と感心して、何気なくひらいて、読んでみた。

ひらいたページには、3年前に亡くなったTさんの友人のことが書いてあった。

読み進めると、近くの公園でみつけたというゴリラの絵の写真と、「ゴリちゃん」の文字が。

その瞬間、あれは、走馬灯というのか、フラッシュバックというのか、一気に脳裏にたくさんの映像がうつった。

「!!!!!」

あの、芳名帳の名前は

この、ブログの、ゴリちゃんのお父さんだった。

そしてゴリちゃんは、わたしの中学のバスケ部の後輩だった。


そんなことって、ある?

と半信半疑ながら、何から説明したらいいかわからないまま、Tさんにメールを書いた。

やはり「ゴリちゃん」はわたしの後輩の「ウッホ」だった。(まあそんな顔なので)


こんなことってあるんだねえ。きっと彼は今ニヤニヤしてますねえ。とTさんと話した。

これは彼の仕業なのか、または彼もなんで?と驚いているか、どっちかねえ、と。

これで、わたしとTさんが結婚でもしていればパーフェクトな話なのだけど、残念ながら、今のところその予定はない。


と、まあこんな偶然もあったよ、という話なのだけど、


いつも偶然を前のめりに待っている(伊坂待ち)わたしだけれど、振り返ってみると、前のめりすぎて、せっかちすぎて、自分から向かっていっているように思う。

ようするに、行動が先、なのだと思う。


都民住宅の当選も、あーちんのマンガ大賞も、運がいいよね、と言われると、「だってわたし(たち)、応募したもん!」と言いたい。


運のよさとか、偶然とかは、自分ひとりでは生まれないから、いつも誰かに会いにいくのがスタートで、その組み合わせとタイミングによって、ときどき化学変化みたいなミラクルがおこる。

だから、おもしろいことが起きそうなひとの近くに行こう。

そしてわたしも、いつかだれかのそれになれたらいいな、と思う。


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