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SAC about YODAN

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2017年10月の記事一覧

あの日の自分に仇討ちを。

先日、NHK『SONGS』で小沢健二氏がしていた話がとてもすきだった。 婚活サイトにあがる、斜め上から撮った3割増しの自撮りはその人のつくった神話で、現実の本人を見たらすぐに神話は崩れてしまう。「現在」には一瞬で過去のすべてをみせる力がある。という内容だった。 そして彼はその話をこう締めくくった。 切々と過去を語ったら、僕も婚活サイトの写真のように自分をよく見せてしまうかもしれない。自分についての神話を作ってしまうかもしれない。斜め上から写真を撮るように。 し

やりたいことがない「叶え組」にしかできないこと

昨日書いた note『世界は「夢組」と「叶え組」でできている』を読んだ友人から、「わたしは夢組かな?叶え組かな?」という質問や報告がたくさんあった。読んで考えたことを共有してくれてとてもうれしい。そうしてやりとりをしている中で出てきたことを、ちょっと補足で書いておこうと思う。 昨日も書いたように、わたしは「やりたいことがない人」つまり「叶え組」で、湧き出る「やりたいこと」は若い頃からずっとなかった。「夢組」の「やりたいことがある人」は「これがしたい」という動機があるのに対し

世界は「夢組」と「叶え組」でできている

ここのところ、脳内プチテーマとして「やりたいことがある人」と「やりたいことがない人」について考えていた。 ちなみにわたし自身は「やりたいことがない人」で、今のメイン仕事のクッキー屋さんも、決して「やりたかったこと」や「夢」ではない。シングルマザーが子供と生活するのに「お金と時間がない」というのがイヤで、「ひとの半分の時間でひとの2倍稼ぐ」という目的のために、自分のできることから消去法で削り出した手段で、どちらかというと「この方法しかないから仕方ないな…」と、しょうがなく始め