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夢組と叶え組の話

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やりたいことがある「夢組」と、やりたいことがない「叶え組」の話。 やりたいことってなに?どうやって見つけるの?ないとダメなの?様々な方向から考えていきます。
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#自己肯定感

過去ばかり見てしまう人が未来を見るためのメガネの話。

わ、ミミズだ、と思ってピョンと跳ねるように避けた。通りすぎた後でよく見たら錆びたS字フックだった。 こういうことはまあよくあって、なーんだ、ビックリして怖がってバカみたいだったなと思うけど、ミミズに見えた瞬間イヤだなと感じたその思いは事実で、錆びたS字フックだと気がつかなければそれは永遠にミミズで、怖い思いのままだったのだろうと思う。真実はどうあれ。 ************ 以前、人には未来を見てすすむ人と、過去を見てすすむ人がいるのではないかと書いた。 わたしは「

自己肯定感が低いままで素直さを手に入れようとした話。

「他人の目が気になってしまう」「“自分なんて”と考えてしまう」そう思っている人は大勢いる。わたしもそのひとりだった。 むしろ幼少期から20代までずっと“自信がない人”の見本のような考え方だったので、「他人の目が気になる」という人に「そんなの気にしなければいいじゃん!」とはとても言えない。 自然に“そう思ってしまう”ことをよくないものだと抑えつけてウソのポジティブで身を守るのは危険だし、どんな感情であれ、そう思ってしまうに至る原因があって、それを否定してなかったふりをして生

「人に期待しない」の正しいやり方

「おれは人に期待していないから」と言いながらめちゃめちゃ期待してるじゃねえか、と思った話。 「人に期待しない」というのは人生を軽やかにする方法としてよく聞く言葉だ。だけど、その使い方や捉え方にもやっと違和感を覚えることもよくある。 「どうせ俺をバカにしているんだろう」「どうせ何を言っても口だけだろう」「どうせ俺が困っても助けないだろう」と、「どうせ」のオンパレード。そして「それが俺にはわかっているから、はじめから期待しないんだ」という。 このように「人に期待しない」とい

「やりたいこと」の3つの要素の話

ここ1年ずっと「やりたいこと」があるないとかの話をしているのだけど、この頃は、そもそも「やりたいこと」ってなんだろう?と考えている。 先日、友人に「サクちゃんはやりたいことないって言うけど、やりたいことやってるよね?」と言われた。 わたしが「シングルマザーだけどお金も時間もつくる」ためにはじめたクッキー屋の仕事のことを、「お金も時間もつくる」という「やりたいこと」をしているじゃないか、と。 でも、わたしは「クッキー屋は自分のやりたいことではない」と言う。その理由は「自分

素直じゃないといいことがないので、素直について本気出して考えた。

ここ数年「素直」について考えている。 なぜかというと、自分が素直じゃないまま大人になってしまったからだ。 「素直」というのは幼少期に愛されて育った者に備わるもので、意識的に「できる」ものではなく、同様に「素直じゃなさ」も環境によってできあがってしまった「替えようのない変わることができないこと」だと思っていた。 大人になるにつれわかったのは、「素直じゃないこと」でいいことはひとつもないということだった。それはちょっといやだなーと思い、「本当に変わることはできないのかな?」

自己肯定感が低いままでも、つよくなった理由。

『月刊 自己肯定感』というマガジンをつくっているので、いつもなんとなく自己肯定感について考えている。 このマガジンをはじめた理由のひとつに、一緒に書いているDr.ゆうすけくんに「サクちゃんは、もともと育った環境もよくないし、自己肯定感が低い要素が山もりなのに、どうやって今みたいな考え方ができるようになったの?」と聞かれて、「それ、後天的に自己肯定感は育つっていう希望の光だからな!」と言ってくれたので、「そっかそっか、希望の光なら届けなければ!」と思ったというのがある。 だ