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夢組と叶え組の話

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やりたいことがある「夢組」と、やりたいことがない「叶え組」の話。 やりたいことってなに?どうやって見つけるの?ないとダメなの?様々な方向から考えていきます。
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2019年8月の記事一覧

自分を知るとは、「原液」を知ること。

「自分を知る」とか「ガマンの蓋を剥がして欲を見つける」などとわたしはよく言うけど、どういうことなのかというと、言い換えると「原液を知ること」だと思っている。 ますますわからなくなった人もいるかもしれないけど、ちょっと書いておこう。 「原液」というのは、子育てをしているときによく感じていたことで、自分の子供と産まれたときからいつも一緒に時間を過ごしながら「自分と深く関係があるけど別の人格であるこの人はいったいどんな人なんだろう」と不思議に思っていた。 親であるわたしの影響

「価値観がちがう」の失敗は、大事なものを見つけるチャンスだという話

仕事を辞めるときも、恋人と別れるときにもよく「価値観がちがう」という理由があげられるけど「なんの価値?」と聞くと、答えられないことが多い。 「選ぶものがちがうから不快」という不満のなかには、自分が譲れない大事なものがあるから、解像度を上げてちゃんと知ったほうが後々のためにいいのにな、と思う。 ************ たとえば仕事で、「成長を求められるのがいやだ」と不満を感じて、自分は毎日毎年同じでもよくて、とにかく穏やかに単調に働きたい、という場合、どうしてもそれが合

「誰になんて言われるとうれしいですか?」承認欲求を素直に正しくつかう方法

「人からなんて言われる(褒められる)とうれしいですか?」と何人かの友人に質問をしたら、あまりにそれぞれで、その人らしくて、とてもおもしろかった。 ある人は「かっこいい」と言われるのがいちばんうれしいと言い、ある人は「努力してるね」、ある人は「楽しそうだね」、ある人は「かわいいね」、ある人は「頭がいいね」などそれぞれの答えがあった。 誰に褒められるかにもよるし、恋愛面で言われるのと仕事面で言われるのではまったくうれしい言葉がちがうという人もいれば、どんな人に褒められても別に

未来が宙に浮いてしまう問題

先日、このnoteを読んでくれた方が 「ぼくはまったく逆で、未来ばかり見てしまうんですよ」と言っていた。 未来に「これをしたい」「こうなりたい」「あれをやらなきゃ」「それもやろう」とたくさん見えているものがあるのだと言う。 「それはいいじゃないですか、羨ましいですよ」と答えると、「でも、その見えている未来は今現在とつながっていなくて、しんどい」のだそうだ。 「過去はどう見えてるんですか?」と聞くと、「過去に意味を見つけたことはなくて、過ぎたことは忘れちゃうか、自分に都