見出し画像

1115㎞一人歩き四国遍路の旅5日目

4月14日(晴)13番から17番札所まで

日本一しだれ桜が美しい街づくりを目指している神山町は、至るところで目を楽しませてくれました。6時45分出発。タイトル写真は鮎喰川。この川に沿ってかなり歩きました。

温泉から10km程の県道歩きで東に神山町から徳島市に入ります。途中。車のおばさんが停車しカレーパンの接待を受けました。「お嫁さんが作ったパンです。」車が停まりビックリでしたが嬉しくなります。
13番大日寺、14番常楽寺、15番国分寺、16番観音寺、17番井戸寺と廻ります。

担ぐザック

13番札所 大栗山 大日寺 

本尊:十一面観世音菩薩(伝行基菩薩作)、開基:弘法大師
宗派:真言宗大覚寺派

宿から16.1㎞の歩きで13番札所が見えてきました。本日の札所まで一番長い歩きでした。

大師堂
幸せになれそう。ここもお詣りします。

鮎喰川から離れ徳島市国府町に入ると14番札所は直ぐです。

14番札所 盛寿山 常楽寺 

本尊:弥靭菩薩(伝弘法大師作)、開基:弘法大師
宗派:高野山真言宗
13番札所から2.3㎞40分で着きました。

境内は流水岩のお庭でした。素晴らしい景観です。

15番札所 薬王山 国分寺 

本尊:薬師如来(伝行基菩薩作)、開基:行基菩薩
宗派:曹洞宗
14番札所から800mの本日最短の札所間距離です。
国分寺は各県に一カ所あるそうです。最初の国分寺を参拝。

大師堂

16番札所 光耀山 観音寺 

本尊:千手観世音菩薩(伝弘法大師作)、開基:弘法大師
宗派:真言宗高野派
近距離での札所が続きます。1.8㎞25分で着きました。
呼び名は「かんのんじ」でなく「かんおんじ」だそうです。

17番札所 瑠璃山 井戸寺 

本尊:七佛薬師如来、開基:天武天皇勅願
宗派:真言宗善通寺派
街中を歩きます。少し分かり辛く地図をみながら2.8㎞50分で着きました。
井戸の一夜堀りの伝説の「日限り大師」石像が祀られ「面影の井戸」は必見だそうですが、後の祭りでした。

16時近くとなり今夜の宿の心配です。
水・トイレを考え公園に行くとなんとかなるだろうと番外霊場地蔵院前の公園を目指しました。
再び鮎喰川を渡って徳島市の中心部に入ってきました。
ショッピングセンターで食料を買出しレジ袋を提げながら約2km山麓の別格本山地蔵寺前の公園に着きました。
17時30分到着。東屋泊。10時間45分行動、28.5km 累計95.7km。

ここまで心配しなかったねぐらでしたが、初めての公園での野宿で不安な夜を迎えました。まずは焼肉で腹ごしらえをしてビニールシートをベンチにかけその中にシュラフカバーに入り込み眠ることにしました。

眠り付いて間もなく暗い中、サーサーと不気味な音。たまらず起きて周囲を見渡すと一人の男性が落ち葉を掃く音でした。こんなに遅く掃除なんておかしいと寝付けません。この音が終わった後がまた最悪でした。24時を廻り若者グループのバイクを乗り回す音、公園内をグルグル回りです。親父狩りなど頭の中を巡ります。逃げ出す体制をとり息を潜めていました。
どれぐらいで引き上げて行ったでしょうか。心配がなくなると今度は寒くて眠れない夜となりました。

拝読ありがとうございます。
次回は徳島市から小松島市に入り勝浦町へ。18番札所恩山寺から19番札所立江寺を巡ります。
また読んでいただければ励みになります。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?