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山登り人生vol137福江島最高峰父ケ岳461m

29歳。長女4歳、長男2歳。
昭和53年度、20代最後の年です。
年間24回45日の山登りで
ここまで多良山系、黒髪山系等の山行を投稿してきました。
これ以外の山行を振り返ってみます。
五島福江島最高峰の父ケ岳に登る機会がありました。

No248福江島父ケ岳(テテガダケ)

昭和53年9月4日
Mさん(職場上司)と私
 
職場の厚生旅行と仕事での研修会が福江島で前後して開催となり
ニンマリとした。
直ぐ地図を買い求め、島で一番高い山を探し父ケ岳と確認した。
地図上は道がない。南東3kmの七ツ岳が良い気もした。

旅行は土日で島の南半分(福江市内・富江や大瀬崎)を廻った。
福江市内から6km、大坂峠を越えると
県内で一番長い川「二里木場川」を横切り、上流へと南下する。
すると再び県内一が現れた。直線道路2.8Kmの道路がそれである。
長崎県一の長い川と直線道路が五島福江島にあるのだ。
直線道路が終わる峠より、目的の山が眺められた。
父ケ岳か七ツ岳か迷いながらバスガイドの案内に耳を傾けた。
皆と別れ島に上司と二人残った。
お世話になったK氏が転勤で福江に居る。
金曜日の研修で再会し月曜日の案内をお願いしていた。

午前中は岐宿町から三井楽町の経営状況を視察した。
三井楽は京ケ岳を中心に台地が広がり、これが島かと思われた。
昼から山を目指す。
父ケ岳か七ツ岳か迷っていたが、
K氏は七ツ岳には登っており父ケ岳となった。
東側から登ると思っていたが、
彼は直線道路を通り七ツ岳南の峠を越えて荒川の海岸に出て
山間部へと車を走らせた。

西側から見る七ツ岳は魅力的で岩尾根も確認でき登高欲をくすぐった。
父ケ岳への立派な案内板があった。
これなら大丈夫かと思いながら七嶽神社への車道と別れ、
沢に沿って走らせたが500m程で車道は終わった。
道はしっかりしているが人が登っている感じではない。
15分程で道は無くなった。
谷筋に道を求めるがとうとう藪漕ぎとなった。
30分程で父ケ岳から南西の延びる尾根上に出たが道はない。
再び藪漕ぎだ。
七ツ岳への稜線分岐に荷を置いて山頂に向かった。

職場上司と山頂にて

苦労のすえ登った父ケ岳であったが、山頂からの展望は良くなかった。
木に登って見渡すが海が見えない。
山また山の連続で、島からくる連想とは違っていた。
下りは七ツ岳に延びる稜線を暫く藪漕ぎして、南斜面に下った。
覚悟を決めた藪漕ぎだったが、枝沢との出会いでやらずに済んだ。
暫くすると水の流れも出て来て、快適な沢下りで車に戻った。
沢では2~30cmのツガニと何度も出会い、戯れながらの沢下りだった。

ネット検索で出た山頂ですが、記憶まったくなし。
ネット検索で出ましたが、登山ルートが違ったのかこんな景色は記憶にない。

七ツ岳には2010年1月10日に九州百名山のピークハントで登っています。
 

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