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1976年ヨーロッパ山旅㏌よっちゃん出国ボンベイまで

35日間のヨーロッパ山旅を区切り良い日程で投稿します。いよいよ出国です。経費節減で南廻りでのヨーロッパ行きでした。期間中フリーのツアでした。国際運転免許証を準備しての出国です。3日目でシャモニー入りでしたが、ボンベイ泊まりとなり今回はボンベイまでの日記です。

国際免許

スイスホリデーパスも準備しました。

ヨーロッパパス

7月15日(木)晴れ 大阪空港へ

長期休暇の挨拶を終えて職場を退所し一旦帰宅して佐世保駅に向かう。(次の写真2枚はFBから借用させていただきました。)

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上司が壮行会をやっていなかったと駅2階の食堂で元職場の人達と一緒に乾杯をする。所属山岳会、職場同僚や上司、元職場職員、元職場関連会社社長や両親、妹、家内など47名もの見送りを受けた。あまりの多さにホームで出発の挨拶をすることになった。幸いにお酒が入っていたので喋ることができたが何を話したかは覚えていない。
18時38分、万歳三唱に送られて特急あかつき2号で出発した。差し入れのビールなどで出発を祝うがなかなか落ち着かない。            汽車賃10,230円、ビール代880円

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7月16日(金)晴れ 大阪空港から出国。香港・バンコク・デリーへ         ヨーロッパが一歩一歩近まる興奮だろうか夜中3時頃には眼を覚ましなかなか寝付けなかった。大阪駅6時30分到着、第一生命ビル前のバス停探しに時間がかかったがバスで大阪空港に向かった。空港で妹夫婦の出迎えを受け自宅で朝食をご馳走になる。そう長居もできず9時30分空港に戻る。


エアインドカウンターに定刻前に着きパッキングをやり直す。アタックザック全体を細紐で締めてしまう。アルパインツアーより説明を受けるため2階特別室に移動する。行程の説明、搭乗員の紹介等を受け11時50分出国手続きへ。アイゼンを機内持ち込みのサブザックに入れていたので確認を受けたがスムーズに終わった。搭乗待合室へ、免税品の商品が気になる。搭乗が始まり長い通路を通り地上に降り、皆さん足早にエアインド301便に向かう。8ミリカメラを回すのに忙しい。

大阪空港

機内に入るとインド人スチュワデスの出迎えを受ける。機内音楽、装飾に香りと全てがインドである。乗客も私達ツアー客20数名のほかは大半がインド人と思われた。我々3人は中央部左側の指定席に着いた。急にインドに飛び込んだ私達は落ち着かない。私にとって初めての飛行機が国際線である。それもエアインドと興奮しっぱなしです。
日本人スチュワデスも搭乗しており緊張をほぐしてくれました。機は滑走を始めました。12時50分離陸です。日本列島を模した公園を眼下に急旋回急上昇して瀬戸内海上空へ。いよいよ日本とさよならです。高まる緊張が和らいだ頃には、もう鹿児島吹上浜の上空でした。酒類の注文にビール120円を頼みました。昼食は寿司・肉・ポテト・紅茶・桃・パンあっという間に食べ終わりました。

エアインド機内

離陸後2時間で台湾上空。銀色に輝く翼下には初めて見る外国が、日本とそう変わらない風景が広がっていました。機体の揺れも初めてで気持ちがいいものではありません。空と海の青さが輝いています。台湾を過ぎ機はどんどん高度を下げて行きます。窓には林立するビル群、海岸線に沿って廻り込み着陸しました。海に突き出た飛行場でした。大阪から3時間45分2,220kmのフライトで香港に16時10分(現地時間14時40分)到着しました。

香港

香港空港

トランジットパスシンジャー(通過旅客)として待合所で待機です。免税店では多くの旅行者が洋酒、香水、宝石を買い求めています。        1時間後に再離陸する。やはり気分は良くありません。

香港上空

直ぐ軽食(サンドイッチ・ケーキ・コーヒー)が運ばれてきます。日本時間では夕食の時刻です。南シナ海、サンゴ礁の輪環が美しい。バンコク上空、夕陽が美しい。機は太陽を追っかけています。翼が茜色に輝き、機は高度を下げます。下界は夜のとばりが始まろうとしています。限りなく水田地帯が広がっています。バンコク20時55分到着(現地時間18:55)、香港から3時間45分2,840kmのフライトでした。

バンコク、だんだん不快指数が高まるのを感じます。一回のトイレに500円、外国を実感しました。サービスが良いと思ったら出口でチィップを請求されたのです。ドルを持たないと言ったら日本円でと言われました。気温31度、蒸し暑く、眠く、イライラしています。時差の影響もでているのでしょう。今日の支出は空港バス代630円、ビール代120円、トイレ代500円です。

1時間後日本時間21時55分、再々離陸します。2時間程して夕食(カシミー風インドカレー・パン・コーヒー・デザート)が出ました。コメは日本米より長くねばりがありません。カレーは辛くデザートは超甘です。

7月17日(土)雨 デリー、ボンベイ到着一旦ホテルへ
夕食が済むと長くせず機内照明は消されますがなかなか寝付けない。離陸して3時間40分3,000㎞のフライトでインドデリーに到着。着陸前、雷雲の中に入り激しく機体が揺れた。スットンと機が落ちている恐怖を感じる。手に汗を握る体験だ。雷雲を抜けると素晴らしいデリーの街があった。宝石をちりばめたような夜景は印象的だった。あの怖さの後の素晴らしさだ。

1時間の機内待機で日本時間17日02時30分に離陸した。現地はまだ16日23時です。するとまた夕食が出た。先ほどの夕食からまだ3時間程しか経っていない。しかも体内はまだ日本時間深夜3時であるお腹の調子もおかしくなる。インド料理の珍しさもあって食はすすむのだが腹が張ってしょうがない。2時間40分1170㎞のフライトでボンベイに到着する。現地時間でも17日となり0時40分である。

日本より16時間20分の飛行機の旅が終わった。飛行機乗り換えに12時間程かかり一旦インド入国となった。ボンベイ空港近くのセントラルホテルに泊まります。

17ボンベイ セントラルホテル

次回は2日目飛行機の旅の続きです。ようやくジュネーブ入りです。


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