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カナディア・ロッキーの山旅⑧
2001年(平成13年)8月4日から19日までの15日間、山仲間4名でカナディアン・ロッキーの山旅を楽しんできました。
前回はジャスパーからコロンビア・アイスフィールドキャンプ場への移動を投稿しました。
今回は、この山旅二つ目の登山開始です。
8月14日(火)アサバスカ登山
山友3名で出発。先生組2名は、キャンプ場背後の山へトレッキングです。
タイトル写真はトレッキング組提供のアサバスカ全景。
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4時起床。4時15分出発。
今回もI先生に登山口まで送ってもらいます。
アサバスカ山は、コロンビア・アイスフィールドから流れ込むアサバスカ氷河の東側に位置する氷河の山です。
アサバスカ氷河は観光地となっており氷河上をスノーコーチが走ります。
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この山の北面にアサバスカ氷河に合流しない氷河があり、この氷河上が本日のコースです。
ハイウェイから別れ約1㌔で登山口の駐車場に着きました。
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4時25分、登山開始。
まだ暗い。ヘッドランプを頼りにガレ岩の支尾根上のはっきりしたふみ跡を登って行きます。
先行パーティーのライトの明かりを目標に進んでいましたが急に見失い、ルートがはっきりせず少しもたつきました。
平坦地に着き北面氷河末端に取り付いているパーティーを確認、その後に続きました。
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6時、氷河取付。アイゼン装着。
クレバスが所々ポッカリと口を開けています。
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レインジャー隊員が登って来て、アンザイレンして登るようにアドバイスします。と言うのもM隊員が単独で登っていたのです。かなり先を登っており、クレージマンと言われてもどうしようもありません。
暖斜面を直上し正面のシルバーホーンに懸かる氷河下をトラバースしてコルに到着しました。
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8時、コルからの斜面はクラストしています。
これよりシルバーホーンの西側斜面を登ります。
まだこの時間は陽が当たっていません。
登り切ると稜線となり、堅くクラストした左斜面へとルートは続いています。スリップすれば止められない感じの場所です。
なだらかな山頂に立ち、アサバスカ本峰が真近に確認できます。
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南側をトラバースして約15分で山頂3,491mに到着しました。
9時15分。山頂は雪稜になっていて、雪庇気味の箇所にルートが確保してあり、最高地点に立つことができました。
会旗を初めて出して記念撮影。360度の景色を堪能しました。
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コロンビア・アイスフィールドはハイウェイ側から見えるのは全くその一部で、すぐ隣(南西側)のアンドロメダ山やキャスルガード山など3,000m級の山々を控え広大な氷河が広がっていました。
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登路をそのまま引き返しました。
登山口の駐車場に12時帰着。
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ボウレイクとレークルイーズキャンプ場へ
先生二人組は楽しいトレッキングだったようです。
腹ごしらえして、コロンビア・アイスフィールドキャンプ場を離れレークルイーズへ向かいました。
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14時20分。
途中のボウレイクの美しさは表現の言葉を失ってしまうほどです。
エメラルド色に輝く湖で、針葉樹の林があり、氷河があり、岩と氷雪の山がある。湖畔には花々が咲き、シャレたホテルが建っている。まさに絵画の世界です。
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レークルイーズに向け国道93号線を南下します。
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レークルイーズ17時到着。小さな街のようですが、大勢の観光客で賑わっています。中心部で買出しを済ませレークルイーズキャンプ場へ。
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「熊出没。」「テント禁止。」と警告している?
キャンプ場スタッフとのやり取り、挙句は警察官まで出てきての警告がありました。
「飲酒して車を動かせない。」と言っても通じませんでした。
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バンフに入って分かったことですが、つい最近、熊が人里に出没したらしいのです。考えるとキャンピングカーばかりでテントを張っているグループはいなかったようです。
言葉が通じないのがいいのか、悪いのか関係者には迷惑を掛けたに違いありません。
次回は、レークルイーズからバンフ、帰国の途を投稿予定です。
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