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カナディア・ロッキーの山旅②

2001年(平成13年)8月4日から19日までの15日間
山仲間4名でカナディアン・ロッキーの山旅を楽しんできました。
9月11日には米国同時テロが発生しました。きわどい登山だったかも。

カナディアン・ロッキーのバンフ国立公園やジャスパー国立公園、ロブソン山州立公園を訪ねた山旅の話です。

前回①は総括的な話、費用や装備、生活、入山料などを投稿しました。 
今回から行程的に振り返っていきたいと思います。

ロマンと驚嘆の世界へ

 カナディアン・ロッキー最高峰のマウント・ロブソン(3,954m) ノーマルルート(サウスフェース)からの登頂と周辺山域のトレッキングを目指しました、平均55歳という熟年登山隊の15日間にわたる山行記録です。

リトルロブソンよりロブソンを望む

どんな山域なのか。
カナディアン・ロッキーはアメリカ大陸北西部の大山脈の中で北緯50度から55度あたりまでの延長1,600㌔間に連なる山脈です。
緯度からいうと千島列島の北端からカムチャッカ半島まで続くことになります。

今までに見たことがない景観は、地学専門の高校教諭M先生をロマンの世界へと誘い込んでいます。先生によると約1億年前にできあがった山だそうです。海底が隆起し地層が歴然としており、褶曲の状況で縞模様が水平だったり、傾いたり、垂直だったりしています。

ひとつひとつの山に特徴があり、ロブソンまでのドライブは、驚嘆の連続でした。それに氷河、標高2,000m程から現れています。ロッキーの3,000m級の山はヒマラヤの6,000mあたりの山と同じ特徴を持っています。氷原に囲まれ懸垂氷河を落とすスケールの大きい山は、訪れる人々を圧倒しています。

私たちが旅した通称氷河ハイウェイは、こんな山々を間近に見ることができるのでした。山麓には雄大な原生林が広がり、大小の湖が点在する。
こんなアルペン的素晴らしい景観をみせてくれる山域、それがカナディアン・ロッキーです。
先ずは登山口までの旅の記録です。 

8月4日(土)福岡からバンクーバーへ。

中華航空111便で一路、台北空港に向かいます。
福岡空港10:25⇒台北着12:20.現地時間11:20
同32便に乗り換え台北現地時間14:30離陸、
一路、バンクーバーへ向け飛行。
東京・仙台・釧路近くの海域上空を航行している機内映像をみると安い運賃のせつなさを感じます。

機内食は、昼食が日本時間16時に出され3時間後には夜食、その4時間後には朝食が23時に出て来ました。

バンクーバー着は日本時間5日0時30分。
現地時間は、日付変更線を通過しており出発日と同じ4日の朝10時です。
佐世保を出発し18時間30分経っています。

8月4日(土)カナダ航空3648便でカルガリー

アルバーター州へ。
バンクーバー時間10時。
時間に余裕ある乗り継ぎでしたが、荷物受取など要領を得ず。
バンクーバー12時20分離陸。
カルガリー13時20分到着(時差1時間)。
現地ホテル14:20(と記録してますが不明)
空港発17時⇒市内をグルグル⇒19時30分バンフ着。
21:00買出し済⇒21:20キャンプ場就寝5日3時 

ガソリン18ドル、会費200ドル×5名

バンクーバーでの受付があまりにも簡単でした。
仲間一人の手荷物が到着しません。
カナダの人の感覚がおおらかというか日本人はついていけません。
数名同じような旅行者がいました。
結局、カルガリーには一便遅れて到着しました。
日本で予約していたレンタカーでバンフ(約120㌔)へ向かいます。
右ハンドル、最初に運転したのはM君。
慣れない右側通行の道路に手間取って、カルガリーの市街地をリングワンデリングのように廻りながら、どうにか国道1号線へ。

キャンモアの先でバンフ国立公園へのゲートがあります。
やり取りが通じません。英語堪能者は一人もいません。
ここで入山料を払ったかは不明です。
公園に入るとすぐバンフの町に着きました。

バンフの街で買出しします。
バンフ(: Banff)は、カナダアルバータ州に属している町です。
バンフ国立公園内にあり、カナディアン・ロッキー山脈観光の中心地であります。夏季の登山、冬季のスキーなどで賑わうリゾート地で、温泉保養地としても人気の町です。 

買出しを済ませトンネルマウンテンキャンプ場に着いたのは、21時を廻っていました。日本との時差16時間、日本は5日の昼1時で、佐世保を出発してからしっかり休んでおらず頭も体もボーットしています。

21年前の記録。写真にコメントを記しておらず、いささか町と一致しているか不安な投稿となりました。

次回は、ジャスパーに移動しMtロブソンの登山ベース「エンペラーリッジキャンプ場」までを投稿予定です。


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