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山登り人生vol22こんな山登りも(その1)
22歳のスタート、青春真っただ中。
こんなこともやっていました。
最初で最後の英岩山頂でのビバークです。
寒かった。
No40英岩(山頂で一人ビバーク)
昭和46年3月6~7日
6日単独、7日11名
ビバークとは、
緊急事態発生時の対応としてしっかりしたテントを用いず露営すること。
先輩達から良く聞いた言葉です。
一度経験しようと実行したのが、この山行でした。
山頂でシュラフカバーに入り休みました。
寒くて眠れませんでした。
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6日 悩んだがビバーク訓練だと有田向けに走らせる。
イチョウの樹前に車を止め、初卸の靴で歩き出す。
![](https://assets.st-note.com/img/1682458559214-e9o7U81dfv.jpg?width=800)
自分の足でないような感触だった。多少バテ気味で岩稜上に着いた。
快晴でする。絹雲が出て絹層雲が出はじめる。
寝所はどこにしようか。
林の中か、やはり岩稜、星空の下で。
寒くなりヤッケを着込む。
アルコールバーナーでラーメンを作る。
賞味期限がかなり過ぎ味が変である。
することもなくシュラフカバーに入り込む。
月に傘が掛かっている。
雨が降ったらと気になって来た。
23時目が覚める。寒くなって来た。
有田の灯りがひときわ明るい。道路に沿って灯りの帯が延びている。
![](https://assets.st-note.com/img/1682458734900-VLtTI8GKe1.jpg?width=800)
それから熟睡することなく、何度も身体を動かす。
2時あまりの寒さでスペアの靴下を履き雨具を着る。
メタで水筒の水を沸かし湯たんぽ替わりにするが、効き目なし。
シュラフカバーの隙間から冷たい風が入り込む。
岩稜上は風が吹き抜ける。
結局、3時、4時、5時と起きて身体を動かす。
夜が明けても出る気がしない。やっと陽が上がり岩を照らす頃起きる。
7日 朝食もラーメン。やはり味が気になる。
クラッカーをハチミツレモン湯で補充する。
皆が来るのを首を長くして待つ。
10時頃登って来た。
![](https://assets.st-note.com/img/1682319266869-tE099vZBhC.jpg?width=800)
今日は負傷者の救出・運搬方法を訓練する。
昼からは春山を想定してアイゼン登攀と懸垂下降を訓練した。
15時下山した。
殆ど眠れないビバーク体験でした。
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