眞子室問題につきアンケート結果報告、及びその考察


「眞子内親王殿下と小室圭さんの結婚につき、皆さんはどう思いますか?」という問いで、ツイッターにてアンケートをしました。幸いにして、何人かの傾向の異なるフォローワーさんにご協力いただき、多少なりとも有益性のあるアンケートになったように思います。感謝したい。途中経過も含めた結果報告と、若干の考察をここでは行う。

まずは留意点として。
①アンケートの結果は、それ固有の偏りを含むものである。ツイッターならなおさらに。ま、これは言わずもがなですが。
②ツイッターの投票機能は便利なのですが、選択肢は四つまでしか作れません。従って「反対」でも、強固な反対/なんとなく反対、「ご自由に」でも、まったくの自由/条件つき自由……といった異なるニュアンスの回答が、同じ選択肢に含まれてしまいます。ま、仕様なので仕方ないというやつですね。
③ツイッターの投票機能は、とてもシンプルに作られているので、回答して結果を見るコストはほとんどかかりません。ですので、この投票が目に入ったら、眞子室問題に多少なりとも関心のあるかたは、それなりに回答してくれたのではと推測できます。しかしもともと何の関心もなければ、5秒前後のコストであったとしても、わざわざ回答しようとする人はなかなかいないでしょう。こういったまったくの無関心層は、アンケート結果の100%の外に存在するわけですね。規模の如何は不明ですが。
④多数のサブ垢を用いて投票結果を左右することも技術的には可能ですが、投票の推移にそこまで疑わしい点はなかったことと、大して影響力があるわけでもない個人によるアンケートにそこまでやる人はいないであろうという判断から、その可能性はないものとして論を進めます。

さて最終結果は上のリンクの通り、投票総数752票[賛2.4 反62.8 自25.0%]となりました。「ご自由に」という選択肢を「容認」ととらえても、「賛成+容認」で「反対」にダブルスコアをつけられています。しかし積極的な賛成はごく少数にとどまるものの、容認であれば、決して少なくはない割合で存在するようです。しかしこれだけでは、あくまで偏りのあるアンケートの、偏りのある結果にすぎません。そこで投票内訳をいくつかのスパンに区切ることで、より偏りの少ない分析を目指したいと思います。

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「”」がつけてあるのは、その時点までの累計投票です。それに対して無印のものは、その前の記録時点からその時点までの、特定のスパンでの投票結果になります。例えば、「は”」時点の投票数から「ろ”」時点での投票数を差し引くことで、「ろ”」時点から「は”」時点までの期間「は」の投票内訳がわかるわけですね。では、それぞれのスパンがどのように区切られているかと言いますと、
「い」 鹿三郎さん(わたし)がツイート
「ろ」 夷三郎さんとその周辺の皆さんがRT
「は」 マグロジュースさんがRTした後、数時間ほど
「に」 その後の一日ほど
「ほ」 ウヨ子さんとその周辺の皆さんがRTした後、数時間ほど
「へ」 その後の投票終了までの二日半ほど
といった感じになります。なお情報ソースを確認したい場合はこちらを参照ください。

さてでは、それぞれの期間に投票した人たちの傾向もふまえつつ、スパンごとに分析してみます。
「い」で投票したのは、ほぼわたしのフォローワーと推定されます。このツイ垢は、ボカロメインのアカウントですが、政治・時事系のRTも多いため、そうした発信にも関心のあるフォロワーさんが多いように思われます。投票結果[賛5.1 反64.1 自23.1%]は、他のスパンと比較するともっとも偏りが少ないのでは。逆に特徴がないとも言えますが。
「ろ」で投票したのは、大部分が夷三郎さんとその周辺のフォローワーと思われます。夷三郎さんは、政治・オタク・ウヨ系のアカウントで、そのフォローワーさんも類似の傾向があるものと推測されます。年齢層は若干高めかもしれません。投票結果[賛11.4 反54.3 自28.6%]は、ここでも反対が過半数を超えているものの、賛成が他のスパンと比較してもっとも多く、10%を超えているのが特徴でしょうか。なお夷三郎さんご自身は、賛成に近い容認という立場とのことです。

「は」は、マグロジュースさんがRTしてから数時間のあいだにざくざくと投票が入ったスパンですので、その大部分は彼のフォローワーと見てよいでしょう。マグロジュースさんは、もともとはボカロPですが、現在はVtuberやVR関係の発信が多く、また宗教・思想や社会問題にも言及しているかたです。ま、短くいってしまえば(悪い意味ではなく)意識の高いオタクといったところでしょうか。フォローワーの年齢層もだいぶ若そうではあります。投票結果[賛1.6 反33.1 自51.2%]は、賛成はかなり少ない一方で、唯一容認が反対を上回り、過半数を超えているのが大きな特徴ですね。左派という含意を抜きにした、本来の意味でのリベラル(自由主義)な傾向が認められると言えるかもしれません。なおマグロジュースさんご自身は、賛成の立場とのことです。

「に」は、「は」のつながりでマグロジュースさんのRTから投票したかたが多いように思われますが、RTがふえたことでホーム画面に表示される頻度が高まった可能性なども考えられ、特定のクラスタにふりわけるのは困難かもしれません。しかし「わからない」が、他との比較ではもっとも多く19.0%を占めていることから考えると、この問題にそれほど関心を持っていない、世間一般に近い層が主体であると見ていいのではないでしょうか。その投票結果[賛2.4 反47.6 自31.0%]では、反対が過半数に近いものの、容認も三分の一に迫っており、その差はそこまで大きくはないようにも見えます。
「ほ」は、ウヨ子さんとその周辺の皆さんにRTされてから数時間のあいだにざくざくと投票が入ったスパンですので、その大部分は彼女のフォローワーと見てよいでしょう。ウヨ子さんは、名前の通りの右派ですが、中でもとりわけ皇統護持と拉致奪還の運動に取り組んでいるかたで、そのフォローワーの皆さんも、皇室への思い入れの強い右派が主体と考えられます。投票結果[賛0.9 反78.8 自14.2%]は、他との比較では反対がもっとも強く、逆に賛成と容認はもっとも少なくなっています。なおウヨ子さんご自身は、条件つきで容認という立場とのことです。

「へ」は、「ほ」のつながりでウヨ子さんとその周辺のRTから投票したかたが、割合としては多いように思われます。投票結果[賛4.2% 反69.5% 自18.9%]は、「ほ」と比較して反対が9ポイント以上少なく、賛成と容認がそれぞれ多くなっていますが、全体的な傾向はそこまで大きく変わってない印象です。

さてここまでいくつかのスパンに切り分けて、投票内訳を分析してみたわけですが、これを全体の考察に反映させると以下のようなことが言えるのではないでしょうか。
①眞子室結婚反対の世論は、皇室に思い入れのある右派が中核となって形成されている。
②他の層でもそれに影響されて反対多数となっていることが多いものの、容認の声も一定のボリュームはある。
もちろんこれはごく限られた範囲での偏りのあるアンケート結果にもとづく、偏りのある考察ですので、これをこのまま世論全体にあてはめることはできませんが、一つの仮説として一定の有効性はあるのではないでしょうか。メディアと世論形成の問題を専門とするプロの学者もおられるわけですから、より客観性のある調査・分析に期待したいと思います。

では最後に私見を述べさせていただきますと、世論も決して見かけほど反対一枚板というわけではありませんので、眞子ちゃんがんばですよ!小室くんのどこがそんなに魅力なのか、拙者にはわかりかねますが、女心なんてもともとそんなもの。それでいいのです。ささやかなながら応援したいw

もうちょっと真面目なオピニオンは、またあらためて表明するつもりです。それではまた。

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