見出し画像

音楽とコスプレとイマーシブ

アクロス福岡シンフォニーホール

客として来るのは初めて 

2階席のR側の前列9と言う特等席?

辻井伸行 
「日本ツアー2023/24楽興の時」

・バッハのフランス組曲
 生演奏は初めて

・ショパンの即興曲 4曲  
色んなピアニストで聴きましたが
アシュケナージの次くらい好きな演奏

・ラフマニノフ 
ヴォカリーズ「楽興の時」
改めて聴くと、 
てか辻井さんの演奏で聴くと
こんなに染み渡る曲だったなんて 

アンコール4曲
最後の曲なんて
ラカンパネラですよ
アンコールの最後にですよ
も驚異的

聴きながら  
音楽を聴く行為と 
服を着飾ったり  
極端にはコスプレしたりするのは
似ていると思った。
 
人は音楽を聴きながら
その音の世界に没入する
 
コレは
演劇を観たり
映画とかテレビドラマを観たりする時の 
ちょっと引いたところから共感するのとは、まったく次元が違う。  

音楽は鼓膜に絡みつき
血管を伝って
全身の細胞に行き渡り躍動する

作曲家が曲を作り
演奏家が奏でる音色に
自分の人生が脚色され
そのドラマの中に完全に入り込み

時に
激しく 
悩ましく
朗らかに
軽快に 
重々しく 
音楽が紡いだ織物を  
ドラマチックに身に纏わされて
主人公になって行く様は
まさに

コスプレ・・・
(そんなハズねえだろ)  

いやぁ素晴らしかった〜〜〜

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?