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ちちんぷいぷい、ぺぺいのぺい。

今年はチキン、ケーキ、みん日24課、鍋というコンテンツで過ごしました。
スピードが重視される世の中になり、携帯電話・パソコンを持ったら、いつでも仕事ができて、忙しくなった。休めなくなった。
ポケベルももうすぐ終わるね、そんな平成最後のクリスマス。

今年はチキン、ケーキ、みん日24課※、鍋というコンテンツで過ごしました。
(※日本語教育でよく使う教科書『みんなの日本語』の略称。ちなみに24課は「くれます」「~てもらいます」「~てくれます」ダヨ。教員も学生もよく噛んで食べないと、喉に骨が刺さったり、うっかり喉に詰まらせちゃう課ダヨ。落ち着いて。ヒッヒッフー、そう、上手よ。)

家事の道具も、交通もますます便利になって、その分楽になったかと問われると「そうでもないんじゃない?」と思う。

日本の組織って「やらなくていい理由探し」をよくする。
組織じゃなくても、年賀状や結婚式のお祝い、お葬式の香典や、面倒な電話。そんな場面で「やらなくていい理由探し」をしたことはありませんか。

日本人は中庸を好み、曖昧な言葉を選ぶ。
「月曜日はちょっと・・・・・・。」
「行きたいですが・・・・・・。」
要旨は「・・・・・・」の部分。そういう文化。
送ったラインが既読か未読かで、ちょっと心がささくれちゃう。そういう文化。

Yes、Noがはっきりした国で普及しているスマホ決済。
現金なんか老人しか使わない。(しいて言うなら、ということらしい)。
新しいシステムについてこれなきゃ容赦なく置いてくよ。
経済発展、経済発展。
即決済。即送金。
タクシーも呼べるし、注文もできるし、喜捨もできちゃう。こりゃ便利。

できることは増えるけど、「やらなくていい理由」は減っちゃうね。曖昧さを好み、弱者を拾えないことはしない日本でどこまで市民権が得られるのか、注目している。


結婚式やイベントの受付をしてみて思ったのは、
「現金扱うの怖い……」。(信用と慣例と性善説で成り立っている……。)
ですので、シーンによってはバンバン普及してほしいな、と思った次第です。スマホ決済じゃなくてもいいです。

それから、博物館や美術館の音声ガイドや特設売店も、
スマホ決済までとは言わないけれど、交通系電子マネー決済を導入してくれたらいいのに……と声を極小にしてアピールしたいです。
予算削減のしわ寄せを、最終的に末端が全部帳尻を合わせざるを得ない状況について、せめて私の好きな分野から少しでも締め出したいからです。

同級生たちは、今時分靴下にプレゼントをねじ込んでいる頃合いかしら。
私は丁度、ねこちゃん柄の靴下を脱ぎ捨てた頃合いよ。
今のところ、この隔たりを全く気にしちゃいない。ただ、私のこのしゃらっ汚い靴下をそこに行儀よく並べて置いたら、うっかり何か喜捨しちゃくれないかしら、というのは気になるところ。この際、カシオミニでもいい。

ここでキシャして、とか歌い出す前に寝まーす。メリークリスマス。

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