記事LPの本質 by 「orca-オルカ-」
こんにちは「orca」です。
今回は第1回目のnoteということで、記事LPの"本質"についてお話したいと思います。
記事LPの書き方といった初歩的なノウハウではなく、もっと本質的な話をします。長ったらしいのは嫌いなので短くまとめました。
結構、当たり前の話をしているので、ガッツリ自社で記事制作をして伸ばしている人というより、「記事LPまじで無理ゲーじゃね…」な人向けです。
早速本題に入ります。
① 記事LP作成時の競合調査
ライターであれば記事制作前に、どのような訴求・トンマナの記事LPが配信されているか競合調査くらいはしますよね。
でもやりがちなダメな例が、何となく良さそうな記事構成・訴求をピックアップして、独自にアレンジするような方法です。
良くも悪くも実際、単発で受注して制作しているライターはほとんどこのやり方で書いています。
言うまでもありませんが、すでに獲得できている記事LPを、いくら参考にしたところで、後追いになるだけで先行者利益は得られません。
そもそも他社の訴求軸を真似るということは、自分自身の中で明確な訴求ロジックがない状態であり、商品・サービスもユーザーの分析も出来ていない証拠です。
運用以前に完全に負け戦です。
つまり競合調査を行う理由は模倣・参考ではなく 『まだ市場にない訴求軸を発見し、競合と被らない独自性の高い記事を制作するため』です。
リアルな声を聞き、3C分析に落とし込むことで新たな訴求軸が見えてくることがあります。
「でも飽和しきってるジャンルだと流石に無理でしょ。」
確かに、場合によっては難しいケースもありますが、この手順だと、隠れたブルーオーシャンを発見できるきっかけにもなります。
② 見えてきたターゲットに対するアンケートとインタビュー
実は過去、記事LPを制作する時、なんとなくの仮説(憶測)で作っていました。
「きっとユーザーはこう悩んでるに違いない」「この情報が知りたいに違いない」みたいな書き手の勝手な思い込みやエゴで作っちゃうやつです。
正直、お分かりの方もいると思いますが数年前のアド全盛期時代は、これでも通用しましたが....
ユーザーのネットリテラシーも高くなっている昨今、記事LPでは”情報”や”質”、”独自性”が重要になってきます。
そんな記事LPを制作する為のフローは下記の通りです。
ぶっちゃけ、事前準備が9割です。
中でも肝となってくるのが「アンケート調査・インタビュー」で、この工程から、仮説(憶測)だけでは見えてこなかった”本質”が
見えてくることがあります。
以下でそれを説明します。
③ アンケートやインタビュー結果から今までにない訴求軸の決定
【男性系クリニックの案件を例に】
例えば、直近このフローで実施して爆当たりした
男性系クリニック案件を例にします。
このクリニックの特徴は
・LINE追加が成果地点
・LINE追加で格安クーポン発行
・交通費を一定額支給してくれる
・切らない手術
まず案件の競合調査で見えてきたものは、
「LINE追加をすれば安く治療できる」
「今なら、LINE追加で他のおまけメニューも付く」
という訴求をメインにした記事が多かったです。
実際、似たような訴求の記事LPは試してみたのですが、結論、数値は全く合いませんでした。(そりゃそうです)
そこでアンケートを実施して分析したところ、見えてきたものがありました。
質問『LINE追加してお得なクーポンを使いたいか』
回答「LINEクーポンを信用してない。重大な手術を割引で受けたいと思わない。」「実費が分からないのに、クーポン価格だけで出来るとは思えない。」
「クーポンを使う場面が恥ずかしい。」
という声で、LINE追加の動機としてクーポンを進めることは怪しさが増し逆効果である可能性が高いことが分かりました。
さらアンケートから見えてきたのが、交通費支給の反響が大きかったことです。
回答「近い医院だと、知り合いに見つかるかも知れない。」「遠い医院だと、プライバシーも安心。」
といった内容で、コンプレックス意識が強い案件は、逆に遠い医院のほうが心理的に安心するので、交通費を利用できる点が評価されました。
他にもたくさんの質問項目から分析しましたがここでは省略し、見えてきた答えが下記です。
[アンケートからの分析結果]
①「LINE追加で貰えるクーポンは怪しい」
⇨ユーザーが知りたいのは、手術の詳細や料金体制であって安くしたい訳ではない。安すぎると逆に怪しい。
つまりLINE追加の動機を、「クーポンが貰える」⇨「詳細が知れて、LINEから無料相談もできる」といったオファーに変更する。
③「交通費が貰える」
⇨「近くに医院がなくても交通費が貰えて嬉しい⇨×」
「交通費が貰えるから、誰にもバレない離れた医院で手術できる⇨◯」
これらの結果を元に記事LPを制作した結果、最大daily200件以上を獲得することが出来ました。
【自動車一括査定でも同様の威力を発揮】
自動車一括査定は、取り組んでいたメディアも多く、媒体的にも飽和しきっていたので難しいのではと思っていましたが、上記のフローで制作したことで新たな切り口が見つかりました。
その結果、自動車査定案件でも、目標CVR・目標CPAを大幅に上回り、最大daily100件以上を獲得!
つまり、このフローで制作し独自性を見出せれば理論上、一見レッドオーシャンであっても、隠れたブルー領域に餌を投じて獲得できる可能性があります。
そして、本質的な記事LPを作ることが出来れば、CRテストはさほど必要ありません。
「ドンペン@アドアフィ大阪」さんのポストを引用させて頂きます🙇
「真のCR作成者なら一発で当てよう!!」
本当にこの言葉には共感しかありません…!!
「CR→記事LP」で一貫した訴求軸が考案されていれば、記事LPの構成段階でCR(出口)を見据えているはずです。
つまり、CRテストで赤字を掘る=訴求軸という芯がない。手当たり次第に探っている状態で、事前準備のリサーチから訴求軸を事前に見出していれば不要な工程となります。
そうなると下記のようになります。
・普通の記事LPでCRを量産してテストしまくる
⇨リソースも費やし赤字を掘るだけの可能性大✖️
・本質的な記事LPでCRテストを最小限にしても獲得できる
⇨訴求軸が当たればCRテストは最小限で済む。◯
本質的な記事LPの制作が出来れば、CRのテストリソースを最小限にして、案件の幅を広げることができる訳です。
もちろん、このフローで制作したからといって、必ずしも上手くいく訳ではありません。
しかし、今までにない発想の転換のキッカケになったり、ユーザーが真に求めている情報を的確に当てれば、打率は高くなります。
記事LP・漫画LP制作ご相談下さい!
最後に、月間あたりの本数は限られていますが、チームで記事制作を開始しました。
そして以下の2名が制作サポートです。
・ADリードの吉冨|アドアフィ「orca」
・ヤマト|記事LPのPro「orca」
第一回の募集では、たくさんの広告代理店様にご相談を頂き、すでに制作を開始、感動のお言葉を頂いております..!!🙇
案件によってはNGジャンルございます。また、過去の制作物の公開は、不可能なのでご了承ください、。その他事前の案件選定のご相談やその他、些細なことでもOKなので、DMまでご相談ください!
あと案件のお話もお待ちしております!
↓DMはこちら
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