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本庄、我、大後悔時代へ突入せりだ。

「わたしゃねぇ、こうなることはずっと前からわかっていたんだよ。」
「うるせぇ!じゃあなんで今更そんなこと言うだ!」
「そうだそうだ!ただの後出しじゃんけんだろ!」

「しかしだ、全てを失った後ではすべてが遅いのだ。」

「だからその原因の追究を!」
「なにが、どこで、どう間違えたんだ!」
「誰が悪いんだよ!お前か!」
「だってしょうがないじゃないか!あの状況じゃ…」
「ほらみろ!やっぱお前じゃないか!どう責任取るんだ!」
「いや待ってくれよ、それなら君があの時助けてくれれば…!」
「確かにあなた周りを責めてばっかりね。逆に何か隠したいのかしら?」
「は!?俺は俺のやれること精一杯やっただろうが!なのに、お前らが、お前らが…。」
「それを言うなら君には完璧だったのかよ!?」

「ほれ言ったじゃろう、これは今に始まった問題じゃないのじゃ…」
「うるせぇ!知ったかぶりすんな!引っ込んでろ!」
「あなたは少し冷静になったほうがいいわ」
「冷静になったら何か解決するのかよ!」

「結局、誰もが、なんとなく問題に気づいていたのに、それを後回しに後回しにして、結局誰かを傷つけてしまうまで、もう解決できなくなるまで、放置してしまっていたという事だろ。」

「…。」
「…。」
「…。」
「…。」
「…。」

「…そんなことわかってるよ。冷静になればすべてわかるよ。その当時も多分わかってたよ。でも言い訳探して、何かのせいにして、じゃなきゃやってられなかったんだ。」
「ほらまた『じゃなきゃやってられなかった』って自分軸でしか話をしない。」
「そういう君も、悪いところ粗探しして責め立てている。」
「あぁ…。なんというか、全員の悪いところが、ちょっとずつ絡み合って、それが掛け算をしていくように大きくなってしまったのかもしれない。」

「なんにせよ、もう過去には戻れない。」

「何をどう謝っても。せめてめの誠意をどう見せればいいかも。」
「この未来をどう見せるかにかかっている。」
「そんなキレイごとにしちゃいけない。」


「でもきっとそれが我々が与えた苦しみだよ。
 でもそれもわかった気になったら決していけない。」
「わかったつもりの自分が一番悪。」



過去は生きてく都合で
形を変えてしまうもの

チャットモンチー『Last Love Letter』




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120%私が悪いです。
大後悔時代へ旅します。


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