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【5ターンですべてぶっ飛ばせ!】オールデリート搭載『アンダケ朱雀』を超解説🦅


『1+1=2』

誰もが小学校や幼稚園、または父親や母親から教わったことでしょう。
しかし、
1+1≠2
であるときがあることは理解していますか?

平行線は交わるし、三角形の内角の和は180°じゃないときもあります。

『無知の知』を持たず、小学校や幼稚園で教わった知識だけを振り回して「1+1は2なんだぞ!馬鹿じゃねぇの?www」と、自分がまだ知らないことに対してマウントを取っているようでは、成長はそこで止まってしまいますね。



こんにちは。
SaβoRi(@N4N453)です。


デスザークというデッキ、どこまでご存知ですか?
「デスザークは黒単じゃないとダメ!」
「デスザークは魔導具とドルスザクだけ!」
「デスザークはマナが伸びない!」
「デスザークはフィニッシュが遅い!」
「デスザークはトリガーで返される!」

と思っていませんか?

決してそんなことはありません。
競技シーンでこそ『黒単デスザーク』が周知されて多く使用されていますが、少しの遊び心でデッキの特性がガラっと変わるのが『デスザーク』というデッキタイプです。

《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》をフィニッシャー枠に採用すればトリガーで返されることはありませんし、最近では《百鬼の邪王門》を採用したカウンター型のデスザークもCSで結果を残しています。


そこで今回は、「マナを伸ばして爆発力で戦うデスザーク」を紹介・解説いたします。



『アンダケ朱雀』

『アンダケ朱雀』ver.1.0

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デッキ名の由来は《不敵妖怪 アンダケイン》+《卍 デ・スザーク 卍》。

《不敵怪人アンダケイン》を採用することで「マナを伸ばして爆発力で戦うデスザーク」に仕上がり、マナが伸びるので《オールデリート》の詠唱が容易になっております。
《堕魔ヴォーミラ》からの横展開もより強力になりました。

既存の『黒単デスザーク』にない2通りのフィニッシュプランを搭載していることが強みで、『黒単デスザーク』が『全ハンデスや盤面制圧に特化しているデスザーク』なら、この『アンダケ朱雀』は『自慢の爆発力で豪快かつ安全なフィニッシュに特化したデスザーク』です。



このデッキは、デュエマYoutuberであるリジェアカウントさんの動画で紹介されており、以下の大会で結果を残しております。

2020.07.11 非公認ショップ大会優勝🥇
2020.08.02 デュエマフェス優勝🥇
2020.08.09 CSサイドイベント(BOX争奪戦)優勝🥇
2020.08.10 デュエバトル優勝🥇
2020.08.15 デュエマフェス優勝🥇
2020.08.16 デュエバトル優勝🥇
2020.08.23CS予選3-2スペゲ落ち😭




作成以前にTwitterで、『朱雀にアンダケインを採用したデッキ』をいくつか目にしたことがありました。

僕が見た限りでは、それらすべての『アンダケイン入り朱雀』のデッキは下記3点のいずれかに該当しており、それぞれには欠点があるように感じました。


『《アンダケイン》と相性の良い《腐敗勇騎 ドルマークス》とセットで、フィニッシャーとして《アンダケイン》を採用したデッキ』

私自身、
【『朱雀』というデッキタイプでは魔導具とドルスザク以外のカード採用が非常に難しく、コンセプトに合ったごく強力なカードしか基本的には採用されない。】
と認識しております。フィニッシュの為だけに6枚や7枚、8枚のカードを採用しては事故を呼びかねない。
『フィニッシャーとして《オールデリート》を3〜4枚と、《堕魔 グリナイブ》を採用したデッキ』

せっかく《堕魔 ヴォガイガ》や《破壊の儀》によって《オールデリート》を回収できるのに、3~4枚も採用しては事故を呼びかねない。
『《伝説の禁断 ドキンダムX》まで採用し、《オールデリート》をフィニッシャーとしたデッキ』

《ドキンダム》を採用する場合は、盾落ちに加えて封印落ちを考慮しなければならなくなり、フィニッシャーである《オールデリート》を複数積まざるをえなくなる。
さらには初期山札が7枚も少なくなるため、得意の長期戦へ持ち込めなくなる。

これらの欠点を極限までゼロにして『アンダケイン入り朱雀』を完成させつつ、『朱雀』の知識を深めたいという気持ちが湧いたことが、考察から作成にいたるはじめのキッカケになりました。



「VS.『赤黒アンダケイン墓地』」

僕はついています。
そのベストなタイミングで『黒単ミッツァイル』で名の知れた『魚堅』氏(以下カツオくん)と出会うのですから。

カツオくんと初めて話す日、その日の深夜(正確には次の日?)がこのデッキの誕生日です。
ここで僕は『朱雀』と『黒魔導具』を初めて学びました。

3時間だったか5時間だったか、または8時間だったのかは覚えていません。でもその夜は、そのくらい『朱雀』や『アンダケインドルマークス』について通話をしました。


そのとき、
「ドルスザクを種にしたらランデスいっぱいできそう」

カツオくんの言葉です。
カツオくんは試験的に、自身の『朱雀』に《アンダケイン》と《ドルマークス》を入れて試合を挑んできました。
受けて立つはSaβoRi作『赤黒アンダケイン墓地』
ルールは2本先取。負け先ルール有り。

『《5000GT》立てれば魔導具出せなくなるし余裕でしょww』
と、心の中で思っていました。
もしかしたら声に出ていたかもしれません。




しかし結果は、1-2で僕の負け
1本は、先行3t《アンドル》4t《5000GT》着地卍
で勝っているのですが、それ以外の2本はとても悲惨なもの。。。

いくらランデスして『朱雀』のマナを0にしても、
「エンド時ガリュザーク着地!フシギバースでアンダケイン!」
これで7マナまで回復されて、次のターンには
「アンダケイン!ドルマークス!、アンダケイン!ドルマークス!」

僕「・・・」


マナの量は『朱雀』側が有利なため、逆にこちらのマナを0にされてしまい、メインであるランデスLOプランが出来ません。。。
ランデス勝負では『朱雀』側が有利だということです。

はじめの3戦では『赤黒アンダケイン墓地』が1-2で負けてしまいましたが、対面のコツを掴むとそれは逆転しました。

(この話はまた別のところですることにします)


そんなこんなでたくさんご教授いただきながら、僕は『アンダケ朱雀』の製作を決意しました。
『赤黒アンダケイン墓地』のランデス力を上回る強さ《ドルマークス》がなくても朱雀を超展開出来る強さ、それに惚れました。



「採用カード紹介」


【卍 デ・スザーク 卍】x4
【卍月 ガ・リュザーク 卍/卍・獄・殺】x2

ドルスザク。
制圧札。
種。


【堕魔 ドゥリンリ】x4
【堕魔 グリギャン】x4
【堕魔 ヴォーミラ】x4
【堕魔 ヴォガイガ】x4

黒電話。
キャンドル。
鏡。
絵画。
『朱雀』を学ぶ以前は正直舐めてた。たぶん4確カードたち。
《ヴォーミラ》はいろんな兼ね合いで1枚2枚減ることがあるらしいが、今回はデッキコンセプトである《アンダケイン》とシナジーが強いため4投。


【堕魔 ザンバリー】x4

針。
別名:スーパーラウラギガ
コンボパーツを墓地へ的確に落とせる上、3t朱雀着地が容易になる。
アグロ対面だけでなく、コントロールやミッドレンジ対面にも強く出られるため、4投するのがテンプレ

【赤白バイク】と対面練習をした結果、《ザンバリー》と《ドゥポイズ》のおかげで朱雀を着地しやすくなり、勝率が6割を優に越えた


【堕魔 ドゥグラス】x4

グラス。
STでブロッカー
《ドゥシーザ》や《ドゥスン》との交換枠??
《ドゥシーザ》は《奇石 ミクセル》などのシステムクリーチャーに、
《ドゥスン》は《フェアリー・ミラクル》や《終焉の開闢》などの呪文を初動にしているデッキに強い。
今回はSTってことでなんとなく《ドゥグラス》を入れてる。


【堕魔 ドゥポイズ】x2

毒。
破壊の儀が2マナで達成できる便利カード。
便利なだけなので2枚程度の採用が一般的?


【不敵怪人 アンダケイン】x4

このデッキのコンセプト。
ドルスザクをマナに送ることで、次ターンから超展開を見せる。


【腐敗勇騎 ドルマークス】x2

フィニッシャー①
相手のマナを急速にゼロまで減らせる。アホ。


【追憶人形 ラビリピト】x1

純粋な【朱雀】には2~4枚採用され、コントロール要素の核とも言えるような存在。
4ターン目に出すことで、cipでのランダムハンデスはもちろんのこと、こいつを出した後に《朱雀》を出すだけでオールハンデスが可能。

4~5ターンでのオールハンデスという早さは、《ゼンマイハンター》や【X-セイバー】には到底及ばないものの、《ロスト・ソウル》や《ニコル・ボーラス》を使うデッキのソレに負けず劣らずである。

『アンダケ朱雀』ver.1.21では《追憶人形 ラビリピト》の採用はゼロ。
《ラビリピト》の全ハンデスを要求される対面を考えた際に、採用枚数ゼロにたどり着いた。


【オールデリート】x1

フィニッシャー②
【環境デッキに勝つため】、【その辺の大半のデッキに勝つため】ではなく、【このデッキのコンセプトを活かすため】に採用。

《アンダケイン》と《ドルマークス》の、ランデスプランでのフィニッシュとしては《大魔王 ウラギリダムス》が最適であると思っているが、このデッキはCSのような競技レベルの高い場に持ち込む予定がなかったため、せっかくなので【マナが増える】ことを活したフィニッシャーにしようと考え、【様々な場面で勝ちが狙えるカード】であるこのカードを採用した。
《オールデリート》の覚えておきたいプレイングについても後述します。



「バージョンアップ」

『アンダケ朱雀』ver.1.1

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2020.07.01に新殿堂ルールが執行。
《腐敗勇騎 ドルマークス》が1枚制限となり、《オールデリート》や《ドルマークス》のマナ落ちをケアし難くなった。
フィニッシャー枚数の減少によるコンセプトの崩壊を恐れて《オールデリート》を増量。

低コスト魔導具を増やして、安定性やメタ能力が増した。
やはりザンバリーは最強。
変動枠は《堕魔 ドゥスン》《堕魔 ドゥシーザ》


2020.07.11 非公認大会優勝🥇
2020.08.02 デュエマフェス優勝🥇

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『アンダケ朱雀』ver.1.2.1

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マジで結論構築!!!

《タイク・タイソンズ》や《ヤッタレマン》を使うデッキが増えたことで、2コス魔導具を調整。
大会直前まで、《堕魔 ドゥグラス》2枚の枠には《堕魔 ドゥスン》が入っていたが、大会にアグロが多い読みで急遽《ドゥグラス》にした。

《堕魔 グリナイブ》がいろんなフィニッシュに活用できて個人的お気に入り


2020.08.09 CSサイドイベント(BOX争奪戦)優勝🥇
2020.08.10 デュエバトル優勝🥇
2020.08.15 デュエマフェス優勝🥇
2020.08.16 デュエバトル優勝🥇
2020.08.23 CS予選3-2スペゲ落ち😭



「Q&A」

Twitterで見かける意見・感想を参考に、デッキの動きや特徴を紹介する。

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この『アンダケ朱雀』の現実的な最速デリート詠唱は5ターン目。
「殴った方が早い」かどうかは、皆さんの判断にお任せします^ ^

ところで、この方はエアプのくせして、「既存の黒単デスザークにない要素」を「無駄な動き」と評しています。
固定概念にとらわれて、新しい発見から目をそらしていますね。
有名どころが「強い!」と紹介したデッキに便乗することしか出来ないスネ夫。そう見えてしまう。
かわいそう😢


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はじめっから超上から目線で草
「○○デッキに××は4枚!それ以外はゴミ!」
って終始言ってそう。。。

3ターン朱雀に関しては、《ザンバリー》を積むことで他の朱雀より優れていると思っていますが、この方はそれで不満なんですかね?
4t全ハンデスはどのデッキ相手でも強いムーブでしょうし恐ろしいですが、この『アンダケ朱雀』ではその他の手段で勝ちを狙っていきます。

固定概念にとらわれすぎず、新しい強さにも目を向けられる人間になりたいものです。


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記事にも書いてある通り、僕は朱雀というデッキについてあまりにも無知です。
故にご教授いただきたいのですが、
よく見る構築に《絶望と反魂と滅殺の決断》が採用されております。《不敵怪人 アンダケイン》はノイズで《絶望と反魂と滅殺の決断》はノイズではないのでしょうか。
また、どの点においてそれが言えるのかについてもご教授いただけますと幸いです。

って思っちゃったわね。
そこがわかって各カードの使い方を理解して詰めていけると、より良いデッキに仕上がりそうよね。やったぁ
(煽ってるわけじゃありません)


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①マナに引っ込めた返しのターンで負るなら、マナに引っ込めるタイミングとプレイ確実にミスってるでしょ。
【フシギバース】したターンに再度《デスザーク》出してもいいし、次ターンに備えて盤面整えるなりすればいい。

それをせずに負けるのは、デッキの欠陥じゃなくてプレイングに穴があるのでは?もしかしてエアプ?

②『無駄に枠割いてるせいで受けもカスになってる』ってことは、この人の理想であるデスザークデッキには、《堕魔 ドゥグラス》なり《秩序の意思》が採用されているのかな?
とても気になる


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そんな感じです!!
ただ、デリート打つことだけがこのデッキの勝ち方ではないので...


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《堕魔 グリナイブ》もいいですよね。
この構築では、《オールデリート》詠唱後に《零龍》または《ドゥザイコGR》がゲームを終わらせます。


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『主に』、《零龍卍誕》後に打って〆る感じですね~


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このデッキの《オールデリート》は、《零龍卍誕》前でも勝ちまでもっていけますし、何より《オールデリート》に依存していません。

故に、そう簡単に『要求値が高い』とは言えないと思っています。


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《アンダケイン》と《ラビリピト》は好相性だとおもうけど、《アンダケイン》を採用するにあたって他のデスザークデッキと差別化をしたく、《オールデリート》と《ドルマークス》を採用しているよ。

そのため、枠的に《ラビリピト》が採用できずにいます。
(中途半端な採用では、デッキの強みや動きにブレが出来てしまう)


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対戦ありがとうございました!
ガリュ出されて困るからって、僕のターン中にしれっとマナアンタップしてるの面白すぎましたよ🥺

また機会がありましたらお願いしますm(__)m


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わからない(気になる)なら調べてほしいな〜って思う。
調べたらこの記事とか出てくるだろうから!

君が求めてるものがそこにあるよ^ ^



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魔導具の数は他の朱雀デッキと同じかそれ以上で、《堕魔 ザンバリー》ってカードも積んでるから、デスザークの着地は他より早くて安定しているよ。




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公認・非公認のショップ大会やデュエバトル、CSのサイドイベントで優勝出来るくらいには勝てるし『うまく回る』よ!
勿論、『うまく回せれば』。

他のデッキと同じで、練習は必要だよ!




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《アンダケイン》を墓地に置いて、コンセプトを通すのが主な使い方かな!
単純に《墓地魔導具を増やせる低コスト魔導具》として使用できる上、コストが2ではなく1な点が優秀であり、3ターン目に《デスザーク》を出しやすくなってるよ!

アグロ相手に後攻を取ってもチャンスがあるのは《堕魔 ザンバリー》のおかげ!
そんな強カード、4投しない理由がないね。僕は4投がテンプレだと思ってるよ。




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『アンダケ朱雀ってアンダケする必要あるのかな』ってことでいいのかな?
それなら『ある』よ!




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『デスザークがボトムに3枚落ちる現象』は、『不純物抜いた朱雀』を使ってたとしても関係なく起こってた現象でしょ?

そんな数%の『どのデッキでも起こり得る事故』を気にしてデッキ構築変えていては、逆に勝てなくなってしまいます。。。
一度テンプレレシピで練習することをオススメします!



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その通りですよね〜
これは『赤黒アンダケ墓地』の記事触ってたころから言われてたことなんですけど、
【そのデッキが強くて、周りの状況的にCSに出られる状況】であるなら、CSなどの大きな大会で結果を残すことが、【多くのエアプ勢に『このデッキは強いんだ!』と思わせる】点で最も効率が良さそうです😊

ところで、僕は『アンダケ朱雀』を【今までに無かった動きが出来るぞ!楽しいデッキだ!】くらいにしか思っていませんよ。
成績の最大値として、たまたまCSのサイドイベント優勝がありますが。



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マナが増えるから1ターンに2度撃ちも出来て、面白そうですよね。
足りなかったハンデス要素にもなり得て、複数枚採用すればランデスLOプランを取る事も可能です。

しかし、蘇生目的なら《アンダケイン》で十分であり、ハンデス目的なら《ラビリピト》を先に採用します。
《絶望と反魂と滅殺の決断》を採用するなら、『パワー低下による除去』または『モードを選べる便利カード』としての採用になるでしょう。



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ドルマークスだけが持ち味じゃないから、いろいろ試してみて欲しい!

きっと気に入ってもらえると思います😊


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朱雀たてただけで『絶対に』勝てるほど今のデュエマは甘くない!

その少しの負け筋を簡単に消してるのが『アンダケ朱雀』です。


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こんな嬉しい反応も!!



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受けに不安を感じるなら、ザンバリー増量はいかがでしょう。
ヒビキ+バトライをも受けれるブロッカーであることはもちろん、手札に来たコンボパーツを墓地に送ることもできます。

リソースを吐くタイミングを間違えない限りリソースには困らないデッキなわけですし!



「覚えておきたいテクニック」

・無月の門(基本)
《オールデリート》(基本)
《オールデリート》(基本2)
《オールデリート》(応用)
《オールデリート》(応用2)
《アンダケイン》+《ドルマークス》
~無月の門(基本)~

【朱雀】を使った経験のある方には今更必要のない事でしょうが、【朱雀】を使う上で絶対に覚えておかなければいけない裁定があります。

【朱雀】をCSなどの競技シーンに持ち込むなら、それは吸血鬼を倒すための波紋法習得くらい必須なことでしょう。

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ここで《無月の門》の効果をおさらい。

無月の門:自分の魔導具をバトルゾーンに出した時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から2つずつ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。

デュエルマスターズでは、同じタイミングで発動した効果は好きな順番で処理することが出来ます。
しかし《無月の門》の場合は少し例外があり、「効果の順序は自由だが、《無月の門》を使うのか使わないのか」を《自分の魔導具をバトルゾーンに出した時》に【宣言】する必要があります。

ですから、「今は《朱雀》が手札と墓地にいないけど、今からだす《グリギャン》で墓地に落とせば《朱雀》が出せる!!」は間違いです。


しかし逆に、《無月の門》に必要な魔導具が場や墓地に足りなくても【宣言】をすることは可能で、出した時に【宣言】をしており、《グリギャン》の効果を使った後に《無月の門》の条件を満たしていれば問題なく《朱雀》を出すことが出来ます。

これは《波紋の呼吸》です。絶対に覚えておきましょう。



〜《オールデリート》(基本)〜

《ウラギリダムス》と《オールデリート》の違いは少し説明したが、大切なことがもう一つある。
それは『《オールデリート》はランデスコンボの延長線ではない』こと。

《ドルマークス》がなくとも、《零龍》が卍誕していてマナが伸びていれば詠唱してそのまま勝てますし、《零龍》が卍誕していなくてもエンド時の《手札の儀》によるGR召喚で召喚されるGRクリーチャーによって、簡単に勝利が狙えます。

後者は「トップ解決されると弱い」ということで、『賭け』とも捉えることが出来ます。
しかし前者は安全な方法であり、《オールデリート》は《破壊の儀》や《堕魔 ヴォガイガ》で回収できるため積極的に狙うことが出来ます。


〜《オールデリート》(基本2)〜

《堕魔 グリナイブ》存在下で《オールデリート》を詠唱すれば、《零龍》が卍誕していなくても《グリナイブ》の【ウルトラセイバー】によりクリーチャーを1匹残すことができ、そのままダイレクトアタックによりゲームを終わらせられる。


〜《オールデリート》(応用)〜

《ドルマークス》が見えずともマナさえ伸ばしていれば詠唱でき、ほぼ全ての状況下でそのままフィニッシュが可能!
それは、相手の場に《禁断〜封印されしX〜》があっても。


『オールデリート』デッキではよく、「相手に《禁断〜封印されしX〜》があったらどうやって勝つつもり?」という話がされる。
その方法は一般的に、「《テック団の波壊Go!》で相手の封印を剥がした後、《オールデリート》を詠唱する」というものだが、これでは1度相手にターンを返しており、場合によっては《テック》+《オリオティス・ジャッジ》などで負けてしまうこともあるだろう。

しかしこのデッキでは違う。
ほとんど前準備ナシの《オールデリート》詠唱で勝てる。

その手順を示す。
1.《復活の儀》、《墓地の儀》、《破壊の儀》をそれぞれ達成しておく。
2.《オールデリート》を詠唱する。
3.マナ以外の、封印を含む全てのカードがお互いのデッキに戻る。そして禁断解放!
4.ターンエンド時、《オールデリート》によって手札が無くなっているので《手札の儀》を解決。
5.《手札の儀》でGR召喚し、すべての儀を達成したことにより《零龍》が卍誕する。
6.《零龍》の卍誕時能力で《伝説の禁断 ドキンダムX》のパワーが0になり、バトルゾーンを離れる。
7.《ドキンダムX》の能力により相手は敗北し、自分は勝利する。


これを覚えておかないと、とても苦しい試合になることが予想される。


~《オールデリート》(応用2)~

例えば『裁キZ』対面、《サッヴァーク》によるブレイクを許した時点で九分九厘負けです。
そのへんの『黒単デスザーク』なら

この『アンダケ朱雀』には《オールデリート》が採用されており、詠唱のための11マナは大抵、ゲーム開始から5~7ターンで用意出来ます。

たとえ《サッヴァーク》に盾がすべてブレイクされて《達閃》が一緒に並べられていたとしても、《オールデリート》詠唱から《手札の儀》達成による《零龍卍誕》で敵のクリーチャーは全滅!!
負けを勝ちにすることができる!!

注意点は《破壊の儀》を早々に達成しているかつ《手札の儀》を最後に残しておく必要があることだが、このフィニッシュを意識していれば難しい事ではないだろう。

達閃辛すぎるから不利対面だ...
《絶望と反魂と滅殺の決断》があれば簡単に除去出来てしまうのか...?

~《アンダケイン》+《ドルマークス》~

基本的に『場に《アンダケイン》、墓地に《アンダケイン》と《ドルマークス』》』という条件からコンボをスタートし、それは『相手の場とマナを1枚ずつ墓地に置く』というもの。

実際にパーツが揃っても、対戦相手に上手く説明出来なくてはダサいので、『赤黒アンダケイン墓地』時代から僕が使ってるコンボ説明方法を紹介します!

↓↓↓↓↓以下セリフ↓↓↓↓↓

今から、相手の場とマナを1枚ずつ墓地に置くコンボをします。
場に《アンダケイン》、墓地に《アンダケイン》と《ドルマークス》がある状態を初期盤面として始めます。

【フシギバース8】宣言。
場の《アンダケイン》をマナに置いて、8-6で2コスト払って《アンダケイン》を召喚。
《アンダケイン》効果で《ドルマークス》を蘇生。
《ドルマークス》効果で《ドルマークス》自身と、今マナに置いた《アンダケイン》を墓地に置きます。

それでは場とマナを1枚ずつ墓地に置いてください。

これでこちらは『初期盤面から黒含む2マナ払った状態』なので、黒含む2マナを払うことで場とマナを1枚ずつ破壊出来ます。

それでは、あとnマナ残っているので場とマナを(n/2)枚ずつ墓地に置いてください。

↑↑↑↑↑以上↑↑↑↑↑


こんな感じでランデスコンボを決めてます^ ^



「覚えておきたい対面プレイング」

~対ギャラクシールド~

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キーカードは《不敵怪人アンダケイン》と《オールデリート》。

キーカードを引けるかどうかよりも、プレイングの良し悪しで勝敗が決まる対面。
【ギャラクシールド】に《卍デ・スザーク卍》をたてる意味は薄く、《雷光の聖騎士》等で除去られれば自分のリソースが無くなって負けまで一直線です。

《デスザーク》をたてたら、すぐに《アンダケイン》の【フシギバース】でマナに送りましょう。
4ターン目にフシギバースしたなら次ターンは10マナになり、《ヴォガイガ》や《ヴォーミラ》を使った爆発的展開が見込めます。

【ギャラクシールド】側の《希望のジョー星》は《ヴォガイガ》と《破壊の儀》に、《パラノーマル》は小型魔導具を一掃し、2枚貼られると中型魔導具達も一掃されてしまいます。
《パルテノン》は論外並にぶっささり、貼られれば絶望的状況です。
割り切りましょう。

《パラノーマル》を1枚貼られたなら、2枚目を貼られる前に意地でも《復活の儀》を達成させます。
《パラノーマル》2枚目を貼られた際、急いで《墓地の儀》《破壊の儀》《手札の儀》を達成させ、《零龍卍誕》で《パラノーマル》を剥がすことを目指しましょう。

《ジョー星》を貼られれば《オールデリート》を回収する手段がないため、《零龍》と《ドルマークス》を使って勝利を目指します。



「採用候補カードや不採用理由の解説」

《追憶人形 ラビリピト》

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コンセプトや枠の都合上、採用枚数を減らすべきカードその1。

《アンダケイン》とは好相性だが、フィニッシャーとして《ガリュザーク》や《ドゥポイズ》を使う機会が少ないため、減量。

2020.08.29現在は不採用であるが、1枚や2枚採用して『青単マーシャル』や『赤青覇道』相手に強く出るという選択肢もある。



《幽具 ギャン》

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5枚目の《堕魔 グリギャン》。
これ自身は魔導具でもクリーチャーでもないが、3〜4ターン目の動きとして十分強力。



《無限皇帝の顕現》

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非魔導具だがコストの軽い《堕魔グリギャン》。
最も採用に近いカードで、『アンダケ朱雀』の41枚目。

2t初動で使う分には運が絡むので弱いが、事前に2コス魔導具を墓地に用意できていれば話は別。
『墓地肥やしが2枚になったが墓地肥やしの後で無月宣言ができ、コストが2で《復活の儀》が使用できる《堕魔グリギャン》』のような使い方が一番強いだろうか。
《堕魔グリギャン》は4tに出すことで1マナ余らせられ、そのマナでフシギバース出来る。

しかしこのカードのコストは『2』!
そのムーブを3tに出来てしまう。墓地に落とせる枚数が少ないので頻度は少ないだろうが、最低でも3tあるいは2tに《デスザーク》を着地させる1枚だ。魔導具ではないので《堕魔グリギャン》の5枚目以降(?)



「おまけ」

「《∞龍 ゲンムエンペラー》入り『アンダケ朱雀』」

面白い未発売カードを見かけました

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いろいろ考えて、『アンダケ朱雀』への採用が面白いのではないかと思ったため考察してみました。
『アンダケ朱雀』というのは、マナが伸びて横にも並べやすいデッキ。

さらに墓地を肥やす能力も豊富であるため、相性がいいと判断。

『∞朱雀』ver.1.0

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リストはこんな感じで、数点こだわった点があるのでそれを紹介します。




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《堕呪 バレッドゥ》x2
《堕呪 ウキドゥ》x2

まずはこの2枚。
《∞龍 ゲンムエンペラー》の召喚に青マナが必要だったことから、《魔導具》呪文を採用してみた。

フィニッシャーのための青マナとしては、6枚で十分なのだが、基本的に初動として使用できない。
故にこれらを《堕呪 カージグリ》などのSトリガーに変えるのも面白いかもしれない。

呪文ではあるがこれらも《魔導具》なので《デスザーク》の下に敷くことが可能であり、《アンダケイン》により青マナ確保できる点がSaβoRi的にポイント高い。


《バレッドゥ》と《ウキドゥ》採用の最大の強みは、『手札交換による圧倒的な安定性』『3ターン朱雀着地の上振れルート追加』

《ウキドゥ》は、自身のシールドはもちろん相手のシールドにまで触ることが出来るので、最近流行りの『ギャラクシールド』に悪戯が出来る(笑)

さらに、悪戯の域にとどまらないちゃんとした使い方もある。
こちらの小型を一掃してくる《凄惨なる牙 パラノーマル》をシールドから除去できる。
しょーもないように見えるかもしれませんが、勝ち負けを変える可能性があるほど重大なことだと思っています。
《デスザーク》を着地させるための小型が場に残りませんからね😅

逆に《破壊の儀》が勝手に達成できるため、《零龍》でシールドを割りに行くのもいいかもしれない。

『∞朱雀』ver.1.1

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「おまけ②」







「おまけ③」

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かわいい。





《デッキ開発者が『赤黒アンダケイン墓地』を徹底解説》から来た方へ」


《アンダケイン》と《ドルマークス》を使う上で最も安定するものは『ループ』の専用構築かと思われますが、『ループ』するなら《ドルマークス》である利点は少ないでしょう。

しかしこの『朱雀』なら、《アンダケイン》+《ドルマークス》のギミックにこだわることなく《アンダケイン》を採用でき、コンボへのスピードも優先しなくてよく、朱雀でコントロールしていく道中で自然と落とせばいいので、フィニッシュとして《アンダケイン》+《ドルマークス》のコンボを取り入れることは容易です。

《ドルマークス》が1枚制限になることで「先行3tからばんばんランデスしていける」ほどの速さや安定性は正直無くなりますが、「《アンダケイン》と《ドルマークス》を新殿堂ルール執行後も使いたいよ!」という方は、まずはこの『アンダケ朱雀』を試してみてはいかがでしょう。


Fin.







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