UnityとPhotonでオンラインのオリジナルトランプゲームを作りたい その10 ~とりあえずとんでもなく簡単な物から~

ここからが本当のはじまりだ!と、気合いを入れ直し、Unityと向き合いたいと思います。まず、なにはともあれ、内容がぺらっぺらでもいいからアプリの形になったものを作り上げたいと思います。

空き容量がたっぷりあるHDDに、作業用の「Unity」フォルダを作ります。専用のフォルダを作ると、なんか作業出来る気がするのは私だけでしょうか。そしてUnityを起動。新しいプロジェクト「テストゲーム01」を、そのフォルダを指定して作成します。この作業はちょいと時間がかかるようです。

先日アセットに追加したPUN2がどうなるのかが分かりませんでしたが、どうやら新規プロジェクトにそういうものは引き継がれない模様。ただ、作業のレイアウトは引き継がれていました。ぺらっぺらの内容のものを作りたいので、アセットがまっさらなのは好都合です。

とりあえず画面に文字を出したいと思い、ヒエラルキーの所にある追加ボタン「+」を押してみると、「UI」の所に「テキスト」があったので追加してみますが、どこにも表示されてないっぽい。結果的に言うと、左下にすごく小さく表示されていました。あまりに小さいのでフォントサイズを大きくすると、なぜか文字は消えてしまいます。これも結果的に言うと、テキストのインスペクターにある「幅」と「高さ」を超えてしまうと消えてしまう、ということが分かりました。十分な幅と高さを持たせてやって、やっとこさ文字を表示させることに成功。今まで自分の力で何かを表示させたことが出来てなかったので、感動もひとしおです。

ちなみに、この「UI」で作ったオブジェクトは、どうやらカメラの操作とは無関係らしく、文字を大きくしようとカメラのサイズをいじっても、なんの変化も起こりませんでした。そう、UIとはユーザーインターフェイスの略であると思われるので、ゲームの内容とは次元が違う存在なのではないかと現段階の自分は納得しています。もちろん違うかもしれませんが。

文字の大きさをいじろうとした時に、どうせならフォントも変えてやろうと試みましたが、なぜかフォントは1つしか存在していません。調べたところ、アセットフォルダにフォントファイルを入れてやる必要があるそうです。この作業はまだ未検証で、真実が分かるのはまだまだ先の話です。

画面に文字が表示できたという成果を誇るため、アプリ化をしてみようとファイルメニューのビルド設定を起動。ほぼ設定をいじらずに作ってみましたが、なんかフォルダとファイルが無造作に増えてしまい、何が元からあったものなのか分からなくなってしまったので、改めて「完成品」というフォルダを用意し、そこにビルドすることにしました。できたのは「MonoBleedingEdge」フォルダ、「テストゲーム01_Data」フォルダ、「UnityCrashHandler32.exe」ファイル、「UnityPlayer.dll」ファイル、「テストゲーム01.exe」ファイルの計5つ。フォルダの中身は空ではなく、なんか色々入ってます。多分稼働に必要なんだろうというオーラをビシビシ感じます。

ということで、テストゲーム01.exeを起動。すると画面いっぱいに作った画面が表示されました。いや、画面いっぱいって、全画面やないか!タスクマネージャーでいったん落とし、ビルド設定の左下にある「プレイヤー設定」から「全画面モード」を「ウィンドウ化」にしてやって、再度ビルド。ついに、初めてのUnityアプリが完成しました。

ノート用005

感慨深いです。もちろん、ゲームというにはまったくテイをなしていない、この画面のみのアプリですが、アプリが作れたという事実だけで大きな前進であるのは間違いありません。ちなみにここまでやるのに1時間弱かかりました。ちまたによくあるN分でゲームが作れるという触れ込みとまったく相反した亀の歩みです。

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