逆流

少し離れたところから、穏やかな川を眺めている。
それはのんびりとしていて広い川端と横に歩く人がとても小さく見えてとても落ち着く。

ふと、この川の流れがわからなくなる。
ずっと私から向かって向こうに流れているとずっと思っていたがもしや…
そう考えると急に不安でたまらなくなる。
膨大な冷たい水がこちらに流れ込んでくる。
流れている(流されている)間は楽なのだ。
逆流に立つなんて、そんな恐ろしい事私にはできない。

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