『君たちはどう生きるか』所感

※ネタバレの可能性があります。



7/15鑑賞。座席の埋まり具合は半分ほど。公開後初の休日にしては寂しい感じ。




良かったところ

・主人公が強靭

 肉体、精神ともに頑健。ジブリ史上最も強いんじゃないか?
 トラウマを抱えて不安定な感じではあるが、悩んだりすることがない。決断が早い。爽快。

・画面が綺麗

 これは言うまでもないか。恒例の異常に美味しそうな飯も出てきたし、要所要所の絵としての決まり方が凄い。

・いつものジブリ

 CVが声優じゃなかったり、全体的に「ジブリってこうだよね〜」の概念から外れていない。少なくとも期待を裏切るようなことはあまりない。

良くなかったところ

・心情を理解できるキャラが少ない

 メインキャラがどいつもこいつも何を考えているのかよくわからず、説明されることもない。強いていえば主人公の父親がわかりやすいかも。
 特にインコの大王は何が目的で何をしにきて何がしたかったのか意味不明なまま終わってしまった。俺の読解力の問題かもしれないが。

・いつの間にか仲良くなってるキャラたち

 一緒に死線を超えた、みたいなイベントは多少あるものの、さほど言葉を交わしてもないのになんかすげー仲良くなってる。
 ブレイブストーリーみたいにカットされてる冒険があるとかじゃないと納得できないよ。

・いつものジブリ

 宣伝しない方針ってなんだったんだろう。何か変わったことをやるのかなと思ったらいつものジブリだった。


 総じて、決して悪い映画ではないと思うし面白かったのだけど、俺にはあまり刺さらなかった。めちゃくちゃ刺さった人の感想を読みたいぜ。

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