『折れと曲げ』2021/11/22の日記

 下田海中水族館のおみやげだ。右に控えるはメッソンとみがわりぬいぐるみだぜ。

 このオオグソクムシぬいぐるみは下田海中水族館オリジナルではなく、展示も他の種に紛れてちょろっとあっただけで別にメインどころではないのだが、サイズ感がちょうどよくて買っちゃった。こういう買い物をしないと施設の運営も厳しいだろうしな……という思惑もある。入場に750円しか払ってないのでね。

 (紹介されてるのは有料部分なので買って読んでください)

 イス軸法、本当に効果があってびっくりした。俺は座っているときの体勢が本当に最悪で、脚を組まずに長時間いられないのだけど、イス軸法をやった後に座ったら軽く1時間くらいは組まずにいられる。しかも背筋も伸びている。特に意識してないのにこんな良い姿勢をキープしていられるのはすごい。怖いくらいだ。

 まあ、プラセボなのかもしれないが……それにしても、元手ゼロ円かつ10秒くらいの動作で効果が実感できるならプラセボでも構わんな。問題はこの不自然な動作を社内で続けていけるかという点にある。あと、トイレの便器から立つときは狭すぎてできない。

 俺は「自分の悪いところを叱って導いてもらいたい」と常々思っており、それは誰しも多少は思うことであるはず、と考えていた。でも、叱られたくない・導かれたくないし、叱りたくない・導きたくないという人もいるのだ。そこのアンバランスさにもっと早く気づきたかった。そうすれば避けられた対立やストレスもずいぶんあっただろうと思う。

 「俺はお前のために言っているのに」と思った時点で思考を修正しなければならない。だいたいそういう時は、相手のためではなく自分のために言っている。

 好きな考え方に、MTG(というかマロー)が言う「色の役割を『折る』か『曲げる』か」というのがある。MTGには各色に役割(得意分野)があるが、時々それに反したカードが作られる。それが、いかなる理由があっても許されないほどの逸脱であれば「折れ」、許容されるだけの理由がある逸脱を「曲げ」と表現しているという話。

 人の思想を「折る」ことは難しいというか不可能に近い。それは相手の価値観を破壊して新たな価値観を植え付けることであり、倫理的にどうなのかという問題もある。「曲げ」の範囲でどうやって良い方向に持っていけるか?相互に利益があるように「曲げる」には何をすればいいのか?というのが、対立する相手とのコミュニケーションでは重要になってくるのではないかと思う。

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