LGBTとか

こんばんは、錆色刀です。今日はちょっとデリケートな話題になりますので苦手だなと思ったら即スルーでお願い致します。

自己紹介の時にはお話しなかったのですが、私はXジェンダーでありパンセクシャルです。ちなみに自覚したのは高校一年生の時ですので、3年ほど前でしょうか。

Xジェンダーというのは、生まれ持った性別は女ですが、性自認が男でも女でもないというものです。パンセクシャルというのは、性愛感情に性別が関係しないことです。ざっくり言ってしまえば、私からしたら性別はただの付属品としか考えられないということです。

決して性を軽んじているわけではありません。ただ、男と女なんて今のご時世にそれほど拘るものでは無いなぁと思っているだけです。

しかし残念ながら、こういうのが理解されない世界があることも経験してきました。

高校一年生の時、初めてできた恋人が女の子でした。同じクラスの、よく一緒にお昼ご飯を食べていた子でした。

一部のクラスメイトからはレズだと揶揄されましたし、友達に相談したら「気持ち悪い」「同性同士でカップルなんておかしい」とかいう話が広まって全員と縁を切るのが大変でしたし、手を繋いで歩いていたら小学生に石を投げられることだってありました。

勿論、頑張れと応援してくれる友達もいましたし、自分も同じような事で悩んでいると打ち明けてくれた人もいましたし、今どきそういうの無しで恋愛楽しめたらいいのにねと言ってくれる人もいました。母も、好きなようにすればいいと言ってくれていました。

それと、友達の中に何人かいたのが「受け入れはするが理解はできない」と言うタイプでした。彼らに悪意はなく、ただ分からないようでした。男女のそれと大して変わらないよと説明しても首を傾げるばかり。でも、分からないなりに応援すると言ってくれた子、理解したいと歩み寄ってくれた子、自分なりに調べてくれた子もいました。逆も然りで、縁を切った子、私を軽蔑した子もいました。

でも現実は甘くなく、受け入れてくれる人と侮蔑する人が半々といったところでした。私は理解してくれる人とだけ一緒にいたいと思っていたので、同性愛を受け入れられなかった人とは話し合った上で縁を切りました。そのまま関係を続けていても後々価値観の違いでお互い苦しくなるからと説明しました。そんなことで?と思う方もいらっしゃると思いますが、それくらい私の中では当たり前の事だったのです。

LGBTを障害だと勘違いする人も未だに多いように感じます。異性愛者の方でも好きになる人の系統があるのと同じように、レズやゲイの方々も同性なら誰でも好きになるわけではありません。私のようなパンセクシャルやバイセクシャルの方々だって同じで、好きになった人の性別がたまたま異性or同性だったというだけです。それだけで何故腫れ物扱いされなければならないのか私は分かりません。

社会から100%の理解が欲しいとは思いませんし、たくさん人間がいる中ではまず無理でしょう。それでも、1人でも多く、考え方を改めてくれる人が増えればいいなと思います。


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