ゲーム記「デトロイトビカムヒューマン」 2021-10-2~3

なんか休みなのにめちゃくちゃ疲れている。明日から仕事なのにこれはめちゃくちゃ不安だ。なんか気分も悪いし。今日一日水飲んでなかったからかわからないけど異常なくらい気分悪くなってきた。

さて、二日分の日記を書く日ですが、特に書くこともないのでデトロイトビカムヒューマンの感想文を書きます。土曜日に殆ど一日かけてクリアしたので。

とりあえず二日間の行動をざっと書くと
土曜日:病院に行き、その後10時間以上デトロイトビカムヒューマンをやり終了。
日曜日:無。なんか終わった。別名義のTwitterアカウントが生年月日を間違えて登録したせいで凍結した。
という感じ。
以下感想文。

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デトロイトビカムヒューマンを水曜日、木曜日、土曜日の三日間でクリアした。一通り終わるまでの総合時間は14時間くらいで、2時間:2時間:10時間くらいの比率で進行した。

人間に限りなく近いアンドロイドが普及し、家事や町の清掃・接客など多くの労働を担っている未来を舞台にしたストーリー。
プレイヤーは捜査補佐型アンドロイドのコナー、介護型アンドロイドのマーカス、家事子守型アンドロイドのカーラの3体の物語を並行して進めることになる。

ゲーム性としてはフィールドを歩きながらその時与えられている命令に沿ったアイテムを拾ったり情報を収集するターンと登場人物と先述した収集ターンで得た情報を使いながら会話や尋問をするターンに分かれており、後者のターンで選んだ会話の選択肢によってそれから先のストーリーが大きく分岐するというもの。
収集ターンでは時間経過やストーリー展開に応じてアクシデントが起きQTE(クイックタイムイベント)が発生することもある。この成否もストーリー展開に大きく影響したり小さく影響したりする。

要するに自分の行動全部によってストーリーが無数に展開する。13チャプターほどあるのだがその一つ一つでもアイテムを一つ拾うかどうかくらいの差で最終到達地点が大きく変わり、前チャプターの最後によって次のチャプターの始まり方も変わるのでそれに応じてチャプターの最後も大きく変わり.…とバタフライエフェクトを身をもって体感することのできるゲームだ。

ゲームの主題としては「アンドロイドに自我は存在するか」といったものになると思う。
作中でアンドロイドは所有者の命令に忠実に従うようにプログラムされているが、過度なストレスなどにより命令を無視し所有者に危害を加えたりする(これを変異と呼び、変異したアンドロイドは変異体と呼称される)。
この”変異”はプログラムのバグなのか、それとも自我の獲得なのかということについてプレイヤーや作中人類に問いかけるのがこの作品だった。

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単純にゲームとしての感想を書くと、まるで長い映画を観ているようだった。基本的にムービーの中で会話の選択肢を選んだりQTEをこなしたりで進んでいくので、ほとんど映画と言って差し支えないものだった。
プレイヤーの失敗すら選択肢として組み込まれているのでゲームオーバーの概念が存在せず、バッドエンドとして完結するようになっている。

最初に書いた通り14時間ほどかけてプレイしたのだがムービーを見ている時間が12時間くらいだったのだと思う。映画6~7本分を一気に詰め込んだのと変わらない。
ストーリーも重厚なので本当に映画。アイ,ロボットを凝縮して7倍に拡張したようなものを見続ける精神的負荷は相当なものだったので、今も疲れている。

あとQTEが難しい。難易度を難しいにしていたのでQWEASDやマウスジェスチャー、スペース・SHIFTなどなどいろんな操作を2秒くらいでやらないといけないのでめちゃくちゃ難しく、しかも後半になるにつれてQTEの重要度が上がる(間違えるとキャラが平気で死ぬ)のでドキドキだった。特にキー配列が難しく、S,D,Fを同時押しするQTEをこなすことが出来ず最終局面のしょうもないところで主人公を死なせてしまった。

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次にストーリーについての話。
ネタバレを多分に含むかもしれないので注意。

私は平和的デモで解決するルートを進んだ。
マーカスたちに戦争をしてほしくなかったという単純な感情もあり、アンドロイドの未来を考える意味でも平和的解決が正しいと感じたからだ。

アンドロイドが人権を得た場合でも人類に勝利した場合でもそうだが、アンドロイドが自己増殖するルートを確立しない限りはどんな自由を得ようと今世代で打ち切りになることになる。全人類が一気に去勢されたのと同じことだ。

そう考えたとき、次世代の生産ルートを確立しやすいのは人類と共存する方針だと考えた。
そして、マーカスは戦争の主導者というよりは死して歴史を変えるタイプの英雄像に近いように見えたというのもある。これはルート選択によるものだとおもうが。

そしてカーラとアリスは無事国境を超えることが出来たので感動し、泣いてしまった。選択を誤ったのでルーサーは死んでしまったが。

後コナーはしょうもないQTEのミスで死んだ。
このミスがずっと頭に残ってしまい、後半のストーリーはどこか上の空になりつつあった。

残りのストーリーもちょっとずつ開放したいが、自分が選ばなかった選択を観るのは野暮な気もしているので迷う。

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ちなみに私はアンドロイドの感情については肯定派だ。
人間も有機物で回路が構成されているというだけで大してコンピュータと原理は変わらないのに、そこを区別するのは何なのだろうかと思う。
炊飯器が炊飯ボタンを押されて米を炊くように、目で見たものを掴んだり大きな音を受けて耳をふさぐというだけの話に思える。

ここに関してはちょっと時間が無いので後で。

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疲れてぼんやりしながら書いたので感想が雑多になってしまった。
書くことがあれば後ほど追記しておきます。

今日はここまで。

助けてください。