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始まりの朝から夜の始まりに聴いて欲しい曲たち

「私の勝負曲」というタグがあって面白そうだったので、私が好きな曲・ここぞという曲を幾つか紹介しようと思う。
割と歌詞よりリズムを重視しているので、疾走感のある感じの曲をよく聴く。まぁ「ここぞ!」というときに自分を鼓舞しようとしっとしとのバラードを選ぶ人は少ないだろうが。


一つ目 A-E-U-I / THE ORAL CIGARETTES

これ。めちゃくちゃにかっこいい。
歌詞とかを見る限り七夕をモチーフにした曲らしくて、MVにも星とかが多めにあしらわれている。
MVを観たらわかると思うんだけど、80~90年代かと疑うくらい古めかしい演出・画質を用いていて、はっきり言うとダサい。
しかし、そのダサさが不思議と曲の雰囲気・強く明瞭なギターの音色・ボーカルの歌い方等の様々な要素とマッチしていて、俗にいう「ダサかっこいい」のようなものになっている。あえて古くてダサい演出にすることですべてを高めている。良い。
MVの話しかしていないけど、単純に曲が好みなのもある。THE ORAL CIGARETTESはボーカルの声歌い方がかっこいいし、バンドの音も強くて典型的なヴィジュアル系ロックバンドという感じ。
夜に限りなく近い夕方くらいに聞きたくなる曲。朝という感じではない。
だから「外に出て何かを終えた後、自宅でもう少しやることがある。もうひと踏ん張り」というときに聴いてる。


二つ目 クエスト / 小田桐仁義

一聴で惹きこまれた。
ファミコンを彷彿とさせるピコピコとした8ビット調の音をメインにした、疾走感のある曲。
イントロでドカンと音の塊が押し寄せるので、目覚ましに使っている。
おかげで聴くと少し体がビクッとしてしまう。
歌詞とかを見る限り「特に取りざたすることのない日々を探検するような心持で生きてこうぜ。」みたいな曲なんだろうと思ってるけど、実際聴いていると不思議と「頑張ろ~~」という気持ちが湧いてくるので良いです。
だから頑張らないといけない日の朝イチとかで聴いて、自分を鼓舞している。この曲が一番自分の中では勝負曲と言えるかもしれないな。
あとこの人の曲だと『カタヌキ』とか『浴衣と金魚』が好きです。ぜひ聴いて欲しい。


三曲目 始まりの朝 / Official髭男dism

今や国民的アーティストと呼べるようになってしまったOfficial髭男dismの曲。
疾走感では他の追随を許さないと個人的に思っている。
全体的に吹奏楽テイストで、あまりクラシックとかを聞かないのでそこを新鮮味として受け入れられた。
曲の雰囲気としては、「春休み明け、新しいスニーカーで心機一転新しい生活へと駆け出す」と言った感じ。
だから始まりの朝。
サビの「走れ 走れ 花びらを追い抜いて」という部分を聴いていると不思議と自分も走り出してしまいそうになる。同じくサビの「冬の怠惰を振り切って」という歌詞もいいんだよな。決してネガティブな感情ではない、怠惰や冬への感傷を自ら捨て去って新しい生活の始まりへと飛び込んでいく。
そういった明るい別れ、輝く未来との出会いをひしひしと感じることができる。しかも他人ごとではなく自分のことのように。
自分が今一歩駆け出すことで春、輝かしい生活が始まるのだろうという希望に目がくらむ。そして気が付くと駆け出している。
毎朝聴いてもいいな。一番いいのは新年度、環境が変わる時に聴くのがいいだろう。靴を新しくしたときでもいい。


他にも紹介したい曲はたくさんあるんだけれど、ライブラリには3000曲以上あるのできっとキリが無くなってしまう。
冗長な紹介記事に載せられた曲など誰も聴いてはくれないだろうから、今回はこの厳選に厳選を重ね、この三曲だけにしておく。
また機会があれば2997曲から引っ張り出して来よう。

これから新生活の準備を始める人も多いと思うが、この曲たちを頭の片隅にでも入れておいて、新生活の始まりに聴いてくれたらうれしいな。
もちろん今すぐ聴いてくれてもいいけれど。

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