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あすなろの手紙〜俳句を添えて〜

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橘鶫、aloha、鮎太の3人が紡ぐ手紙のやりとりです。俳句を支えに、いろんな話をしたいと思っています。 ヘッダーは、絵・橘鶫×書・aloha
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2023年4月の記事一覧

あすなろの手紙~俳句を添えて~ 鶫 16

これは、俳句を通じて知り合ったnote上の妹弟、alohaさんと鮎太さんと共に紡ぐ、俳句を添えた公開往復書簡である。 鶫の十五通目 鮎太さんの十六通目 alohaさんの十六通目 aloha様、鮎太様  間もなく四月が終わります。春の俳句が読めるのもあと一週間程ですね。待ちに待った夏がやって来る。  自分の生まれ月でもある五月はとても好きな時期です。五月末が誕生日なのでこれからひと月の間は毎年勝手に誕生日月間。いつもより自分を甘やかして過ごします。  今回のお二人からの

あすなろの手紙 〜俳句を添えて〜 その拾六

さて、今回はどんなお話? 毎回いろんなお題でもりあがっております。 ご覧いただけるとうれしいです。 鶫さん、鮎太、こんにちは。 生け垣や公園などの躑躅が咲き初めました。 まだまだ気温は不安定ながらも、確実に季節は夏へと向かっています。 この夏前が一番テンション上がる。夏が来たと思ったらすぐに秋の季語になるので余計にそう思うのかもしれませんが。 鶫さんもきっとそう。 あ、鮎太は秋が好きだったですね。 さて、前回の鶫さんからのご質問。 おにぎりの具。 おにぎり嫌いな人っている

あすなろの手紙〜俳句を添えて〜

これは、鶫さん、Alohaさんと紡ぐ公開の手紙です。多くの人に楽しでいただける内容だと思っていますので。是非ご一読ください。 橘鶫さん、Alohaさん 春は過ぎるのが早いですね。ほんの数日前に満開を迎えたと思った桜がもう葉桜となってしまいました。それでも、鶯の鳴き声や青々とした木々を見ると命の喜びを感じ、嬉しくなります。 今回もご質問に答えいきますね。 まずはAlohaさんから「おすすめの調味料は」。 難しかったです。いまでも悩んでいます。それくらいこだわりなく生活して

あすなろの手紙~俳句を添えて~ 鶫 15

これは、俳句を通じて知り合ったnote上の妹弟、alohaさんと鮎太さんと共に紡ぐ、俳句を添えた公開往復書簡である。 鶫の十四通目 鮎太さんの十五通目 alohaさんの十五通目 aloha様、鮎太様  お二人の家から見える景色を教えてくださり有難うございました。しばし時間を共有したような気持になれました。  こちらは今年雨期が長くて、四月になっても雨の日が多いのですが、今日は晴れています。雨が多いので目の前の山は青々としていて、家の脇を流れる運河の水にはきらきらと太陽を

あすなろの手紙 〜俳句を添えて〜 その拾五

ついつい個性が丸裸になってしまう楽しいやりとり。 毎回手紙の終わりにひとつ質問を置いていきます。 その回答に個性が露わに。笑 お時間ございましたら、ご覧くださいませ。 鶫さん、鮎太、こんばんは。 あっという間に桜の時期が過ぎ、季語の世界では晩春となりました。 このところ雨が降ったりで気温が急にさがり、まさに花冷えを体感しています。 春の季語は希望にあふれているような、そんな季語が多いように感じます。 冬はなんとか美しく詠むことで精一杯なのですが。 冬が嫌い、嫌だ、とわからな

あすなろの手紙〜俳句を添えて〜

これは、鶫さん、Alohaさんと紡ぐ公開の手紙です。多くの人に楽しでいただける内容だと思っていますので。是非ご一読ください。 橘鶫さま、Alohaさま 返事が遅くなりすいません。 過ごしやすい季節になってきましたが、忙しさばかり増しています。過ごしやすくなったといえば、麗らかが春の季語で、さわやかが秋の季語と初めて知った日は、驚きましたが暮らしてみると意味が分かりますね。改めてかつての俳人たちの自然に対する感覚の鋭さを思い知らされます。 さて、今回も質問に答えいきたいと思