2023/11/08─愛の違い(がわからなかったので考えてみた)

皆さんは「愛」の違い、わかってますか?
私はわかってません(でした)。

「愛」、簡単に言えば「好き」という気持ちに区別ができないとどうなるか。
私は昔から惚れっぽかったため「女性であれば大体好き」みたいな状態だったんですが、その「好き」がすべて恋愛感情に思えていました。そのため、「好きな人」について聞かれたとき、好きな人はたくさんいるので「自分でも落とせそうな人」や「自分を好いていそうな人」を答えていたのです。
元カノからも同じ質問をされ「女性なら大体好きになっちゃう」みたいに答えてしまったこともあります。

しかしいい加減このままではいけないと思い、ネットで色々な媒体を見て回りました。そしてそこで得た知識を日記という形でまとめておこうと思いました。もし(以前の)自分のように愛の違いがわからず困っている人がいれば、その答えを得る手助けになれば幸いです。


まず結論を書いてしまうと、愛には3つの種類があると考えました。
友愛・敬愛・性愛の3つです。
それぞれ詳しくみていきます。

友愛は簡単にいえば「友達として好き」です。異性愛者の自分でいえば、同性で同年代の友人に対して思う「好き」がこれにあたります。後述の敬愛のように相手を敬う気持ちや、性愛のように性的な魅力を感じる気持ちとは関係なく好きだというようなものです。

敬愛は「先輩として好き」です。相手を敬う気持ちを持っていればこれにあたるでしょう。敬う気持ちというのは、言い換えれば「相手の何かをマネしたい」という気持ちであると思います。あの人のように素早く仕事をしたい、あの人のように話をしたい、あの人のような先輩になりたい、など一部ないし全部を相手と同化したいと感じる気持ちは、相手に敬意を持っているといえるでしょう。

性愛はそのまま「性的に好き」です。性的な魅力を感じないアセクシャル(無性愛者)の人でなければ、「性的に好き」の意味はなんとなくわかるかもしれません。相手と付き合いたいとか、性行為がしたいとか思う気持ちといえるでしょう。あるいは、相手が自分以外の人と付き合うことや性行為をすることが嫌だ/許せないと感じるのであれば、性的に好きといえるかもしれません。


そしてもうひとつ考えたことが、これらの3つの愛は明確に区別されるものではなく、複数の愛が合わさっていることも多いということです。

思い返してみても、友愛の気持ちもあるが性愛の気持ちもあるとか、尊敬してるけど友人としても好きとか、そういった場合もあったのではないでしょうか?尊敬できるところもある先輩だけど、友達のように親しく話すのも楽しいし、なんなら性的にも好き、なんてこともあるかもしれませんね。


ここまでツラツラと主張を書いてきましたが、ここで少し自分語りをしつつ主張のアラを突いていこうと思います。

まず性愛の見分け方「相手が他の誰かと付き合ってほしくない」というもの。これは独占欲があれば性愛じゃなくても思う可能性があると思います。

唐突ですが、私は友達が少ない人が好きです。おそらくその背景には、相手を独占したいという気持ちがあるように思います。自分以外の人と仲良くなることで、自分の元を離れていくのが怖いのだと思います。あるいは、友達が少ない自分と比べてコンプレックスを感じてしまうからかもしれません。

話を戻すと、「相手が誰かと付き合ってほしくない」と感じる理由には、性愛以外にも独占欲やコンプレックスなど色々な理由が考えられるかもしれないのです。決めつけることなく、自分の気持ちを内省しておきたいですね。

そして、複数の愛が重層的にあるなら、友愛の立ち位置はどこなんだという疑問も出てきます。敬愛でも性愛でもないのが友愛というのでは説明がつかないようにも思えます。

これについては、「性愛でも敬愛でもなさそうなんだけどなんか好き」というのを友愛とすればいいように思います。友人という言葉に引っ張られず、どのような年代に対しても友愛の気持ちは持ちうるものだと思って良いのではないでしょうか。


まとめると、ここで書いたことは以下の2つです。

①愛には友愛・敬愛・性愛がある
②3つの愛は重なり合って表れる

もちろん、ここで書いたこと以上のことをわかっている方もいると思います。しかし、この文は「愛の違いがわからなかった自分や、自分以外にもいるであろう違いがわからない人に向けて、何か手助けになればよい」という気持ちで書いたものです。自分も愛のすべてを理解したとは思っていないですし、軽い気持ちで読み流していただければ十分です。


以上です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

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