大事なものを失うこと/失った人に対して

愛猫のさばさんが亡くなって、ずっとつらい。
始めはうちの子以外の猫を見るのがつらくて
さばおと同じ毛色のこを見るのが一番堪えた。

また、失ったことで発見もあった。

私は今まで
人間関係があまりにも浅く、両親とも疎遠で
祖父母とも縁がないため、人の死に立ち会ったことがない。
そのため、さばおの死は自分にとって初めての体験だったのだけど
人に亡くなったことを伝えるのがつらかった。
そして、慰めのように送られてくる猫の写真もものすごくつらかった。
(これは一応言っておくと、うにを育ててくれた奥さんが慰めのつもりで送ってくれた)

どうつらいかというと
よその子は生きてるのに、どうしてうちの子は死んでしまったの?
と浅ましくも思ってしまうこと。

きっと伴侶や子どもを失っても
私はそう感じてしまうと思う。独身だけど。

どうしてうちの妻が、どうしてうちの彼女が、どうして我が子が……。

もちろんそう思わない人もいると思う。

人の悲しみ方はいろいろで、ちょっとしたことで傷つけたり、反感をかったりすると思う。
私は、私が悲しいから配慮してよと言いたいのではなく
大切なものを失った人への接し方を、すこしだけ学んだような気がした。

大切なものを失った人は、不安定で傷つきやすいのだろう。
そんな人に対して、慎重な行動ができるようになろうと思った。




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