はめステが良すぎたって話(舞台版はめふら)
夜なのに眠れないから、思い出の中の舞台について語らせてくれ。
注意
この記事は2年前の舞台を深夜のテンションで頑張って思い出しながら殴り書いています。推敲も読み返しも無しで公開します。内容が粗くても許せる方のみお読みください。
見るまでの話(あんまり読まなくていい)
皆さまは「破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」という作品をご存じでしょうか。小説家になろう発の小説であり、コミック版やアニメ、映画化などもされている人気作品です。
アニメ2期が終わりコンテンツとしても落ち着きそうな2022年多分春ごろ、舞台版の制作が発表されました。
当時の私は大学生で、2019年末にスタァライトにハマるも2020と2021にあまり現場に行けなかった反動で、劇場に行きまくっていた気がします。
コミック版から応援していた作品の舞台化という事もあり当然興味があったのですが、チケット申し込みの時期にちょうど他作品の申し込みもあり予算オーバーだったと記憶しています。知っているキャストさんは数人いたのですが、主人公カタリナの相手となる男性がメインになりそうだったこともあり当初チケットを申し込みませんでした。
結局チケットを買ったのがいつだったか覚えてませんが、多分ゲネプロの写真とかを見て決断したっぽいです。
何故か円盤化してないから行かなくても後悔はしてなかったと思うぞ、過去の俺。
ちなみに「ジプキャン」とは、私が人の金で観に行った、にしのあきひろ原作、岩田陽葵主演(生田輝とWキャスト)のミュージカル作品である。めっちゃ良かった。チケットをくれたオタクにはあの時の借りをまだ返せていない……
それはさておき。
このお菓子を食べるカタリナを見守るマリアの写真をいまでも保存しているのでおそらくこれを見たんだと思います。生で動く推しカプ、最高すぎる。
その後、私は観ると決めたからにはできるだけ良い席で見たいと思い、公式リセールを利用しそこそこいい席をゲット。先にも後にも公式リセールを使ったのは、はめステだけかもしれません。
ちなみにルートはアランルートを選択。アランが普通に男性キャラの中では好きですし、おそらくアランの婚約者であるメアリ役の小泉萌香さんもルート別のパートに出ると予想していました。
そして観劇……
※ちなみにこの「過去」「自分史上」にスタァライト関連作品は含まれていません。
本題
さて、円盤化もされていない2年前に1度見ただけの舞台の良さをどれだけ語れるのか不安になって参りました。
ビジュアル
まず、簡単なところからお話しするとこの舞台、キャラクターの見た目が良いです。もうめちゃめちゃ良いです。
当たり前だろ?と思われるかもしれませんが、意外と当たり前ではないのが2.5次元舞台。微妙に顔立ちがイメージと違っていたり、特殊メイクが安っぽかったり、ウィッグのサイズ感や色合いが微妙だったり、原作のイラストにあるイメージを俳優さんたちにうまく落とし込むようにどの作品も尽力されているとは思います。でも個人的に、見た目の完成度に100%納得できる作品はあまり多くありません。まあキャストさんの顔立ちがどれだけ綺麗でも、担当キャラと似ているかは別の話ですから当然かもしれません。
ちなみに私は露崎まひる役の岩田陽葵さんが舞台#4で使用されていたウィッグに納得できていません。
構成
次にこの舞台、まとまりがとてもいいです。
原作のある舞台で私が一番気にしてしまうのがこのまとまり問題です。
ある程度長い原作を2時間から長くても3時間の舞台作品にすることは難しいと思います。ほぼ全ての作品が次の3通りのどちらかの手法で2時間から3時間程度にまとめていると思います。
①ダイジェストに名場面を見せる
②一つの事件をピックアップする
③上ふたつのハイブリッド
はめステはハイブリッド方式だったと思います。制作サイド的にはアニメ1期準拠にしただけといった感じなのだとは思いますが。
作品自体が難しかったりキャラが覚えにくかったりするだけで丁度いいバランスを保つのが難しいのだとは思います。そんな中、はめステは程よく全員に見せ場がありメインとなる事件の展開も分かりやすく、アンサンブルさんたちをうまく酷使して原作の雰囲気を作り上げていたな、と思います。
このへんの評価はたぶん各作品原作知識によっても変わると思います。例えば私はチェンソーマンの舞台を原作未読の母を連れていくことになったのですが、私は大満足でしたが母はキャラクターを覚えきらずに終わってしまったと言っていました。
2.5次元舞台は原作ファンへのファンサービスという側面もあるのでキャラクターごとに見せ場を作らないといけなかったり、絶対に見せなければならないシーンがあったりなど難しいとは思いますが、やはりひとつの舞台作品として綺麗に成立していることが前提にはなるべきだと個人的には思います。
そういう意味でもはめステはとてもいい作品だと思わせてくれました。
音楽
なんか色々分かったようなことを書きましたが、色々すっ飛ばしてもう曲が良いんですわ!!はめふらは!!
これに関してはもうアニメ化様様といった感じですね。
自律神経が乱れがちなオタクなので、映画とか舞台でよく泣くんですが「君の影、オレンジの空」は曲だけで思い出して泣きます。
一応大きなネタバレは避けますが、これ転生モノなので主人公は一回高校生で頃死んでるんですよね。そのへんの設定や、いままで主人公が無意識に救ってきた友人たちの存在を思わせる曲です。
一方で主題歌の「乙女のルートはひとつじゃない!」はハイテンションで忙しい、頭カタリナな曲。割とお涙頂戴をやってるのに最後に流れるのはこれなんですよ。シリアスな話も多いけど、最終的にはカタリナの天真爛漫でおバカ、お人よしなキャラクターでみんな笑顔で終わる、これがはめふらの美学なのです。多分。
ありがとうangela。
締め
途中でまとまりについての話とかしておいて申し訳ないのですがこのnoteはなんの計画性も無く書いているのでいい感じのまとめが思いつきません。
とりあえず何故今になって急に2年前の舞台について語ったのかを話すと、察しがついている方も多いと思いますがカタリナ役だった太田夢莉さんがヒプノシスマイクの舞台に出演されて話題になっていたからですね。
全然ヒプマイ知らないので未チェックでしたが、円盤が出たら買って観ようと思ってるくらい気になっています。
太田夢莉さんの演じるキャラクターは個性的なキャラクターが多いヒプマイの中でもだいぶヤバい人なんだと思います。人徳だけで生きているカタリナとは真逆ですね……
本当に最後に
これだけは言いたいのですが、はめステ円盤化しないですか?あの舞台そもそもカメラとかも一切入っていなかったんですかね?再演でも良いです(強欲)。
それでは今日はこの辺で。
次は「『ささつ朗読劇』徹底解剖、佐伯沙弥香から見た小糸侑と槙聖司について」でお会いしましょう。嘘です。おやすみなさい。
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