え?なんで? ガン宣告は 突然に
まりちゃんがガン。
寝耳に水、青天の霹靂、である。
頭真っ白になるってよく聞くけど、このことか?
一瞬だったけど。
そっから頭の中がわーっと大暴走
まず、順番が違う!ってこと。
順番が違うその1。
我が家は80代の年老いた父と、認知症の母
、そして私たち「出戻り出戻り行かず後家」の50代三姉妹の「ザ・田舎の8050どストライク一家」である。
当然三姉妹で親の面倒をみてきて、それがずっと続くと思っていた。(といっても障害者のわたしは介護される側だけど)
なのに。
まりちゃんダメ、順番は守らなきゃ。
親より長く生きるのが、親に介助してもらいっぱなし、世話になりっぱなしのふがいないわたしのせめてもの親孝行。
それは、30年前わたしが病気になった時に誓ったこと。
だからなんとしても親より長生きしなきゃ。
順番が違うその2。
妄想人間であるわたし(想像力豊かと言いたいけど)の勝手なイメージでは、医療が進んだ現代、ガンの告知は健康診断とか人間ドックで「ちょっと影がありますね、詳しく検査しましょう」→「早期発見で良かったですね」である。
それがいきなり「かなりのガン、かなーり進んでしまってるガン(主治医から話を聞いたさっさん談)である。
だって、昨日午後、やっぱり整形外科に行くと仕事早退きして帰ってきて、冷食のナポリタン大盛り食べてたじゃん。
大盛り食べてた人が、坐骨神経痛ではなくガンが骨に転移してるらしい、明日総合病院に行くって…。
唐突すぎるでしょー!
でも、大盛り食べてた姉は翌日総合病院を受診しそのまま入院、まず放射線治療が始まった。
検査の結果、もう手術はできないほどガンが大きくなっていたことがわかり抗がん剤治療も始まった。
大盛り食べてた姉はその次の日からほとんど何も食べられなくなった。
大盛り食べてたのに?
何度も何度も思った。
ここで我が家の家族構成。
おじいちゃん:父 年相応にガタがきているけど、家族の中では今のところ2番目に元気
ばあば:母 認知症歴10年以上
まりちゃん:長女 この度、ガン発症
さっさん:次女 我が家の仕切り屋
わたし:三女 リウマチ患者 障害者手帳1級で松葉杖生活
一般的には、両親と障害のある妹の3人をお姉さん2人が面倒みてるんだね、お仕事しながらで大変だけどがんばってるね、エラいねぇと想像されるだろう。
それが!大盛りナポリタンの(しつこい)翌日から、突然、次女が1人で残り4人を介護する生活が始まった。
介護はエブリデイ
2対1だってなかなか大変
1対1はかなりキツい
それなのに
1対4!!
四面楚歌
孤軍奮闘
四方八方
どうなる我が家!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?