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笠木拓さんの『イミテーション・リリィ』、表紙デザインをしました

笠木拓さんの小説本『イミテーション・リリィ』の表紙デザインをさせていただきました!手のひらにおさまる、かわいい物語。かわいくて切なくて、でも前を向いていけるようなお話ですよー💐

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さらさらした手触りの紙なので、写真より優しい雰囲気かな。表題作の主人公が、悩んだり迷ったりしてるんやけど芯が強くてめっちゃ魅力のある人で、その感じが出たらいいなと思って色とか選んだんやけど、いい感じじゃない?!って自分では思ってる……!写真より実際の本のほうがかわいいから、手に取って見て欲しいー!

あと個人的に、私と同じ名前の女の子が出てくるのがちょっと嬉しいな。じゃこじゃないで。本名なのでどのこかはひみつ。京都の街を舞台にした物語で、京都を歩いてるような気分になれるのも楽しい。登場するケーキ屋さんや喫茶店に行ってみたいなー。実際にあるお店みたいやし。

『イミテーション・リリィ』の通販は、笠木さんのツイートからどうぞ。

笠木さんは歌人で、歌集がこれまためっちゃおすすめです。
『はるかカーテンコールまで』(港の人)より、好きな短歌3首。

じゃあねって手を振りながらこの風はいつか誰かの声だった風
トーキョーに来るたびにお茶しすぎるよ ぜんぶ追伸みたいな会話
きっとかわいく生きててねっていう気持ちぜんぶをへたな握手にこめる

どことなく『イミテーション・リリィ』の世界っぽい気が。特に3首目。

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