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2024/06/22(土) 日記。アガパンサス。母の実家へ。今日も電車でさだまさし。

朝、散歩を軽く。
やはり朝の空気はよろしいなあ。

どこもかしこもアガパンサスが、長い茎をまっすぐ伸ばして満開である。

坂を登り降り。
BGMはローリング・ストーンズの新しいアルバム。
出たのは去年か。
コロナの最中にシングル配信していたやつも入っていたのか。
(後でこれは日本盤のみのボーナストラックとわかった)
このアルバムは、18年ぶり満を持してのオリジナル楽曲のアルバムということだが、
よくぞ作ってくれた、というか、やはり年を取ると単純にかっこいいポップ・ミュージックを作るのは、ストーンズでさえ難しいことなのだなあと。

だからこの20年は、ライブツアーをがんがん開催し、フェスにも出演し、合間に昔の(70年代や80年代のライブ音源や映像、あるいは50年以上前のアルバムのボツ音源などをがんがん出しながら、生きながらえていたのだな。
それは、公のロックンロールスターとしての顔で、実際はそれぞれ、充実した個人的生活を楽しんでおられたことであろう。家族も大事にしていらっしゃるし。

しかし、僕も新しいポップミュージックには、まことついていけないなあ。
いや、昔からあまり興味なかったのだけれど。
長く好きでいられるものが好きなのだ。

とかなんとか、つらつら思い、それが深まることもなく、帰宅。

いろいろ用事をして、母のいる実家へ。
施設がコロナで閉まっているので、自宅待機している母の様子を見に行く。

退屈していたらしく、歓迎してくれた。
一緒に、スーパーに買い物に行く。
「美味しいものが食べたいな~」と言うので、「肉でも焼こうか?」と、
昼間から焼き肉(と言ってももちろんほんの少し)。
焼き始めたら、母は巻き寿司を食べている。
二切れほど食べて「お腹いっぱい」と言っている。
おいおい、焼き肉食べると言ったやないか?
お皿に載せて出すと、食べてくれた。

施設からは、お昼のお弁当配達とバイタルチェック、服薬管理に毎日来てくれているようだった。
その後、携帯の解約に、僕がひとりで行く。
解約だから本人が行かなくても大丈夫だろうと(契約だったら当然他人名義はむずかしい)、
一人で行ったが、やっぱり思った通りスムーズだった。ただ止めるだけだから。

大雨。

夕飯は惣菜を買ってきて一緒に食べる。
あと1時間くらいで寝る、というので、じゃあ、帰るわ。

帰りの地下鉄でさだまさしを聴きながら涙する。
世のみなさん聴くと絶対泣ける歌はありますか?
私には数々ありますが、さだまさしの「ひとりぽっちのダービー」が十指に入る。
「あのダービー夢のダービー もしも怪我さえなければ、彼にもチャンスはあっただろうか?」
の、だろうか?という疑問形。
いたるところに「怪我さえなければ、成功したのに」と悔しがっているのか強がっているのかそういうバカが世に多い中、そう思いたいのは山々だが、ちゃんと現実を見据えて疑問止まりにしておく、控えめなところがぐっとくるのだ。この主体は主人公の馬本人ではなく、彼を見つめる物語の書き手の視線、意見。
しかし、馬を主人公にしてこのような歌を書けるさだまさしはあらためて凄いと感じる。
ぞうさん、とか、おうまのおやことか、童謡ならいくつか名曲はあれど、
これはなんというジャンルだろうか。
三波春夫先生の赤穂浪士の浪曲歌謡に近いだろうか。

折りたたみ傘では、駅まで歩くだけでずぶ濡れである。

帰宅後、博士ちゃんを見る。
世界的アーチストYOSHIKIがゲストに出ているのだ。

寝る前に「路傍のフジイ」という漫画を読む。
むちゃくちゃ面白い。いずれドラマになりそうだ。

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