【ラブホという場所の裏の顔6 ミステリー】

ラブホテルの清掃の物語。

今日はミステリーです。
私は、今からお話しする内容を時折思い出すことがあるのですが、いまだに納得がいきません。
そんな問題について、皆さんのご意見を、ご教示をいただければ幸甚に存じます。

何も変わらない、いつもの作業時。
私はある部屋に入りました。
そして、ふと見ると、壁に女性もののTシャツとミニスカートが、ハンガーにかけられています。
びっくりした私は、その部屋を出て、清掃が終わった隣の部屋に駆け込み、フロントに内線を掛けました。
「○○〇室は、お客さん出てますか?」
そう私が聞くと、フロントから「もう出てるよ。清算も終わってるし」という返答。
私は、「チェックアウトは、2人でしたか?1人でしたか?」と聞きましたが、「フロントの構造から、お客さんの顔も見えないから分からない」という返答でした。

さて。
非常にヤバい状況です。
皆さんには、分かっていただけますよね。
最悪、私が第一発見者になる可能性が浮上してきたことを。

覚悟を決めて、くだんの部屋に戻りました。
ベッドを見ても、誰もいません。
念のため、マットレスをめくってみましたが、誰もいません。
トイレ、風呂、クローゼットも誰もいません。

つまり、誰もいない部屋に、女性ものの服が、上下でハンガーに掛けられているということです。
私は混乱してしまいました。
「じゃあ、ここにいた女性は、いったい何を着てチェックアウトしたのか?」。

そんなところに、おーさんが「掃除終わった?」と言って入ってきました。
私はおーさんに「おーさん、あれ見てくださいよ。なんであの服が残されてるんですか?」といいました。
すると。おーさんはちょっと呆れたような微笑みを見せて、こう答えました。

「あれはな、昨日ここにいた男が『今日はお前のために洋服買ってきてやったから、ちょっと着てみろよ。似合うじゃねぇか。もうこんな服捨てて、明日はこの服着て帰れよ』って言って、ここにその服を捨てていかせたんだよ。角ちゃんは、まだ若いから、この辺の男と女のことがわからねぇんだよな」と言うのです。

そうなのか?
そういわれても、着てきた服は持って帰らねぇか?
まぁ、殺人事件や拉致案件なら、犯人は手掛かりとなるようなものを残すわけはないから、女性の上下の服を残していくということはないと思いますが、おーさんが言うことが正しいとしても、貧乏人の私なら、自分の服は持って帰ると思います。
それは今でも変わりません。

その上下の服は、「忘れ物」えおして保管されていましたが、一定期間が経過したので廃棄されました。

皆さんは、どう思われます?
皆さんの推理力を、お借りしたいと思います。

本日はこれまで。
それでは、また次の機会に。

私の雑文は、以下でまとめて読めますので、ご興味のある方はどうぞ。
https://note.com/sababushi1966
よろしくお願い申し上げます。

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