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Pixel7のカメラにフィルムを貼ってはいけない理由

屋外で使いたい人は注意

結論から言うと、外でカメラを使いたい人は貼らない方がいい。
逆に室内でしか使わないとか、最悪使えないタイミングがあっても許せる人は貼ってもいいと思う。まあ少数派だろうけど。
今回はその理由と、大切なレンズを守るためにできることを考える。

フィルムを貼るとレンズがくもる

そもそも何が問題なのかというと、それはズバリ、レンズの曇りだ。
もちろん画質劣化とかレンズフレアとか、他にも問題はある。まあでも、これらは防御力とのトレードオフとして許容できるから今回は割愛。
でも曇りはダメ。致命的すぎる。
しかも厄介なのが、フィルムとレンズの間に発生すること。直接さわれないところだから拭けないし、一度できるとなかなか消えない。

原因は新しいデザイン

これはあくまで推測だけど、原因はカメラバーの金属カバーにあると思う。
というのも触ってみるとわかるんだけど、こいつ、わずかに出っ張っているのだ。
つまり、レンズ部分が周囲の金属部分に対して凹になっている。

雑な絵で申し訳ないけど、イメージはこんなかんじ

レンズフィルムは、そのほとんどがガラスの一枚板だ。
貼り付けると、レンズ部分とフィルムの間に空間ができることになる。
空気は基本的に水蒸気を含むから、周囲が冷やされると凝結して、レンズを曇らせるというわけ。

同様の現象は他のPixel7ユーザーからも報告されていて、調べた限りでは先代のPixel6やiPhoneなどでは発生していない。確かにPixel6のカメラバーは完璧にフラットだったし、iPhoneはレンズの方が出っ張っている。どちらもフィルムとの間に空間はできないのだ。特にPixel6では発生しないことを考えると、そんなに見当外れでもないと思う。

以上のことから、Pixel7は構造上カメラフィルムを貼ることがおすすめできない。レンズ部分だけを覆えるフィルムがあれば別だけど、現時点では存在しないし、ダサくなるし、多分外せなくなる。やめた方がいい。

そもそもフィルムって必要?

Pixel7のレンズ部分には「Gorilla Glass Victus」という力強い名前の強化ガラスが使われている。詳しい解説はよそにお任せするが、ちょっとやそっとで壊せるものではない。
精密機器なんだから丁寧に扱うのは前提だけど、これだけの強度があるならそこまで神経質にならなくてもいい気はする。

私なりの対策方法

それでも心配だという人には、スマホリングがおすすめ。
開きっぱなしで使うことで、カメラへのダイレクトアタックを大幅に減らすことができる。
置く先を気にしなくていいから、気持ち的に楽になるってのも重要。

ちなみに、ライノシールドにはそのままでは貼り付かない。付属の補助シール必須。

リングはちゃんとしたメーカーの買った方がいい。
安物は最初はいいけど、すぐにふにゃふにゃになって立てられなくなる。

まあ、どーしてもむき出しでは気になる、というのであれば、フィルムを貼ってしまおう。
というのも、頻度は高くないから。
私の場合は、1ヶ月で一回遭遇した。
これを多いと取るか、少ないと取るかって話。
シャッターチャンスと引き換えに、確実な安心感を得たいならアリ。

結論

・Pixel7にレンズフィルムは、基本的にNG
・スマホは精密機器、大切に扱おう

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