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アシスタント、0から募集します。
こちらの記事に目を通していただきありがとうございます。
タイトルにある「アシスタント募集」という内容についてですが、
あくまで現在進行形で「さあやん」を応援してくださっている方にのみ向けたものとなります。
ただ、日頃から数多くのライバーさんの苦悩を耳にする中で「コミュニティ形成」を課題としている方が多くいらっしゃることから、
私がこのような形で枠のことをオープンにお話することで、誰かのヒントや頑張るキッカケになれたら嬉しいです。
これまで数多くのnoteを執筆してきましたが、今回のような内容を記事にすることは初めてなので、
どうか最後まで温かい目で読み進めていただけたらと思います。
今回のnoteでは、私の約3年半という長いライバー人生の中で、スタートラインまで遡ってお話をさせていただきます。
長文となることが予想されるため、2部に分けて記事を展開させていただきますので、最後までお付き合いいただけますと幸いです。
最初の3ヶ月間は「アシスタント無し」
遡ることおよそ3年半。私がライバーを始めたのは2019年12月23日。
今よりもユーザー数は少なく、アイテムのデザインやアプリの機能も全然違いました。
その当時から「アシスタント機能」というものは存在していましたが、
アシスタントを設定する際には、ライバー側には下記のようなポップが始めに表示される仕組みになっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1685354249989-tQUy0d1152.jpg?width=800)
このような注意喚起は昔から継続されています。
わざわざ、任命する前にこのような注意喚起のポップをワンクッション置くことで、
それだけ「アシスタント」という存在が枠に与える影響が大きく、枠内でのトラブルも多いということを示してくれています。
私自身の話でいうと、ライバーを始めたばかりの頃、事務所のマネージャーがアプリの使い方や最低限の心得について色々と教えてくれました。
ランクが上がってきて、常連リスナーさんも固定化されてきた段階で、
「アシスタントって居た方がいいんですか?」と質問したところ、その時のマネージャーの答えは即刻でNOでした。
その時マネージャーが理由として話してくださったことを、少し分かりやすくまとめてみると…
【初期段階でのアシスタント任命によるデメリット】
❶乗っ取りのリスク
枠が成熟していない状態でアシスタントを決めてしまうことで、選択権を奪われたり価値観などを押し付けられる原因にもなり、最終的に枠が乗っ取られてしまう可能性があります。(マウントを取られるetc)
❷トラブルへの耐久性の低下
アシスタントと何かしらのトラブルがあった際に、枠への影響だけでなく自分自身の精神的不安も大きくなってしまい、崩壊してしまう可能性があります。
会社で例えると、社長が急に辞めてしまったら社員たちは不安になり、統率が取れなくなるのと同じ現象です。
❸出会いのチャンスを潰してしまう
新人ブーストのようなものはどの業界にもあり、最初は無条件に可愛がられたり許されたりすることも多いです。
せっかくの「教えてあげたい!」「応援してあげたい!」と思ってもらえるキッカケを、早い段階からアシスタントで周りを固めすぎることで逃してしまうかもしれません。
他にも挙げられるデメリットはあるかと思いますが、急いでアシスタント設定をしてしまうリスクはいくつもあります。
「まずは3ヶ月様子を見てみよう」とマネージャーがアドバイスをくださったことには、
これらのリスクを回避し、自分自身がどんな配信枠にしたいか?どんな思考を持ったリスナーさんにファンになって貰いたいか?をきちんと理解することから始められるように導くためだったのだと思います。
これを受けて、初めの3ヶ月はアシスタントの任命を見送ることにしました。
そして、客観的視点を持ちながら枠内のコミュニティ形成に励む中で、当時の常連リスナーさんの中に「この人のこういう立ち回り、すごくありがたいな…」と感じる瞬間があると同時に、
「なんでこんな言い方するんだろう」と悲しい気持ちにさせてくる人物も多く存在することに気づきます。
これらを繰り返していく中で、徐々に自分の中で「私の枠では○○を大事にしていきたいな」と、
理想とするリスナー像や配信の雰囲気が固まっていったのです。
「仮アシスタント」として養成所を作る
ここで一度、当時のリスナーさんに「最初は固定のアシスタントは付けずに、私がお願いしたいと思った方をファミリーに招待させてください」とお話をしました。
あくまでそれは「招待されなかったから、あなたはアシスタントに向いていません」と言い放つようなやり方ではありません。
日頃からありがたい・嬉しい行動には「枠内で讃え合う」といったアクションを取ることで、
「確かにあの人はすごくいい人だもんね!」と周りのリスナーさんが自然と納得するような種蒔きをしておくことで、スムーズに受け入れて貰えました。
学生時代に学級委員やリーダーを決めた時を思い出してみてください。
中には「僕がやりたいです!」と自信満々に挙手してくる生徒もいましたが、クラスの中では、なんとなく「多分あの人が委員長だよね」と予想できるようなコミュニティが出来上がっていたと思います。
クラスの中には数十人という生徒が在籍していて、学校の規則や担任の先生がもうけた最低限のルールの中で日々を過ごしています。
授業を受けたり部活動に参加したり…得意・不得意はありながらも、それぞれの生徒がある程度の自由を持ちながら能力を活かし、スキルを伸ばしていく。
ただ、その中には、その集団行動の中には含まれないボランティアに近いようなことを「自発的にやってくれる人」もいたはずです。
授業の合間に消し忘れ去られた黒板、植物への水やり、休んだ生徒のフォロー…
本来やらなくてもいいことを「クラスメイトが快適に過ごせるように」「みんながやりたがらないのなら…」という善意で請け負ってくれた存在。
その存在こそが、配信枠でいう「アシスタント」に近いのかな、と思っています。
ただ、怖いのは「実は自分の評価や立場を良くしたいだけ」という裏の意図がある可能性もあるということ。
その場合、自分の目的が果たされた時点で放棄したり、見返りを求めてきたりする可能性もあるのです。
これらを見極める最終地点として私が設けたのが「仮アシスタント養成所」という名の完全招待制ファミリーでした。
このファミリーに招待したリスナーさんの中から、日毎に2名ずつ「今日のアシスタント」として日直のように定期制作・定期出しなどをお願いし、
時には枠で抱えている問題や課題点について話し合いもすることで、信頼関係をどんどん深めていったのです。
「本アシスタント」、始動。
堂々とアシスタントと呼べるようなリスナーさんが枠にいることは、ライバーにとっては頭が上がらないくらい有難いことです。
ライバーの配信はたった1〜2時間のものではないし、特に私は連続して8時間、10時間…と超長時間配信をすることもザラにあります。
リスナーさんはあくまで「配信を楽しみに来ている」のが大前提ですし、多くの方は日中はお仕事をされています。
私も実際に会社勤めが長かったので分かりますが、仕事が終わって帰ってきて、ご飯を食べたら大概クタクタです…。
そんな中、長時間行われるライバーの配信に貼り付き、途切れないようにタグを付け、入室ログを見逃さず定期を出す。
正直、本当に凄いです。
そんな大役を快く引き受けてくれるリスナーさんには、改めて私も感謝の気持ちをもっともっと伝えないといけないな、と思いました。
先ほどの続きとなりますが、そこから3ヶ月が経過し、2名のリスナーさんに「本アシスタント」としてアシスタントをお任せする運びになりました。
当時26歳の、若い男子大学生リスナーさんのコンビでした(笑)
3年半前のベースとなってしまうため、現在のやり方とは異なりますが、当時はその3名でオープンチャットを設立し、
配信の日別目標のシェア・リザルト共有・定期の確認・ポコチャの情報交換などをメインに話し合っていました。
当時はまだファミリー内でのコミュニティの信頼関係が安定していなかったこともあり、
アシスタントと私だけの空間をオープンな場所に作ることで「そこでは何を話してるんだ?」などと変に勘ぐってくる人がいるかもしれない…というリスク回避のために設立したのがキッカケでした。
(ちなみに、今はそのような場はなく、全てファミリー内で作戦ややりとりも完結するようにしています)
…と、ここまででも相当長くなってしまいました。
これらはまだ3年半のライバー人生の中のたった半年にも満たない冒頭部分のお話ですが、むしろ、初めの1年で大きく決まったとも思っているので、
ここから沢山トライアンドエラーを繰り返し、他枠のライバー・リスナーさんからも「神アシスタント」と称されるメンバーと出会うお話を第2部でしていければと思います。
最後に
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
私自身が本日6月3日より「オリジナル楽曲イベント」に参加させていただくことから、そちらを終えてから続きを更新させていただければと思います。
実は、5月は本当に苦しい1ヶ月でした。
3周年を迎えた2022年12月から半年が経過し、ここで多くの古参アシスタントやリスナーさんとのお別れがあり、心が折れかける瞬間が数え切れないほどありました。
特に、前回noteでも触れた「アシスタントリーダー」として枠を牽引してくれていたリスナーさんとの別れは、
時間が経過しても何度も何度も私の不安を掻き立ててくる瞬間があり、「もう続けられないのか?」とマイナスな思考が過ぎることも多々ありました。
それでも、こんな弱い私をずっと信じてそばに居てくれているファミリーもいます。
このnoteを書こうと思ったキッカケは、
「もう一度このコミュニティを今のメンバーで磨き上げたい」
そう思い、崖っぷちな気持ちから立ち上がりたかったから。
最近出会ったリスナーさんにも、こんな歴史があったんだ、と理解していただきたい。
枠のことで悩んでいるライバーさんが、自分の時系列と照らし合わせて参考にできるかもしれない。
様々な想いで、綴らせていただきました。
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次回の更新でお会いしましょう!
さあやん
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