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【人材紹介×ChatGPT企画 / 第6回】ChatGPTは人材紹介の仕事を奪うのか。代替マッチングサービスの登場可能性について聞いてみた

お世話になっております。VINCEREの塚原です。

ChatGPTの登場によって様々な業界に影響が出ています。
直近でもTwitterで、ChatGPTの登場によって業績に大きな影響が出た企業などが話題となったりしていますが、当然ながらこのレベルのパワーのあるサービスの登場は各業界に影響を与えるものになるでしょう。

【悲報】 ChatGPTに駆逐された会社が現る
https://twitter.com/masahirochaen/status/1653982839275388928?s=20

上記のリンク先は教育業界に関するものですが、こと人材業界においても同様の事象が発生する可能性は十分あると私は見ています。

人材紹介業界もChatGPTの影響を受ける

ChatGPTはあらゆるデータの深い分析を可能にします。
そのため、たとえば様々なデータのマッチングを改善・自動化する可能性について推察すると、元々求職者と求人のマッチングが根幹にある人材ビジネスにおいても、ChatGPTを始めとしたGenerativeAIがこの領域に進出してきても不思議はないというか、ある種当然の流れとして何らかのサービスは出てくるはずです。

推察と書いていますが、IT技術に強い人材系企業やその他開発企業ではすでにこのあたりに着手している可能性もあるでしょう。もともと紹介フィーの高い業界ですから、新たな市場参入者が出てきてもおかしくないフィールドです。

何らかのサービスが出てくる前に、どのようなサービスの登場が考えられるかを検討しておくことは、競合環境を考える上で無駄ではないかもしれません。

というわけで、上記の観点でChatGPTに対してAIを活用した人材系マッチングサービス登場の可能性について聞いてみました。

プロンプトと結果

私が作成したプロンプトは以下。

ChatGPTなどのgenerativeAIの登場によって、オンラインを介した各種マッチングプラットフォームの事業に何らかの影響が出るのではと推測されます。

人材紹介ビジネスを求人と求職者のマッチング事業と考えた場合、人材業界に対してインパクトを与えるようなマッチングサービスの登場が考えられますが、例えばどのようなサービスが予想されるでしょうか。各700文字程度で5つほどリストアップしてください。

また検討にあたって、他業界でのマッチングシステムを参考にした新たなマッチング手法の導入など、これまでの業界の常識では到達しないような切り口のアイデアをいくつか入れてください。

ChatGPTの回答は以下。

1. AIドリブンのスキル分析:
ChatGPTのようなAIを用いて、求職者のスキルや経験を自動的に分析し、
それに基づいて適切な求人にマッチングするシステムが考えられます。
これにより、求職者と企業のマッチング精度が向上し、
人材紹介業界に大きなインパクトを与えるでしょう。

2. 自動化された面接プロセス:
AI技術を活用して、面接プロセスを自動化するサービスが提供されるかもしれません。
これにより、求職者と企業双方の時間と労力が節約されるだけでなく、
より効率的なマッチングが実現される可能性があります。

3. 仮想キャリアカウンセリング:
ChatGPTを活用したキャリアカウンセリングサービスが登場する可能性があります。
AIによるキャリアカウンセリングは、個々の求職者に適切なアドバイスや職業選択のサポートを
提供することで、求職者と企業のマッチングを促進するでしょう。

4. データドリブンなマーケット分析:
AI技術を活用したマーケット分析ツールを導入することで、
求職者と企業のニーズや市場動向をリアルタイムで分析し、
最適なマッチングを実現することが可能になるでしょう。
これにより、従来の業界の常識を超えた新しいマッチング手法が提案されるかもしれません。

5. クロスインダストリーマッチング:
これまでの業界の常識では到達しないような切り口で、
異業種での転職やスキルの再評価などを促進するマッチング手法が導入される可能性があります。
例えば、従来は異なる業界の求職者と企業をマッチングすることが難しかったが、
AI技術の活用によって、求職者のスキルを総合的に評価し、
新しい業界でも活躍できる可能性を発見することができるでしょう。
これにより、人材紹介ビジネスにおけるマッチングの幅が広がり、
求職者と企業双方にとって有益な結果が生まれることが期待されます。

5つの案が出てきましたが、どれも非常に面白い着眼点のように見えます。
おそらく、すでにこういった観点からサービスの開発は進められているのではないかと思えるほどです。

個人的に特に興味があるのは「AIドリブンのスキル分析」「クロスインダストリーマッチング」の2つですね。

前者は入社後のスキル面のミスマッチを防ぐうえでかなり役立ちそうです。後者については、候補者の入力した情報から、これまで勤めていた業界とは目線を変えた切り口で興味深い求人をレコメンドすることが可能になりそうです。

まとめ

ChatGPT関連の情報を追っていると、取り急ぎ目新しい情報の波は一旦落ち着いたような印象を受けます。

この後は各企業が実際の業務にどう活かすかのフェーズに移行し、一定の期間を経て洗練されたサービスの登場、となる流れではないでしょうか。

AIに仕事が奪われる可能性も否定できないところがなんとも怖いですが、同時に新たな時代を肌で感じられることを思うとわくわくもします。

個人的には、時代の流れに淘汰されないよう、常に状況を見ながら自分として価値の出せる仕事を見つけられるようアンテナを張っておきたいなと思った次第です。

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