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SAAIのコミュニティ

「最初に読むSAAI note」第9弾、今回はSAAIの施設運営を行っている01Boosterのコミュニティチームについてご紹介します。01Boosterコミュニティマネージャーのブランスクム 文葉氏にインタビューを行いました。

①プロフィール

ブランスクム 文葉氏

株式会社ゼロワンブースター
オリエンタルランドで店舗運営や人材教育、ディズニーシー立ち上げを経験後、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に転職。経営管理部門のサポート業務、CFO秘書を経て野村證券へ。お客様のニーズやライフプランの変化を理解し、様々なご要望に応えるファイナンシャル・アドバイザーとして15年、コンサルティング業務を行う。2020年2月より01Boosterに参画。グロービス経営大学院MBA。

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②新しいことにチャレンジするのが好き

よく「キャリアが非連続で面白い」と言われるので、まずはそんな私の自己紹介から。
新しい環境に飛び込んでチャレンジするのが好きで、転職を何度か経験しています。停滞することに、閉塞感と危機感を感じてしまうんです。これまでのキャリアをざっと振り返ってみると、大学は流されるように入学してしまい、将来の目標が見出せなかったので1年で中退。本当は小さい頃に「ディズニーのキャストになりたい」という夢があったのですが、行動に移す前に諦めてしまっていました。そこで、大学中退を機に上京し、一念発起し、念願かなってオリエンタルランドに入社。店舗運営から人材育成、ディズニーシーの立ち上げまで携わったところでやり切ったと思い転職を決意しました。生きるための職業選択としてファイナンスを学び始め、次に入社したのがカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)です。実は01Booster代表の鈴木とはCCCで出会っています。2年ほど鈴木の元で働いた後、さらにファイナンスの世界に興味を持ち、野村證券へ転職。15年間ファイナンシャルアドバイザー(FA)として働きました。FAとしてスキル不足を感じ始めた頃に経営大学院へ通い、経営学修士(MBA)を取得。そこで出会った卒業生からの勧めで今は01Boosterにいます。また鈴木と共に仕事をすることになるとは、CCC時代には想像もつかないことでした。

人と比べると思い切りの良い方なのかもしれません。能力を磨いてさらに成長したいと感じるたびに、新しい環境に飛び込み、キャリアを転向してきました。そうやって進んできた中で様々な出会いや経験があり、今の活動に生きているのだと感じています。


③Bar変態のデザインとの繋がり

SAAIのBar変態には勝手に親近感が湧いています。Bar変態といえば、紫の背景に蝶が飛んでいるあの看板が印象的ですが、以前まで私のFacebookのアイコンは蝶に設定してあって、しかも紫が好きと言うのをずっと公言していたんです。周りからは「Bar変態のアレ、デザインしたのは文葉さんですよね?」とよく聞かれていましたが、もちろん違います。引き寄せられてきましたという感じです。大企業を出て新たなキャリアを歩み、「さなぎから蝶にメタモルフォーゼをする」という意味で、SAAIで働けることは天職だと思っています。

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④新しいことを始める人の背中を押す

SAAIという施設を単なるコワーキングスペースにはしたくないですね。そのために何が大事かと考えた時に、新しい事業が生まれる場にすること、起業を支援する場にすることだろうと考えました。思いつきをカタチにし、ここから新しい動きがたくさん生まれるような、イノベーションの震源地にしていきたいです。
具体的に行っているのは、SAAIに訪れる方に対して必要な人材・必要なスキルを結びつけていくことです。何か新しいことを始めたい、新しいものを生み出したいという熱量の高い人が集まれる場所を作り、事業創造のインキュベーション施設として価値を発揮させて行くのが私たちの役割かなと思っています。
SAAIの会員であればいつでも、私を含めいろんな事業に携わっている01Boosterのメンバーに相談できますから、どんどん話しかけてもらいたいです。

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⑤面白いことが起きるサイクルを作る

ゆくゆくはSAAIの中で会員さん同士が自発的に繋がって、小さなコミュニティがボコボコできていくのが理想的だなと思っています。有機的な繋がりで掛け算が生まれ、面白いことが起きる。とはいえ、もちろん場だけを作ってもそういう風にはならないので、私たちが積極的に仕掛けていく必要があります。心に火をつける役割ですね。
私の任務は「共感・共鳴・共創が循環する場づくり」をすることだと思っています。「循環」が大事。SAAIでのイベントは、広く浅い異業種交流会、名刺交換だけで終わるようなものにはしたくなくて、「この人に出会えてよかったな」とか「今日のこの時間すごく有意義だったな」、「次は自分が貢献したいな」と思えるような時間を作ろうと心がけています。

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⑥コミュニティマネージャーの目指すべき姿は火付け役

最近、コワーキングスペースやシェアオフィスが増えていますが、コミュニティの形成に課題を感じている施設が多いと聞きます。
01Boosterのコミュニティチームは5名体制でSAAIの運営をしているのですが、私はメンバーに対して「戦略的コミュニティマネージャーを目指そう」とよく言っています。コミュニティマネージャーが「なんとなく人当たりの良い人」で終わってはもったいないと思っています。人当たりの良さだけではなく、ここで出会う方々の課題をきちんと吸い上げて解決できる存在、業界・サービス・製品を理解した上で動ける存在でありたい。もっと積極的に、誰と誰を繋げたら面白いことが起こせるかという人的ネットワークの編集力も求められますね。お節介なくらいでちょうどいい。
新しいことを始める人の「心に火を付ける」 「背中を押す」、SAAIのコミュニティマネージャーはそういう火付け役を目指して活動しています。

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▲01Boosterコミュニティチームメンバー

⑦メッセージ

やりたいことがあるのであれば、やらない理由はありません。一歩踏み出してみるのには勇気がいるかもしれませんが、踏み出してみれば実はあんまり怖くないんだよ、というのが一歩踏み出すか迷っている方に私が伝えたいことですね。
最初の一歩。ここを乗り越えられるかどうかは、今居る環境の影響をかなり受けます。SAAIという環境は、そういう意味では、起業したいとか新規事業を始めたいという熱い想いを持った人たちが集まっているので自分が変われる場所としてはすごく良い所です。SAAIがなければ出逢えない人とたくさん出会い、彼らから受ける刺激によって自分の幅を広げ、『変態』し、羽ばたいてほしいと思います。


◆ SAAI HP
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