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コミュニティマネージャー 渡邊 明日香

今回の「SAAI note」では、コミュニティマネージャーの渡邊明日香さんにお話を伺いました。

プロフィール

渡邊明日香(わたなべ あすか)
同志社大学卒業後、新卒で紙媒体中心の広告代理店へ入社。インサイドセールスを経験し、営業として新聞掲載・同封同梱を扱い新規開拓、既存企業の広告運用を担当。
2020年7月より01Boosterに参画。01Boosterではスタートアップエコシステムデザイン部|コミュニティチームで、有楽町SAAIを運営し、活発に盛り上げるコミュニティマネージャーとして活動。


ーーSAAIのコミュマネになったきっかけ
きっかけは、SAAIでの受付アルバイトでした。
広告代理店時代の同期がSAAIの会員で、私が転職活動中にちょうど受付のアルバイトを探していると教えてくれました。当時は別の会社から内定もらっていましたが、悩んでいたんです。なので気分転換も兼ねて、SAAIの受付をやってみようと。
受付を通じて、SAAIの会員さんと沢山話す機会がありました。その中で驚いたのが、本当に多様なバックグラウンドを持つ人たちが集まっていたことです。秋田県から来たお米マイスターや謎解きクリエイター、大企業の方、地方創生に携わる仲間、税理士、デザイナーなどなど。
みなさんと話していると、自分のやりたいことに全力で挑戦する姿勢がとても刺激的でしたね。
話を聞くだけで、自分もなにか新しいことに挑戦したくなるような、ワクワク感があったんです。
その後人事の方に相談して、面接をうけさせてもらい、コミュニティマネージャーとして採用していただけました。


ーー 業務内容

SAAIの魅力のひとつは、多様な人々と交流し、自身にはないアイデアに触発されることです。コミュニティマネージャーとしての仕事は、会員同士をお繋ぎするだけでなく、イベントの開催や01Booster社員とのつながりを通じ、アイデアの壁打ちの機会提供など、様々なものがあります。VCさんに事業相談できるイベントの開催や、ビジネスプランコンテストを運営したり、カジュアルなものからビジネスよりのものまで幅広いサポートも行っています。
そんな中で私が特に重視しているのは、「余白」の時間を共有することです。
アイデアに行き詰まった時やビジネス以外のプライベートな話など、雑談を通じて気軽に相談してもらうこともあります。
コミュニティマネージャーとしての視点からではなく、一個人としての魅力が「余白」の時間に現れます。近すぎず遠すぎない、適度な距離感の私たちだからこそ話しやすいことがあるのかなと感じています。会員同士が趣味でつながり、その後一緒に仕事をするケースもあります。会員同士の魅力と夢が交わり、より大きなものが生まれる瞬間に一番のやりがいを感じています。

ーーあなたにとってSAAIはどんな場所ですか
SAAIは、新しいアイデアをゼロから生み出そうとするエネルギーに溢れた場所です。
自分にとっては当たり前に感じる環境かもしれませんが、身近な商品やサービスをゼロから考え、その裏側で苦労して挑戦し続けている人たちがこんなにも近くにいることに驚きました。
会員さんからは、常に向上心を持ち、現状に満足することなく一歩ずつ前進する熱意が伝わってきます。熱量の高い人たちが集まることで、場の熱気がさらに高まります。
そんな環境にいると不思議と自分も「頑張ろう」と思え、興味あることに挑戦したくなります。「SAAIで出会った人がきっかけで新しいビジネスのチャンスをつかめた」「先輩起業家や同じ悩みを抱える仲間に出会って、もっと自分も頑張ろうと思えた」と話を聞いた時は何より嬉しい瞬間です。
SAAIでは毎日新しい出会いや、苦労や成功、資金調達の達成など、さまざまな変化が日々起こっています。運営だけでなく会員一人ひとりが主役となり、SAAIのコミュニティを創り出していると感じます。

ーーSAAIを通じてご自身が変化したこと、成長につながったと感じたことがありましたら教えてください
私自身の価値観、振る舞いが大きく変化しました。
何をやるにも、慎重に行動するタイプで失敗を恐れて、動き出すことがおそかったのですが、一緒に働くメンバーや会員さんに囲まれていると失敗が怖くなくなりました。むしろ失敗を繰り返せば、すぐに成功に近づけることに気づきました。
そこからは何にでも挑戦する姿勢でいたら、ある日社員の方からコミュニティを絡ませたイベントの相談を受けたんです。VCの方同士のコミュニティをSAAIで作るというアイデアのもと、月に1度VCの方々にご協力いただき、会員さんの事業相談に乗っていただくというイベントを企画しました。最初は手探りで準備しながら、どうしたら円滑に運営できるか試行錯誤しながら取り組んでいました。人が集まらないこともありましたし、失敗したことも沢山ありました。その度にあらゆるツールを模索したり、社内外に呼びかけを続け、当日の運営に走り回る日々でした笑
今では、月に1回の大人気イベントになり、沢山の人が参加してくれるようになりました。社内外でも評判になり、今では関わる皆さんの力になれる意味あるイベントにできて大変嬉しいです。個人的にはこれが成長につながる一歩でした。トライアンドエラーを繰り返し、最適解を自分の力だけでなく、色んな人の力を借りながら見つけて挑戦する成功体験ができたと思います。普段から会員さんは、挑戦の日々を送っていると思うと尊敬しかありませんね。

月1回開催されているVCDayの様子

ーーSAAIで今後やってみたいことはありますか
私自身も何かもっと”爆発的な変化”が欲しいと思っています。
現状、まだまだ自分の心理的安全地帯を超えた領域に挑戦できていないと思います。
私も会員さんから刺激を受けるだけでなく、刺激を与えられる存在になりたいですね。
個人的なことも踏まえて、今後SAAIでは会員さんはもちろん、起業家やスタートアップ、大手企業、地方行政などあらゆる事業創造のエコシステムに関わる人たちを巻き込んだイベントや取り組みに挑戦しながら、SAAIを起点とした大規模なエコシステムの循環を創り出したいです。