本当にやってよかったICL体験記

2021年10月に品川近視クリニックでICL手術を受けたので、体験記をここに記します。


そもそもなぜICLを受けようと思ったか

ざっくりと以下のような理由です。とにかく、煩わしさから開放されたいという思いで決めました。

・視力は0.05(コンタクトは-4.25)で目が悪い
・レーシックは不可逆(角膜を削る)で視力の戻りがあるが、ICLは取り出せば元どおりで、視力の戻りもない
・コンタクトの調達、管理が面倒
・メガネを持ち歩くのが面倒
・かなり調べたが、ICL手術による失明はない(傷口から菌が入るなどにより合併症を引き起こす可能性は僅かだがある)

コスト面

このままコンタクトを買い続けた場合、

ワンデー30日分:約2,500円

自分のペースだとだいたい2ヶ月に1箱のペースで消費しているので、

0.25 × 6 = 1.5万 / 年

ICLにかかる費用を50万と仮定した場合、

50 ÷ 1.5 ≒ 33(年)

33年後まで生きていればトントンという計算。
コンタクト・メガネのストレスから解放される価値を加味すれば、さらにメリットが大きくなると考えました。

手術の流れはこちらのブログを参考にしました。

病院の選定

考える要素は以下があると思います。

・コスト
・手術件数&実績
・アクセス (翌日・1週間後・1ヶ月後と通う必要があるため)

コストについてはいくつかの記事を確認(こちらの記事がわかりやすい)
相場は45万~140万円とかなり開きがあることが判明。
先述の要素を総合し、「品川近視クリニック(東京院)」に決定。

いざ予約

公式サイトのICLのページ記載のフリーダイヤルにコール。ICLの手術を受けたい旨を伝える。
以下内容の説明を受け、10/3に1日検査で予約。

・検査は2回あるが、同日に行うことも可能で、その場合は5時間程度かかるので1日あけて欲しい
・検査でICL可能と診断された場合、その場でコンタクト代として前金19万円を支払って発注することになる。カードの場合は一括のみ。
・コンタクトが届き次第電話をもらえるので、そこで手術日を決定
(翌日・1週間後・1ヶ月後の検査が必要なので、そこまで鑑みて手術日を決める必要がある)

初診へ(10/3)

視力検査(間をあけて2回)・眼圧検査・眼の撮影etc・・・ありとあらゆる検査を受けた。

手術当日に使用する瞳孔を開く目薬が効くかどうかのチェック。

点眼後、待合室で待機。スマホをいじっていたが、徐々に手元が見えにくくなってきた。(老眼ってこんな感じなのか・・・)

名前を呼ばれ、瞳孔が開いているかチェックされる
(よく刑事ドラマで見る、死体の目に光を当ててチェックするアレ)

検査が終了し、問題なくICLを適用できると伝えられ、スタッフから注意事項を説明される。

・コンタクトは到着まで2~4ヶ月ほどかかる(ICLコンタクトは世界でたった1社、スター・サージカル社の独占製造らしい!)
・翌日、1週間後、1ヶ月後の検診も含めて考慮して手術日を決めること
・洗顔洗髪は翌日検査でOKがでてから3日目から(美容室で洗ってもらうのはOK)
・手術日が決まったら、今日渡す点眼を、3日前からコンタクト不可&1日5回点眼を忘れずに
・手術後1週間は保護サングラス着用

(この辺りはいろいろなwebサイトで詳しく掲載されており、クリニックによってやや違いがあるようので気になる方はチェックしてみてください)

ICLをする意思は変わらなかったので、その場で前金19万円を一括支払い。
(MacBookを買った時のように身が引き締まる思い・・・)
医療費控除があるので、領収書は絶対になくせない。

10時から始まり、14時までトータル4時間かかったことになる。
MAXでも20分待ったかどうかくらいで、全体的にスムーズに案内されたように感じた。

プランについて

2種類のプランがあり、手術日までに選択が必要とのこと。※金額はすべてコンタクト代込の総額

①上位プラン 

・80万
・最先端の機械を使い、メス幅1mmで済むためリスクがより少ない
・経験の多いドクターを指名可能

②通常プラン

・56万
・従来の人の手によるメスで、3mm程度の挿入口をあける
・ドクター指名不可

最初は、「大事な目だし、いくら課金してでもよりリスクの少ない方法で、、、」と思いましたが、熟考の末②のプランを選択しました。

僅か2mmとドクター指名のために+30万は、、、
という思いと、そもそも他の院では②の方法しかない場合が多く、それでも今まで問題が起きた事例がないので、きっと大丈夫だろうと判断しました。

突然の電話(10/19)

突然携帯が鳴る。
「コンタクト届いたので、手術日を決めてください」
乱視ありの場合は2~3ヶ月先になる場合が多いと聞いていたので完全に油断していた。
「土日の場合は12月まで埋まっている」とのことなので、有給消化期間中の今しかないと思い、翌週26日で手術を予約。同時に翌日・1週間後検診も予約。
週末は家族旅行の予定だが、こうなったら温泉は我慢だ。

3日前から点眼(10/23~)

初診時に渡されていた目薬を起床時・朝・昼・夜・就寝前に忘れずに点眼。Googleカレンダーに予定を入れてリマインド。

当日朝(10/26)

予約は15:30。1.5h前~絶食と言われているので、逆算して昼食をとる。
翌日まで風呂に入れなくなるので念入りに全身を洗う。
手術室は寒いと書いてあるので、ヒートテックを着て、簡単に着脱できる上着を一枚持参。

いざクリニックへ

 最初は状態チェックから。
目の写真撮影は眩しい光に耐えて目を開け続けなければならない。光に負けてしまい、何回か撮り直しに。

瞳孔を開く目薬を10分おきに1回 × 3セット

途中で会計カウンターに呼ばれ、残金の支払いを行う。
dエンジョイパスのクーポン(※1)適用で-2万円の35万円。
賃貸契約並みの大金に身が引締まる。

点眼効果で手元が見えなくなり、十分に薬が効いてきたと思われる頃に、手術待機室のような場所に移動させられる。

麻酔の目薬を2回。目が膨らんでいく感覚。
薬が効いてきたようで、痺れて目が開かない。

 しばらくすると名前を呼ばれ、執刀医の事前チェックを受ける。
「麻酔が効いていて痛くないはずですが、もし痛かったら追加投入できるのでいつでも言ってくださいね。あと、目は自分の意思で動かせるので、常に3つのライトの中心を見続けるように協力してくださいね。」
(え、動かしちゃったらやばいってことだよね、、、目も固定されるものだと思ってたわ、、、)

いよいよ手術室へ

 さらにしばらく待った後、名前を呼ばれて手術室に入室。

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