『ナイツ・テイル』

『ナイツ・テイル』/帝国劇場

▶テーベとかアテネとかそういう国名が出てきたから洋風なのかと思いきや、和太鼓だったり和楽器のような音が聞こえてきて、和風も感じた。
歌は女性のハーモニーの部分がとってもきれいな音だった。

▶セリフが難しい言葉だった。回りくどい言い方や昔っぽい言い回しなど、小説の原作がシェイクスピアであると知って、あのセリフの言葉遣いも理解できたし、ちょっとわかりにくい部分なども納得した。
パラモンとアーサイトの掛け合いはとても面白くて、台本にないアドリブなのかな？でも台本にありそうな。でもなさそうな。絶妙なところがあって、笑った。顔が良いとか、歌が上手いとか、身長とか、この二人だからの言葉がとっても面白かった。オリジナル観がある。

▶セリフが小説の原作のような回りくどい言い方であることとか、お話の進み方とか、表現の仕方が小説からそのまま出てきたような感じ。「ナイツ・テイル」＝「騎士の物語」であるように、「物語」に重きを置いてるような、そんな感じ。

▶光一さんと井上さんという主演お二人がおしゃべり上手で大好きなお二人だから、カテコのおしゃべりをずっと聞いていたくなった

アーサイト @堂本光一　さん
最初のほうで剣を掲げながらアーサイトが「一滴の血もながすなぁ！」的なことを言うんだけど、コ、コウイチ！！！ってなった。
光一さんの殺陣さばきが本当に素敵だった。もちろんSHOCKとは見せ方が違うけれど、SHOCKのジャパネスクはすごいんだなって改めて思った。

牢番の娘/フラビーナ @上白石萌音　さん
ドラマで見てるのまんまだった。本当に小っちゃくて子どもみたい。可愛らしいシルエット。井上さんと並ぶとそれが際立ってて可愛かった！

エミーリア @音月桂　さん
遠いお席だったのだけれど、とっても美しいシルエットだった。最後のシーンで光一さんが向かい合わせで抱き上げてそのままグルグル回すんだけど、その時脚を伸ばしてドレスをひら～っとなびかせる感じとか、すごくきれいだった。
フラビーナと再会してからの彼女が、子どもに戻ったみたいな感じがした。喋り方とか。