どうやらHSPのようです
以前、会社のある人たちの怒鳴り声と、上司の目つき、その他諸々の要因で体と心を壊してしまいました。うつ病になる手前でした。
「出社しないと」と頭では考えていたものの、いざ行こうとすると怖くなってしまう。結局そのまま休みがちになり、その後出社することなく退職しました。
前までは「ただの気にしい」だとばかり思ってたんですが、
「HSP(Highly Sensitive Person)=ひといちばい繊細な人」
というのを知って、自分はHSPだと分かったんです。
HSPには4つの特性の頭文字を取った「DOES」というのがあって、1つでも当てはまらないとHSPではないと定義しているんだとか。
私は全部当てはまりました。
その「DOES」と共に、私が特に感じることを挙げてみます。
■Depth of processing: 思考の複雑さ、処理の深さ
"調べものをすると深いところまで調べてしまって、よく知ってるねと言われる"
気になったことはすぐ調べてしまう癖があります。
「よくそんなことまで知ってるね」と何回言われたんだろうっていうくらい。
自分にとっては普通なことなのに、「調べすぎ?」と考えてしまいます。
"人の嘲笑った顔、本心でない時の顔をすぐに見抜くことができる"
これこそ、何よりも人一倍敏感。
前の会社の部長が、声は笑っているものの目の奥で何か考えている人でとても苦手でした。
「目が笑っていない人」は何も信じられないし、仕事もしづらいと感じてしまうし、友達にすらなりたくないと思うくらいです。
■Overstimulation: 刺激に敏感で疲れやすい
"相手が発した些細な言葉をいつまでも気にしすぎてしまう"
相手は軽い気持ちで言って全く気にしていないのに、
「あの人は私にあんなことを言った」といつまでも頭の中で考えてしまっては、何も手に付かない、何もやる気が起きないまでになってしまうことがよくあります。
「あんなことを言われたからもう会いたくもない」、そう思ってしまうことも時々あります。
"イベントや騒音が苦手"
社内イベントのフリーな時間で、皆がそれぞれでわーっと話し出すときがどうも苦手で、上手く馴染めたことがありません。
22歳の頃にいた会社で「その歳で何でうちにいるの?」と全否定されたような言葉をかけられ、苦しんだこともあります。
あとは、電車内で大声で話している人がいると「周りは静かなのに気にしてないのかな?」と考えてしまい、つい気になって何度も見てしまいます。
■Emotional reactivity and high Empathy: 他人の気持ちに振り回されやすい
"他人への怒鳴り声を自分のことのように感じてしまう"
怒られているのは当然、私ではありません。私が関与している訳でもありません。だけど、怒鳴り声だけが音量MAXで聞こえてしまいます。
業務に集中したいのに、その声だけが聞こえて集中できない。怒られている側の気分になって、とても疲れてしまいます。
自分は関係ないのに「何でこんなことで怒ってるの」と内心イライラしてしまうことも多々あります。。
"ドラマや映画ですぐに泣いてしまう"
感情移入しやすい為、感動するドラマや映画はもちろん、数分の動画でさえすぐに泣いてしまいます。
■Sensitivity to subtleties: 五感の鋭さ
"匂いに敏感ですぐに頭痛になる"
たばこ、強い柔軟剤、加齢臭、太っている人の酸っぱい汗の臭い。。
すべて苦手で、少しでも臭いがするとその場所からつい離れようとしてしまいます。街中を歩いているときも、少しでも異臭がするとすぐに「くさっ」と言ってしまいます。
もっと深く掘り下げれば、他にも色々あるかもしれませんが、私が普段過ごしている中で特にあることはこんな感じです。
HSPは決して病気ではないし生まれ持った繊細な気質だから、プラスな面ももちろん多くあるので、「HSPじゃなくてよかった」なんてことは思っていません。
人よりも感受性・想像力が豊かなことで、人間関係が上手くいっていないのは自分の事実ではありますが、HSPとどう上手く向き合っていくか、どんな生き方をすれば、どういう人と付き合っていけばいいのかを今後知っていきたいなと考えています。
これからも悩みを発信していきたいと思うし、HSPで悩みを持っている多くの方と繋がれたらいいなとも思っています。
共感してくださる方がいると嬉しいです…*
sana
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