ほくろの数は秘密の数

私はほくろが、出来やすい。

顔、身体どちらも人と比べてほくろの数が多い。

幼い頃は気にも留めていなかったが

学生になると周りが見えてきて

他人と自分を比べてしまう。

それは容姿であれ、セクシャリティーであれ

コンプレックスとなって押し寄せてくる。

そして、そのコンプレックスが自分の魅力であり、

個性なのだと気がつくのは少し先だ。

中には治すことを試みる人や受け入れる人。

完全に否定する人など様々だ。

でも、不思議だ。

学生時代には大嫌いだった顔も

少しずつ好きになっている。

魅力的だと感じるようになっている。

黒子の数が増えるたび、

魅力的になっていると感じる。

自分は知らない場所に

知らない間にほくろができていたりする。

ほくろは秘密なのだ。

だから、私はほくろの数は秘密の数と呼んでいる。

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