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合同会社andstepを卒業します。

ちょうど1年前に友人と設立した合同会社andstepを卒業します。

卒業に至った経緯と、今後の活動についてお話させていただきます。
お恥ずかしい話ばかりですが、新たな一歩を歩むために、noteを書かせていただきます。

うまく行かないなりに走り切った1年目

昨年3月に大学を卒業して、滋賀県長浜市に移住してきました。

移住を決めたきっかけは、ある社長さんに長浜の魅力をたくさん教えていただいて、実際に見て体験して、長浜に惚れたからです。

自然が豊かで、山があって湖があって川があって。

それでいて人情味があって温かい。

ここならこれからの未来を背負っていく子供たちが、少しでも明るく生きる選択肢を増やすきっかけを作れるだろうと思い、移住を決めました。

長浜に移住してきてからは生きることに必死でした。

明日のお金がない。

両親にたくさんのお金を借りて、事業を進めました。
バイトをして、動画編集をしてお金を稼いで。

やっとの思いで立ち上げた1つ目の教室はありえないくらいの不発

3,000枚配ったチラシの集客力は無料の説明会ですら0名。

でも、そんなことでへこたれていては移住してまで、お金を借りてまで挑戦している意味がない。何クソ負けるか!で保護者様へヒアリングし、リベンジ戦として設立したのが「ステップラボ」という体験教室でした。

ステップラボの立ち上げはあちらこちらから反対意見があって、会社のメンバーからもGoサインをもらえなかったんです。

収益性がない。
事業として成り立っていない。
他の団体との差別化は?

それでも、andstepにとって重要な事業だから、それがきっと長浜市の教育資源になってくれるからと半ば強引に始めたのがステップラボです。

始めてみると初月から7名ものお子さんがお金を払って、事業に参加してくれました。

夏休み終わりから始めた会員登録。
今では15名の小学生が登録してくれています。

今年の夏休みは8月だけで100枠を超える応募を頂戴し、私1人では場を回すことができずに、三重県から学校の先生をしている友達が手伝いに来てくれるほどでした。

LINEの登録者は300名を突破。

これは我々だけの力ではなく、保護者さんが保護者さん同士でご紹介してくださったり、長浜市の方々がPRを手伝ってくださったり、相談に乗ってくださったり…

本当にたくさんの方に支えていただいて、ここまでやってきました。

この場を借りてお礼を言わせてください。
いつもありがとうございます。

設立メンバーとの方向性の違いが仕事へ影響することも

今回、私が卒業させていただくにあたった1番の理由は「一緒に設立したメンバーとの方向性の違い」です。

そもそもステップラボ立ち上げに、そこまで積極的ではなかったメンバー。

私の考えが甘く、「やっていくうちに、しっかり成果を出してお子さんたちが集まってくれば前向きになってくれるだろう」と強引にプロジェクトを進めてしまいました。

その結果、andstepとして目指す道を見失ってしまいました

友人と2人で始めたandstep。
面白い教育をしよう」とミッションを掲げ挑んだ1期目。

2人で進める会議は全く話し合いにならず、スタバで大げんか。

お互いぶつかり合い、傷つけ合いました。

その喧嘩が「面白い教育をする」ための喧嘩なら健康的だと思います。
でも、そうじゃなかった。

お互いがお互い、他責にしあい「お金がないのは…」「来月の支払いどうするんだ…」「この前のお金はどこにいったんだ…」

最後は「お金がない」ことに行きつき、胃がキリキリする日々でした。

一緒に住んでいたシェアハウスは居心地がスコブル悪く、お互い顔を合わせるたびにため息をつく日々でした。

極め付けは「もう君とは一緒にやっていけない」と一言。

そうか、そこまで追い込んでしまっていたのか。

夢を語り仲間になってくれ、代表として走ってくれた彼をここまで傷つけてしまった自分が本当に許せなくて。

模索した2週間でもダメだった。

シェアハウスを出て2週間ほど家のない日を経験。
マクドナルドや友達の家、豊公園で一夜を明かしました。

毎晩お酒を飲んで気を失うように寝る日々。

前を向いて生きるなんて、この頃の私には到底無理でした。

家のない中で迎えた誕生日は24年間生きてきた中で、考えられないくらい惨めで悔しくて。

何かを勘づいた母からは「来年は素敵なお誕生日になりますように」なんてLINEをもらって。母親にそんなこと言わせるなよって自分が情けなくて。

それでも、それでも、たくさんの応援してくれている方々いて、その期待に応えたくて。

子供たちはステップラボを居場所と思ってくれていて。
そんな居場所を壊したくなくて。

どうにかこのままandstepで出来ないかと模索しました。

それでも彼の思いを変えることはできませんでした。
そして私自身も、彼とandstepを続けていく未来を見失ってしまいました。

これからは別々の道で挑戦を続けます。

私も彼も長浜での挑戦も、教育事業も諦めていません。

彼は彼自身の言葉で語ると思いますので、ここでは触れません。

私はステップラボを続けます。
andstepとの契約上、ステップラボの名前が使えなくなるので、新しく「ちゃれんじラボ」という名前に改名して進めていきます。

ちゃれんじラボでは、たくさんのチャレンジをし成功も失敗も体験することで、自分に自信を持って前向きに生きる選択肢を増やすきっかけを作ります。

11月から始めたプロジェクト型の講座を引き継ぎ、これまで以上にわくわくするチャレンジの機会を作ります。

また、チャレンジをするのは子供だけじゃない!
大人もたくさんのチャレンジを日々している。

そんなチャレンジをクリエイティブの力でもっと面白くしたい。

そんな想いからデザインなどのクリエティブ事業にも力を入れていきます。

みんなが幸せにチャレンジできるまちを目指して、新たな法人格としてチャレンジを続けます。

新しい法人の名前はcrevus design(クレバスデザイン)
株式会社で登記できるように準備を進めております。

株式会社にしようと考えている理由はまた後日…

中井と澤は仲が悪いのか問題

仲が悪くなった訳ではありません。

これからもお互いのリソースを出し合って協業できることはないかと、協議をしております。

まだまだ未熟者で、これからも至らない点はたくさんあると思いますが、未熟ながらに全力で走りたいと思います。

今後ともandstepを、crevus designをよろしくお願いいたします。


澤 紗奈

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