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日本帰国への準備-その3

日本帰国への準備、1と2の後には具体的な手続きを行います。

手続きを行った順に記しておこうと思う。

⚫︎所得税申告
台湾で働いているのでもちろん税金申告は必要である。
申告のために必要なものは扣繳憑單(日本の源泉徴収票のようなもの)と居留証、帰国の飛行機チケット。
扣繳憑單は会社が外部会社に委託している会計事務所に依頼するのだが、作成には給与明細が必要である。
通常であれば、前会社は、毎月月初に給与明細を作成しているのだが、退職日は月中、そしてすでに帰国日を決めていたため、上司に相談したところ、退職日までに給与明細を作成し、すぐに会計士は扣繳憑單を作成してくれることとなった。

退職日に無事に扣繳憑單を受け取り、居住地管轄の国税局にて申告。
ちなみに約7ヶ月働いた私の給与額で支払うべき所得税は4,000元強。
コンビニで支払いした後、明細の写真を担当の方にメールで送ると私の資料と一緒に保存しておきますとの返答ありで、終了。

ちなみに、台湾では確か月収30,000元以下であれば、所得税申告する必要がなく、私の周りでも所得税を支払ったことがないという人もちらほら。
小さな声になるが、外国人から税金をガッツリ取り、永久居留証のない外国人には一才の還元なし。これは私が帰国を決めた理由の一つである。

⚫︎両替
これから日本で生活するので、台湾元を持っていても仕方がないため、日本円に両替し、現金で持って帰ることにした。
海外送金という手もあるのだが、マネーロンダリング防止のため、近年、マイナンバーが紐づいていない日本の銀行口座は海外送金の受け入れができなくなった、そして私の日本口座もマイナンバーが紐づいていない。

以前、ある銀行で両替をお願いするとやたら時間がかかったため、朝早い時間に大きな支店に行く。このような処理は慣れているのだろうか30分で終わった。
ちなみに処理をしてくれたのは若い男性スタッフで茶髪でアイメイクをしていて、とてもよく似合っていた。
最後に「最後にあなた、韓国のアイドルみたいだね」と伝えると、はにかみながら、そんなことないよと答えてくれた。

以前、別の銀行で手続きをしてくれた男性スタッフがピアスをしていたので、「台湾では男性スタッフがピアスしててもいいの?多分日本ではダメなんだよ」と話しかけると「台湾でもダメだよ笑」と教えてくれた。

幸いなことに、現在(2023年7月)レートが1元:4.5円ほどで両替することができた。

⚫︎移民局
労働許可に基づく居留資格を持っていたが、今後台湾で働くことはないと思う。
ちなみに台湾では労働許可を出してくれている会社を退職した場合、6か月の仕事探しビザ(正式名称不明)を申請することができる。
この間、自国に帰国ぜすに台湾に滞在し転職活動、労働許可申請できる。が、上記にも記載しているが、私は今後台湾で働く予定はなく、その場合、居留証は返納する必要があるよう。 
その日、台北の移民局に行くと午後だったからか、外国人申請受付は100人超え待ち。
諦めて次の日に行くことにする。

次の日、午前9時半頃に移民局に到着するとすでに36人待ち。
待っている間、特にすることがないので、移民局の向かいにある朝ごはん屋さんでサンドイッチとコーヒーをいただきながら時間を潰し、合計1時間半くらい待った後、いよいよ私の順番が回って来た。
カウンターのスタッフに書類を提出すると、居留証返納は居住地の移民局で手続きする必要があるらしく、しかも新北市の移民局は事前に予約する必要があるらしい。

事前に確認しなかった私も悪いが(実は前日、台北移民局の服務台で確認したのだか、、)私の時間を返してくれーーーと心の中で叫びつつ、電話番号を聞いて電話をする。

新北市移民局の電話に出た方に、こういう理由で日本に帰国するのですが、何か手続きする必要はありますかと尋ねると、別の担当者に変わる。
そこで同じ質問をするも、先ほどの女性もだが台湾あるあるで、人の話を聞かずに一方的に話しだす。(←これ本当に苦手)
なので、まずは私が喋らせてとお願いし、今から新北市移民局に向かうことを伝える。

新北市の移民局は交通の便が悪く、なるべく早く手続きを済ませたいのでタクシーで向かう。

到達した後、先ほど連絡した方に状況を話すと、まずは会社が労働部に該当者(私)と雇用契約を終了したという申請を済ませる必要があり、そこで移民局は該当者の資料を確認することができる。
今回は特別に労働部へ申請が終わっていないが、手続きしてくれた。

移民局の担当者から、本当に居留証を返納していいのかと何度も確認されたけど、仕事探しビザに切り替えたところで数日後に帰国する私は更新した居留証を受け取る術がない。
ということで無事に返納し、今後台湾に入国する場合、ノービザ=観光客として入国することになる。

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