クイズ!このAIイラストの元ネタのネットミーム画像、な~んだ?【ControlNet】
この記事はAI COLLECTION アドベントカレンダーの7日目の記事です。
はじめましての方ははじめまして、さいぴ(@_S41P)です。趣味で元素法典を日本語訳したり、ChatGPTのAPIを繋いだLINE botを世に送り出したりしています。
さて、世間はGPT-4やPaLMの話題でもちきりですね!! マジですごい!!
でも今回の記事はそれとは一ミリも関係ないです。えぇ…。
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突然ですが、みなさんはこの画像に見覚えがありませんか?
……そう。あの有名なベッドの上で二人の女性がジャンプしているあの写真と同じ構図ですね。
これにはStableDiffusion WebUIに実装された新機能「ControlNet」のうち「openpose」という技術が用いられています。
今回はそんな最新の技術を無駄遣い駆使して、「このAIイラストの元になったネットミーム画像はな~んだ?」というクイズを皆様に仕掛けてみるという寸法です。
なお、今回は以下のような制約を設けます。
OpenPose EditorとはFkunn1326さんが作成したWebUIの拡張機能で、以下の画像のようにWebUI上で直接カラフルな棒人間を操作してポーズを作れます。本当に素晴らしいExtensionです。使お!!
【第1問】このAIイラストの元ネタな~んだ?
以下の画像は「7th_anime_v3_C」を使用して生成しています。
デデン! この画像、何を下敷きにしたAIイラストでしょう!
Windows XPのような花畑の中に少女が凛と立っています。
う~ん、これだけだと難しいですね。
ではControlNetに読み込ませた画像を見てみましょう。
むしろこの状態のほうがわかりやすい気がする。
この初期状態の3Dモデルのような棒立ち、そして中央やや右寄りのポジショニングは……?
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正解発表
正解はぼっさんでした。
こんな感じでどんどん行きます。
【第2問】このAIイラストの元ネタな~んだ?
ウワー!
ちょっとすごいことになってしまった……。
本当は4人出したかったのですが、AIは極端なので1人か100人しか出せないのです。いや、単純に私の技量不足です。みなみけ4882214巻の表紙ではありません。
もう一枚試してみます。
組体操をテーマとした斬新なきらら系?
例によって読み込ませた画像を見てみましょう
この時点でごちゃごちゃして混沌としています。
が、お気づきの方もいるのではないでしょうか。
4人が密集して腕を曲げていますよね。
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正解発表
正解は「チャリで来た」でした。
そう。現状、ControlNetでも複数人(特に3人以上)が重なり合っているイラストの出力は難易度が高いのです。(ちょっと技術記事っぽくなってきた)
複数人を描き分けたい場合はLatent Couple拡張機能の使用がおすすめです。合成ナシでチャリで来たの再現に成功した方はご連絡ください……。
【第3問】このAIイラストの元ネタな~んだ?
お次は生成モデルを変更してみます。 (Counterfeit-V2.5)
街の中で少女がこちらに親指を上げています。手が変なのはご愛嬌。
この自信ありげな決め顔。しかしどこか寂しげでもあります。
まるで結婚報道にショックを受けたファンのよう……。
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正解発表
正解は「幸せならOKです」でした。
【第4問】このAIイラストの元ネタな~んだ?
続いてはこちら。
少女がこちらをドヤ顔で見ています。
理科室みたいな部屋ですが、特に答えとは関係ありません。
どちらかというと社会科です。
両腕は……、そう、ガッツポーズをしていますね。
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正解発表
正解は「コロンビア」でした。
【最終問題】このAIイラストの元ネタな~んだ?
続いて最終問題です。最後は少し趣向を変えてアスキーアートから出題。
少女が片手を突き出しています。(またしても手がグロテスクなのはご愛嬌)
後ろには麻雀牌のようなものが壁に張り付いています。咲もびっくり。
麻雀、アスキーアート……もうアレしかありませんね。
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正解発表
ちなみにこれは四暗刻単騎待ちですよね。
いかがでしたか?
あなたは何問正答できましたか? 全問分かったあなたは立派なインターネットユーザーです。
ControlNetはAIでの画像生成を文字通り意のままに操ることができる素晴らしい技術です。他にもcannyやdepthなど様々な手法によって出力画像をコントロールできるので、みなさんも是非試してみてくださいね。
そして! 2023年4月8日(土)に川崎市産業振興会館 4F 展示場で開催されるAIイラスト専門の展示即売会「AI COLLECTION」。
実はこの記事も「AI COLLECTION」の開催に向けたアドベントカレンダーに参加している記事なのでした。本当にこんな記事で良かったのか?
なんと入場料無料でAIイラスト歴戦の猛者たちのグッズ販売や作品展示が楽しめるそうです。ぜひ遊びに来てください。
では、良きAIライフを! さようなら~!
・・・
・・・
・・・
人人人人人人
> ウワーッ! <
^Y^Y^Y^Y^
急に背後から「サバ」みたいな「トラ」がやってきた~!!
・・・・・・・・・・・・・・
待てよ。
「サバ」みたいな・・・・・・・・・
「トラ」・・・・?
「サラトバ」・・・!?
そうそう。サラトバといえば、ちちぷいさんで現在開催中のAIファンタジー企画「サラトバ 4ヵ国対抗戦」をご存知でしょうか。AI生成画像によって世界観が組み上げられていったりコミュニケーションが生まれる様子はまさにマルチヴァース的と言っても良いのではないでしょうか。AIによって加速する創作、コミュニティ。ぜひ一度覗いてみてみてくださいね。
おわり
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