オウム真理教と僕

 昨日、テレビ朝日系でオウム真理教に関する報道番組がありましたね。
 今年で26歳になる僕は、当時6歳です。オウム関連に番組があるとついつい観てしまうのは、僕の父親に由来するのです。
 当時、都営地下鉄の職員だった父は働きざかりの30代。地下鉄サリン事件のまさにその朝出勤途中で電車に乗っておりました。
 父は、サリンがばらまかれたその一本後の電車に乗っていたのです。親族から安否の確認の電話が朝から引っ切り無しになっていたことを今でもよく覚えているし、僕自身も不安なまま家にいました。

 さて、最近の話。ルームシェアをする下北沢のアパートに新興宗教の勧誘がやってきました。
 その方は「一緒に神を信じましょう」といいます。でも僕は「なんで自分の神様を他人に決められなきゃならないんだ」と思いました。

 こういった新興宗教と似ているなと思うのは”イスラム国”

 イスラム国に世界中の若者がのめり込んでいってしまうというのも、僕からすれば大変に理解し難いことです。さらに、イスラム国とムスリム(イスラム教徒)を混合して認識して、日本に数あるモスクに脅しの電話や嫌がらせする日本人。
 イスラム国とムスリムが全く違う考えを持ち、別の目的を持って行動していることも、少し調べればわかります。

先日、代々木上原にあるモスク”東京ジャーミィ”にいきました。そこでは、日本の学生とムスリムが熱心に話し合っていました。ムスリムの皆さんが犠牲になった邦人二人のために祈りを捧げていました。

少しだけ、あたたかい気持ちになりました。



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