ガンダムのデザインについて パート1 全体的な話

次回はシン○○シリーズって書いたけど映画カテゴリでの話ってことで。 

あくまでも個人的に見たデザインの感想って話なので、デザイナーさんが意図したものと異なる場合があります。ここは間違ってるってのがあればコメント等いただければ助かります。

最初に書くならやっぱりガンダムのこと書くのかなって思う人が多そうだけど、自分がガンダムにハマったのがSEEDからってことで 今回はストライクを主軸にして全体的な話をしたいかなと。 

作中設定と手に取ってみる・作る時の感想てきなものです。

ストライクを含む連合のガンダム(この記事においてG兵器はガンダムと記載します)にはPS(フェイズシフト)装甲があります。
簡単に説明すると、装甲に電流を流すと相転移し電力を消費して物理攻撃を無効、ビームや熱も軽減するといったものです。
電力の割合で防御性が変わるようで設定上、装甲色と関係しています。
これらは作中でいわゆる過去作のルナチタニウム、もっと言うならマジンガーZの超合金Zのように主役機がなぜ壊れにくいかの理由付けとともに、機体エネルギーを視覚化する狙いがあったと思います。

作中でエネルギーが切れた描写としても使われ、ストライクの性能を活かした場面としてストライカーパックの換装によるエネルギー補充など緊迫感の演出と従来のガンダムの無敵(といっても序盤だけですが)に見える要素を現代的に分かりやすく設定したと思います。
このPS装甲、派生として装甲を二重にし、表面に衝撃が加わると内面をフェイズシフト化しダメージを抑えつつ、常時展開しないことで消費電力を抑えたものや、電圧調整を変化させて防御性能、消費電力のバランスを取るものが存在しております。


さて、劇中でのスペックはおいておいてこのPS装甲がプラモデルやフィギュアに、どのような影響をもたらしたでしょうか?
答えとしてはバリエーションの増加という良い面と設定上これはできないなあというところの二個がすぐ上がると思います。

現在はシリーズが終了、ロボット魂に引き継がれたMIA(モビルスーツ・イン・アクション)でもディアクティブカラーとしてストライク 次回作のデスティニーからはインパルス・セイバーの2機セット カオス・アビス・ガイアの3機セットが販売されるなどそこそこ人気はあったと思います。

また、作中主人公のキラがフリーダムに乗り換えた後もストライク以外にストライクルージュも登場、設定でPS装甲を赤に調整してあることでプラモデルもバリエーションが販売されておりました。(筆者はストライカーパック目的で購入しました)

次に、もしかしたら良くなかったのかもと思うところですが、個人時にはPS装甲機体を飾る時にモビルスーツハンガーには置けないなあって思ってしまいます。 作中大半の機体がカタパルトから発進したのちにPS装甲を展開しており、色つきの状態でハンガーにいるシーンに余り覚えがありませんでした。

装甲面はこんなところで、機体本体に目を向けてみると ストライクという機体、なかなかにシンプルで本体の基本武器がビームライフル、シールド、頭部バルカン、ナイフ(アーマーシュナイダー)と少なく、初代ガンダムも基本は似たようなものですがビームサーベルを基本としておりません。
これはエールストライカーを装備することにより解決されますが、後々のストライクの後継機が本体の腰にサーベルをつけているのをみると 開発段階でストライク本体のみでの戦闘は余り想定していなかったのではないかなと思いました。 アニメで登場したストライカーパック(ストライクが装備する装備群の名前)3種 それぞれみても、サーベルを使う機会がありそうなのはエールストライカーのみ 他の装備では不用と思われても仕方ないでしょう。

この辺りがフィギュア・プラモデルにどのように影響したか、簡単にいうと換装遊びが捗りました。 初代ガンダムも最初に出たクローバーの超合金が分離 合体 追加武装と遊びを考えていたのをみると ストライカーパックの装備が遊びやすさ 楽しみに繋がっていたと思います。 SEED放送当時小学生だった筆者、発売されていたコレクションシリーズというプラモデルで友人と別々に買って併せて遊んでいました。

一方でのデメリットですが、当時の販売の仕方としては本体+装備での販売だったため、同じ本体が複数増えるのは子どもはともかく 親目線だと理解しにくいものだったと思います。
(次回作ではパックによって本体カラーが変わる工夫がなされていましたが、逆に別の本体には色が合わないようになってしまったのかも)

機体全体を振り返り
初代ガンダムから続く 赤白青のオーソドックスなトリコロール。逆にガンダムとは異なり曲面より直線的な造形がより工業・軍用機を感じています。

総合的に見て。
ストライクガンダム、初代ガンダムの良い面を受け継ぎかつ、現代にアレンジし設定を細かくしたものと個人的には考えております。 この機体がなかったらおそらく自分はガンダムにハマっていないと思うのでまず書きたかった機体です。

次回のデザインはガンダム00のエクシア系列機についてかなあ

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